過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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-過去ログは古い順に並んでいます-


2011年 3月11日(金) 

こまったもんだデ・・・

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ぬあんと、ここの更新が1ヶ月近く止まっていた。こんなことは前代見もんっす。
 去年の殺人納期(4ヶ月で120本のFlashコンテンツを作れっていうヤツ)のときでさえも、何とかしていたのに・・・。

 ま、こういうときは、たいがい何かコソコソ作っているときです。それも遊びです。仕事ではないので〝コソコソ〟っていう状態になります。
遊びでコソコソというと、SFです。
話だけが沸々と湧いてきて、どうしようもないんです。こうなって、あーなって、ってストーリーが勝手に頭の中で組み立てられてしまい・・・。

 でも表現の仕方がわからない。できることといえば、プログラムか回路設計っすもんね。そのメディア(媒体)ではSFは表現できない。絵でも描けるなら、それで表現出来るけど・・・。
しょうがないから文字で…って。ろくに文章の書き方もよく解ってないのにね。恥をさらすだけ。
ということで、恥をかくために1ヶ月近く暴走しています。



あと半月は暴走します。よろしく・・・。







2011年 3月17日(木) 

被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます・・・

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仕事場でTV映像を前にして、あーだこーだと意見をぶつけていました。
 このような緊急時には、やはり本音もチラホラ出るようで、人によって正義感が異なっているのがよくわかりました。誰も間違っていることは言ってないのです。
 ある放送局が、震災2日日目から震災情報を画面の枠には出していましたが、通常の放送をしていました。それを不謹慎だという言う人もあれば、いや、あの放送局は阪神淡路大震災のときに自らの社屋が半壊しているにもかかわらず、震災と同時にその中心から正しい情報や避難所情報を、いち早く流し続けたところだ。それに放送エリアには、当時、瓦礫の中から助けられた人々が大勢いるはず、その人たちに今の惨状を平気で流せるわけがない。大勢のPTSDの方を配慮した正しい行いだ。という人もいました。

 どちらも間違っているとは言えませんでした。
 ただ、皆がクチをそろえて言ったのが。何かしなければ・・・・・でした。
 関西から何をすればいい?となり、色々意見が出ました。

関西も計画停電をすれば・・・というのもありましたが、これは物理的に周波数が異なる(関西60Hz/関東50Hz)ため、簡単に関西の電気をそのまま関東に流すことはできません。

じゃ、何を・・・。
せめて、無駄なガソリンを使わず、余ったガソリンを送れば、という、別の媒体に変換して送ろう、という意見もありました。
中には、このままではみんな精神的にまいってくるから、関西は関西らしくお笑いを送り届けて、現地の人を和ますのはどうだ。というのもありました。これは今は、まだ無理でしょうが、きっともう少ししたら、実現すると思います。

 いますぐやれるコトは、いつもと同じで、元気に明るく仕事をこなし、すこしでも景気を回復させて、そして義援金を送ろうぜ。というのがほぼ全員の意見でした。
 このサイトをしばらく自粛していましたが、世の中が少しでも明るい方向に向いてもらうことを祈って、もとの、アホみたいな話を始めようかと思っています。



関西もあれから16年。崩れた新幹線、JR、私鉄、阪神高速が元に戻ったのはもちろん、街全体も含めて、すべてが元の生活に戻りました。
関東・東北もきっと、美しい街に復旧し、もとの生活が戻ってくるはずです。



強く祈っております。 m(_ _)m







2011年 3月26日(土) 

円周率・・・

3.14、円周率を3で…

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久しぶりに、再開です。何を書こうかと思ってました。寝て見る夢の話もいっぱい有る。UFOの夢も見てますし、囚人が牢獄を逃げ出す、映画(大脱走とかパピヨンとか)のようなのも見ました。けど、書いても、"ウソつけ~"と片付けられてしまいそうで・・・。ヾ( ̄o ̄;)オイオイ

 やっぱ、デジタルなお話をしないと、だんだんこのサイトが、変な方向に歪み出しているので・・・。


 歪ましているのは、わたしですけど・・・。はい。


「ゆとり教育の一環で、円周率=3.14というのをやめて、3で計算させる」というニュースがだいぶ前に流れていたことを、ついこのあいだ思い出して、〝おい、おい。なにゆうとんや〟と、なぜか、何年もたってから、今頃気になりだして・・・。

 デジタルな話…といっておいて、思いっきりアナログな話になって恐縮ですが…で、今はどうなっているのか調べてみた。

 ふむふむ、これはマスコミの誇張した報道が原因でした。このへんは注意ましょうね。(地震関係の報道もそうですね)

 とにかくマスコミに踊らされていたということで一安心。その原因は、まだ小数点とかを習っていない生徒に対して円の周の長さなどを計算するときに"3.14"とせずに、"3"で計算させるというだけのことで、ちゃんと3.14で学習しているそうです。

だから何んなん・・・?
と思われますけどね。理科系のお仕事で円周率(パイ=π)を知らなかったら致命的っす。もし円周率を3で計算されたら、もう世の中真っ青でっせ。
たとえば、シューティングゲーム。
Flashのゲームでもよく見らるでしょ。"マウスの位置に砲台のタマを撃つ"っていうの…。


 下の絵を見てください・・・・・。
 モグラの砲台とマウスの位置との角度θを計算する時に、FlashのスクリプトでMath.atan2(Y、X)として計算して角度θを求めていると思うけど、簡単に考えれるようにマウスの座標 X、Yがともに同じ値のとき・・・。


こんなに誤差が・・・

例えば上の図の灰色のマウスが(10,10)の位置にあるとき、原点(0,0)からの角度は90°のちょうど半分になるからθ=45°となるよね。これなら計算しなくても直感でそう見えるけど、Flashは直感では動いてくれないので、Math.atan2(Y、X)で角度を求める。そのとき、角度を度数(45°とか)に変換するときに円周率を使う。そこに、" 3 "、 " 3.1 " " 3.14 "、 " 3.14159265358979 "を入れてみたのを、イラストレータで書いたのが上の図。

円周率を" 3 "で計算した角度θは、47.12°となって、直感でもわかった45°と大きくズレてるね。

" 3.14 "と" 3.14159265358979 "は(X、Y)=(10,10)ぐらいの位置ではθの差が、0.02°なので、イラストレータの分解能力を超えてしまって、誤差が見えない。でも、" 3 "と " 3.1 "では、あんなにズレているでしょ。

マウス位置が砲台からもっと離れて、(500,500)になると、ミサイルが目標にするY座標は…。
PI=3  のとき Y=538.5
PI=3.1 のとき Y=510.7
PI=3.14 のとき Y=500.4
PI=3.14159265358979 のとき Y=500.0
となり、やっぱ最低でも、円周率は3.14でないとダメなのが分かる。

って、暇なんですね。朝からこんなことやっているんですから・・・・・・・。

早く、新刊紹介のサイトの画像を送ってください。ガネーシャ殿。



暇してまっせ。このおっさん。 ヾ(・・;)ォィォィ







2011年 3月27日(日) 

こんどこそ・・・

デジタル、アナログ、しきい値、ダイオードOR、ツェナーダイオード

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そろそろ、デジタルのお話を・・・。といっておきながら、昨日は思いっきりアナログな話になっていました。今日こそは・・・。

 このあいだまで、仕事場で悩んでいたことがある。このおかげでまたまたUFOの夢を見るはめに・・・。話が見えない方は【2009年2月2日をお読みください。
どんなことかというと、簡単な論理和切り換え回路のこと。2つの入力と2つの出力を持ち、ひとつのコントロール端子を設けて、2入力1出力の論理和回路になったり、そのまま信号を筒抜けにしたりするモノを拵えることになった。もちろんコントロール部分がこちらの拵えている部分。いつものように、機械が機械をコントロールするという制御を任されている。
 簡単に書くと次の絵のようなもの。


悩みはつきない・・・

悩まされるのは、デジタル値のしきい値の電圧がコントロール部とで異なるところ、紫色のべた塗りされている部分がコントロール部分で、TTL系のH=5V、L=0Vで、しきい値が約1V周辺と素直な部分。で、それ以外がひねくれていて、H=11.5V、L=6.5Vと決められている。しきい値が11.3Vあたりで、11.6~11Vの範囲で無いと、あっさり無視される。

ねぇ~。いやらしいでしょ。
ひねくれている理由はノイズから機械を守るためで、こんなシビアな電圧範囲になっている…………と、思う。(他人が作った部分のなのでよく知らない)

コントロール部分とデジタル値の電圧が異なるので、ダイオードORも組めない。専用のICを使えば簡単に済むが、コストが掛かるのでアウト! いっそ、コントロールを絵のようにリレーの接点を使えばとも思ったが、リレーはもっと高価だからアウトだし、コントロール信号が1秒間に数回入るので、すぐ壊れるでしょね。

 出力A,Bに正しい11.5Vを出させるためにツェナーダイオードを使おうとしたら、値段がふつうのダイオードと比べて2~3倍するからダメと言われた。何でやねん~。ふつうのダイオードの卸値は3~5円でっせ。厳しい条件やね。抵抗なら卸値0.5円。しょうがないから分圧回路で組むしかない。 そうすると、"OR"の出力が、aが変化したときはH=11.8V、bが変化したときに11.3Vとなり、aの変化が無視される。時間も無かったので、分圧部分の抵抗値を変えて、aのとき、11.5V、bのとき11.0Vと下方向へ0.3V下げた。これでギリギリ規定値に入るので動き出したが、余裕がまったくない。

 aのときと、bとで0.5Vの差ができる原因はわかっている、bの回路をミックスする時にトランジスタを余計に通るので、その分だけ電圧降下が起きている。なんかいいアイディアをひねり出すしかないね。

 結局、デジタル、デジタルと言ってもアナログの呪縛からは逃れないのでした。



くっそぉ~!もう知らん。  ( ̄‥ ̄)=3 フン


同じ回路を10個作って動かして、1週間経つがちゃんと動作している。
はは・・・。知らん・・・・・・。