過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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2008年6月1日(日)

本番はまだかな・・・

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 以前、作らさせていただいたホームページをMac対応にする修正工事ですが、まだ〝開始〟の連絡が来ず、ヤキモキしています。
 そこでこの空き時間を利用して、イロイロなCSSの文献を読みあさったり、ここデジタル降魔録を実験材料にいじくり回して、だいたいの雰囲気を掴んでいました。

 今回は、ホームページをMac、Windows両方で同じように映すためのCSS三ヶ条を自分なりに考えてみました。

 ① 凝ったことはやるな。
 ② WindowsのiE で正しく映るからといって、うのみにするべからず。
 ③ ページ内の各ブロックの幅やマージンなど事前にじゅうぶん練ってフォーマットを決めておく。行き当たりばったりで拵えていくと、カラム落ちが発生したり、Macでは正しく映らなくなる。

 凝ったことはやるな、っていわれても、やっぱり凝ったことがしたくなります。そこで、今日6月1日から日記のページが入れ替わりますので、ちょっと凝ったことを実験してみました。

 CSSを使ってhtmlのソースを修飾させるとたいへん便利。何百ページ構成のホームページでもあらかじめCSS記序がされていて外部CSSファイルになっていると、そのひとつのファイルの中をチョコチョコッといじるだけで、何百ページが全部いっせいに変わる。
 ね、便利でしょ。
 ただし、先月から書いているように、ブラウザによってCSSの解釈がまちまちで、どのブラウザでも同じように映るとは限らない。そしてそれを意識してCSSを記序していくというのは慣れないと非常にシンドイ。例えば異なるフォーマットの文字列を左揃えと右揃えに一列に並べて、その下に画像を表示させるだけでも、もうたいへん。

 実験的に作ったこれなんかがそう・・・。↓↓↓

本番はまだかな・・・ 2008年6月1日(日)

 タイトルと日付の部分。
 タイトルが左揃えで〝本番はまだかな・・・〟という、こげ茶色の18pxの大きさの文字。その同じ行の右側に日付〝2008年6月1日(日)〟が12pxの大きさで並んで入っている。そしてそれ全体を包む半透明の背景。背景が半透明なので、右縦並びの〝DIGITAL降魔録〟が透けて見えているでしょ。そして、タイトル左側のハイライトと下のシャドウ(影)。

 もしこれをフラッシュで作ったとしたら、まず背景画像を半透明で拵えて、ついでに影とハイライトを貼り付け、その上に文字列を好きな位置に好きなように配置して、パブリッシュしてハイおしまい。完成までたったの2分(ウソですよ~)。ところが、トコロが、CSSで修飾させるとなるともうたいへん。

 まず、専用のブロックを作ってそのなかにフロートしたブロックを左揃えと右揃えで並べて、その中にマージンを適当につけて、タイトルと日付を入れるでしょ。そしてタイトルの左側に白のボーダーを表示させてハイライトぽく見せて、シャドウ用の画像をレイアウトの最後に持ってきて、そこでフロートをクリアする。ここでちゃんとクリアさせておかないとiEでは映るが、Macではシャドウとして使用する画像が背景画像の上部に出てしまっておかしな絵になる。

 次に1ピクセルおきに碁盤の目のように点々を書き込んだ幅7ピクセル、高さ36ピクセルの画像に透明以外のピクセルにグラデーションを掛けて、それを専用のブロックの背景画像として〝repeat-x;〟で並べると、半透明の背景が完成。(えらい人ならもっと簡単に拵えると思いますが・・・わたしにはこれが精一杯っす)

 ひぃ~。CSSってたいへんですね。
 でもこれを知っておかないとダメなんだって。

 ホンマなん? 何かだまされてない? ( ̄へ ̄;





お知らせ・・・

6月2日~22日まではSF大好き症候群により暴走状態でした。ご迷惑をお掛けしました。
なお、その結果は〝>SF大好き〟にて公表中・・・だっせ。









2008年6月23日(月)

いつもの調子に・・・

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 ようやく、もとのホームページに戻ったけど、頭ん中、真っ白け。燃え尽きてしまいました。
 何かやり出すにしても、もう少し計画を立ててやらなあかんね。走り出したら後ろを見ないタイプで、ただゴールを目差して驀進してしまうんですね。気が付いたら20日近くも暴走してしまいました。

 長ったらしい文章にあきれて、見なくなった方もいたでしょうね。多分常連の方のほとんどがそうだと思います。「そのうち落ち着くから、それまでほっとけ」てなモンでしょうね。反省反省。

 第2部はまた違うページにこっそりアップしといたろ。(ぷぷぷ)

 いきなりですが、私。この時期、花粉症なんです。
 人とは違う人生を送りたい。なんて思っているからでしょうか。今の季節に症状が出るんです。アレルギーの原因は稲花粉。スギ花粉はなんともないです。なんならスギ花粉を直接鼻に吸引してもいいですよ。(何を自慢しているやら)でも、5月後半から7月初めまでは、くしゃみ、眼のかゆみ、鼻詰まりの毎日です。薬を呑まないと発狂します・・・多分。

 症状が突然出たのは、今から15年ほど前で、それまでアレルギーに関しては、まったくの健康体。それがある日突然、発症するんですね、この花粉症というヤツは。
 初めて発症してから10年間は、毎年必ず同じ時期に症状が出て、そのたび医者へ掛かっていました。これが見事に、毎年5月25日なんです。先生から「カレンダー要らずやな」とお褒めの称号を頂いたぐらいです。

 ところが、異常気象という言葉を聞き出したここ4~5年ほど前から、発症時期がずれてきてるんです。毎年少しずつ早くなり、今年は5月の連休初めに発症しだしました。やはりコレも温暖化によるもんなんでしょうか、こんなところにも影響が出るなんて・・・。どうりで、20日間も暴走するはずですな・・・。

 温暖化と、あんたの暴走は関係おまへん。 ( ̄ii ̄) プッ






2008年6月25日(水)

いつも悩むこと・・・

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 職業を訊ねられて、返答に困ることがあります。(別に怪しいことはしてませんから・・・)
 訊ねた人が少しでもこちらの世界に近い方なら、『 組込み制御 』 をやってます。と言うんだけど、それでも「はぁ?」と、伝わらない時がある。ましてや「家にパソコンぐらいありますよ」という一般の方に『組込み制御』やってます、って言っても、まず100パーセント伝わらない。一から説明すると長くなって、こっちも疲れてくるので、ついパソコン関係の仕事です。と言ってしまう。こうなると、間違ったイメージが一人歩きして、パソコンに詳しい人間と誤解されてしまい、質問攻めに遭うことがあります。

 ゆっときますが、あたしの知識なんて、たいへん小せぇ~もんです。エクセルなんてまともに使ったことがありませんぜ。コンピュータの世界全体から見れば、持っている知識なんて微々たるモンっす。アリンコの脳みそほどです。


 日々の仕事をひとことでいうと、ワンチップCPUでコントロールする小規模な電子基板の開発っていうやつです。昔はいろいろなCPUを相手にしてましたが、開発機材にコストが掛かりすぎるため、今はPICがメインですね。

 ところで、組み込み屋の仕事は、何も無い、まったくのゼロ地点から始めるので、卵が先かニワトリが先かの例え話みたいな、ややこしいことを体験します。
 まず、CPUであるPICも含めて電子部品全般を正しい手順と方法で、回路としてつなぎ合わせて、意味のあるものに組み立てます。この状態を称して〝ハードウエア〟といいます。PICはワンチップCPUですので、この内部にも電子回路が組み込まれていますが、外の回路と正しく接続されている必要があります。これができてようやく、卵の状態と呼べます。

 このPICにプログラム(ソフトウエア)が入れられて、回路全体が正しく動くようになると、これで親鳥のニワトリになります。でも、回路(ハードウエア)設計が間違っているとニワトリは生まれてきません。かといって、プログラムが正しく動いていないと、せっかくの卵も卵ではなく、ただの部品の塊、ゴミと同じです。

 単なるハードウエアの塊を、意図した機能を持つ新しいモノに生まれ替える、この関係を〝ファームウエア〟といいます。これが組込み制御ですね。この関係は非常に込み入っており、ハードウエアを制御するためのソフトウエア作りなのか、ソフトウエアが正しく動く環境を作るハードウエア作りなのか、どちらもお互いに関連し合い複雑に絡まってきます。この、両者一体となった開発を行うのがファームウエア開発(組み込み制御)です。パソコンのソフトウエア開発とは別の世界です。

 ね。職業を訊かれて即答できない理由が解りましたでしょ。

 こんどからニワトリ飼ってます、って答えとこ。 (  ̄3 ̄)~♪




2008年6月26日(木)

面白いこと考えよう・・・

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 昨日の続き・・・。
 組込み制御って意味は分ったけど、見たことも聞いたことも無い。という方に・・・。

 ですよね~。ほとんど目立ちませんからね。パソコンのアプリケーション開発やゲームソフト開発のような、きらびやかな商売ではないんですよね。綺麗なオフィスで、独立したテーブルにパソコンが置いてあって、そこでキーボードを優雅に打つなんてイメージはまったくありませんもんね。
 だいたい、テーブルの上は回路図が散らばっていて、その下に、埋もれたキーボードが見えているって感じですね。それから、マウスのケーブルに半田ゴテのケーブルが絡まっていて、半田付けしようと半田ゴテを持ち上げると、マウスが一緒に〝ブラ~ン〟ってくっ付いてくるって、感じ~。頭の上あたりからはイロイロなケーブルが垂れ下がり、まるでアマゾンのジャングルじゃん。って、いう感じ~。

 ぶははは。これは、私が整理整頓が出来ないだけかもね。



 組込み制御で出来たモノを見たこと無いといわれる方がおられますか?
 そんなことは無いでしょ。まずマウスやキーボードなんかもそうですね。中に小さなチップコンピュータが入っていて、マウスの移動データや、押されたキー情報を随時本体のパソコンに送ってますよ。これも立派な組込み制御屋さんの仕事です。

 最近は湯沸しポットも賢くなって、お湯の使用状況を遠くの家族に送って、お年寄りの日々の暮らし状況を知らせる、なんていうのも出来てますよね。お茶を飲む時間帯というのは、だいたいの人は習慣になっているので、同じ時間帯にポットを使用するようです。だから、お茶を飲まない日が続くと、もしや・・・ということらしいです。
 この延長線上にある究極のものが、ごみコンピュータだそうです。ごみになるものにコンピュータを組み込んでおき、ごみ焼却炉まで運ばれると、処理場のコンピュータと通信し合い、焼却炉を自動的に判別するとかね。
 こういうのをユビキタスコンピューティングっていうらしいよ。うれしいね。私はこういうの考えるの大好きですね。
 そうだ、酔っ払って道路に寝ていても、家に連絡してくれる装置をすぐに作ろう。

あたしの場合、誰も迎えには来ませんから。 (T_T) ゥゥゥ・・・


 自力で帰るしか無いようです・・・。



2008年6月30日(月)

もっと夢を・・・

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 『ゴミと一緒に捨てるコンピュータなんて、出来るか~い』て思いますよね。
 (いきなりなんじゃい、と思われた方は昨日の記事からご覧ください)

 そうです。コストのことや技術的なことを先に持ってきちゃうと、実現不可能になります。だからそういうことは考えちゃだめなんです。
 例えば江戸時代で、大勢の人を一度に遠くの場所へ運ぶのに、何かいい考えが無いか議論している席で、空を飛んで運べば・・・と云い出したとします。ほとんどの人は、『そんなん、出来るか~い』と云ってるでしょ。
 その時の技術力では実現不可能な夢物語ですからね。だれも相手にしませんよね。でも、夢を見続けた人たちのおかげで、いまでは、空を飛んで地球の裏側にまで何百人の人を移動させることが可能になってます。

 コンピュータのチップを製造する過程で、飛躍的な進化が起きて、数十円でそれが可能になれば、ごみコンピュータも夢ではなくなってきます。安いコンピュータチップを並列演算、あるいは分散処理で使用したら、高価なコンピュータより優れたものが出来上がったりするかもしれません。

 昔、真空管からトランジスタに代わった頃。トランジスタはたいへん高価なものでした。それから3~40年。デジタル回路でスイッチング用として頻繁に使用される2SC1815というトランジスタは、ぶっちゃけた話が、仕入れ値5円以下です。抵抗なんて1円ですよ。去年の夏。電子機器を専門とする雑誌の付録に、ワンチップCPUを載せた小さな基板が付いていました。あたしゃ驚きましたね。付録にボードコンピュータが付く時代になったんだって・・・。今から30年前。TK-80というボードコンピュータを6万円も出して購入していたんですから。

 もう目の前に来ているかもしれません。ごみといっしょに捨てられる、ごみ選別用のコンピュータ・・・。『そんなん、出来るか~い』と云わずに。
 夢話しなんですから、楽しくやりましょう。

あたしの場合は、少し目覚めた方がエエね。  ( _ _ )/° ・・・チーン