PICのプログラム開発はパソコンのそれと異なり、載っている電子回路と非常に密接な関係があります。説明の必要は無いかもしれませんが、基板上のPICも含めて電子回路全般を称して〝ハードウエア〟といいます。そのPICにプログラム(ソフトウエア)が入れられて、基板が正しく動くようになると、単なるハードウエアの塊が意図した機能を持つ新しいモノに生まれ変わります。この関係を〝ファームウエア〟といいます。これが組込み制御です。この関係は非常に込み入っており、ハードウエアを制御するためのソフトウエア作りなのか、ソフトウエアが正しく動く環境を作るハードウエア作りなのか、どちらもお互いに関連し合い複雑に絡まってきます。この、両者一体となった開発を行うのがファームウエア開発です。パソコンのソフトウエア開発とは別の世界です。