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2011年 8月12日(金)
明日から夏休み・・・
現在、室温34度。扇風機のみです。
で、ホットコーヒーなんぞを飲んでます。
どう・・・・・? カッコいい?
・・・・・・・・・・・・・・・・・アホや。
アホのやせ我慢ではありません。基本ワタシは冷たいものを常に控えております。その理由は、晩酌のビールのためにです・・・・・・やっぱりあほですね。
話し替わって、もう西宮文学全集、8月号の原稿がメールでやって来た。
え~。早いっす。ついこのあいだ7月号をアップしたとこなのに・・・とよく考えたら、もう8月も12日でしたね。
ワタシの脳みそが止まっていただけのことでした。
とりあえず、明日からの夏休み、スケジュール一杯で、「止まると死ぬのだ」病のワタシには安心っす。
2011年 8月13日(土)
夏休み、一日目・・・
また、スズメより早起きをしてしまった・・・恥ずかしい。
さて、何から始めようかと思って、昨日の新聞を見ていて、「御巣鷹山墜落事故から26年」という見出しをみて思い出した。そのとき、ワタシは結構近くにいたコトを。
26年前のワタシは長野県の南アルプス林道の分岐点で、通行止めに遭って、仕方無しにその辺の川原で野宿をしていた。
こう見えて、若い頃はバリバリのアウトドア派だったんだぜ。いまは下痢下痢のインドア派っすけど・・・。
次の日、13日の夜明けと共にものすごい数のヘリや航空機が上空を飛んでいる音で目覚めた。その数が尋常ではなかったので、何かあったと思いラジオをつけて事故を知った。
キャンプを張っていた場所から、墜落現場の群馬県上野村までは、直線距離で約70Km(グーグルで調べました)も離れていたにもかかわらず、異様な雰囲気が空から伝わってきたことを今でも思い出す。それが26年前の話し・・・。
さて、話は戻って。この休みは何をしようかと、思案しているうちにこんな時間からパソコンの前に座っている。(朝4時40分だよ~ん)
① 2年ほど前に作らさせていただいたサイトの表示がおかしくなった、という問題を解決するか・・・。
② 「悲しみの旋律」をえーかげんに終わらせたいのに、また新しいネタが浮かんできた。エンディングまで書き終わっているのに、1話完結にしたのが失敗したね。追加、追加の連続で・・・。
ま、今回はよほどツボにはまったんでしょうね。なかなか暴走状態から脱出できないで、終わりをむかえられない迷路のようっす。
③ 西宮文学全集の8月号をアップするか・・・。
そうそう、あるパソコン専門誌さんから、FlashPICで一冊書いて頂戴という原稿執筆のお誘いが来ているけど、どうなんでしょ。FlashPICだけでは1冊の本にはならんでしょうね。詳しいお話をさせてください。御担当者様・・・。
と何気なく、ここをまた業務連絡に使ったりしてね・・・。
とりあえずはあれですね。休みの第一日目は、もう一度寝ようかな・・・。
初日から飛ばしすぎっす。 ( ̄ヘ ̄;)ウーン
2011年 8月14日(日)
夏休み、二日目・・・
htmlのバグは簡単にとれたので、ガネーシャっちの担当者さんへ対策方法をメールして、さて、ということで・・・。
休み二日目は実家へ…。そして西宮文学全集の本部にも顔を出そうという欲張った計画だ。
阪急電車の神戸線を走る特急が、わが実家のある地域に止まるようになってから、非常に時間が短縮されて、クルマで向かうより電車で行った方がはるかに短い時間で到着する。
実家のある場所は、「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台となった街に半分重なる場所。アニメの中に登場する景色を見て、実家の近所の変容を知ったという特別な環境。
そんな、まだ焼けるような日差しが残る、夕方の駅前に立つ。
焼けるような日差し? そんな生っちょろいもんではない。ほんとに焼けてる・・・。地面にサンマを置けば確実に美味しく焼いてくれるだろう。酢橘を持ってくればよかったと後悔するほどだ。
運動靴(スニーカーと書かないところで、歳がばれる)が焼けるようなアスファルトを歩くこと5分で実家へ到着。そういえば、子供の頃よくアスファルトが夏の熱気で融けていたよな。最近は見ないけど。昔の方が暑かったのか? いや、そんなことは無い。昔の方が涼しかった。クーラーなんて無かったぞ。
夏らしいといえば、これっすね
とりあえず、家に上がりこみ荷物を置いたら、私はそのまま西宮文学全集の本部へ向かおうとするが、母親に呼び止められ行けなくなった。西宮文学全集の本部は実家から歩いて5分ほどの場所にあるので、隙を見て抜け出そうとしたが、結局最後まで抜け出すことはできなかった。この歳になっても母親の言葉は絶対的威力を持っている。
皆が集まって宴会が始まると、あとは怒涛の渦に流されて、最後は例のごとく酔いつぶれて、気がついたら朝の6時だった。
"かずやん"さん、まだ休みが続きますので、別のチャンスを見計らって伺いますので・・・。
"欧米かっ!"
これ、今晩の夕食・・・(これだけで満腹でした)。
しかし年寄りの食べる量ではないな。
いくら安かったからと言って、明日もたぶんこれです・・・。
殺す気かっ! ε-( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ…
2011年 8月15日(月)
夏休み、三日目・・・
休みに入るちょっと前の話で・・・恐縮ですが。
プリント基板屋さんが飛んだ・・・。
という表現で通じるのは関西だけかな?
別に鳥人間コンテストで琵琶湖の空を飛んだ、なんてロマンを感じるような "飛んだ" ではないからね。
全国規模の言い方だと、"倒産してどこかへ連絡も無く消えた" ということ。
うちの仕事場はプリント基板を作ってもらう方だったので、金銭的な損害は無かった。もうひとつ言えば、3種の基板を発注していたが、2種は納品済みで1種は発注直後で、実質的な被害は無かった。
ところが、問題はこれから・・・。
プリント基板を大量生産するには版という、原版になるフィルムが必要。仕事場ではそのフィルムのさらに原版のデータまでを作っているので、大元のデータまでは保管しているが、フィルムそのものは基板屋さんが保管することになっている。このフィルムが結構値段が張る。
フィルムはプリント基板の表面、裏面、中間層、文字印刷部分(シルク面)と何枚にも分かれている。それ以外に、出来上がったプリントパターンを機械でチェックするフライングチェッカーというわけのわからないモノもある。
それらが、全部向こうに保管されていて、それごと現在は紛失状態に・・・。
実質被害が無かったと書いたが、これらが戻ってこなかったら、もういちどフィルムから作るコトになるよね。
ぐわ~ん。
大損害じゃね?
カムバック トゥ ミー (;^_^A アセアセ・・・
あっ、西宮文学全集 8月号 アップしました。
今月もよろしくお願いします。 m(_ _)m
2011年 8月16日(火)
海の話 山の話(1日目)・・・
う~む。またセミより早く起きてしまった。
この夏休みは海へ山へと出かけた人も多かったでしょうね。
昔、バリバリのアウトドア派だった頃、(いまは何度も書きますが、ビチビチのインドア派です)出かけた、出かけた。海、山、川、どこでも出かけた。
ま、季節も関係なく出かけたので、夏だからどこへっていうことはなかった。あ、強いて言えば、海へ出かけることは歳とともに少なくなった。
海は広くて遊ぶことも多くて、アウトドア派にとっては最適だと思うが、如何せん、暑い。広々として景観は抜群だということは、逆に直射日光が当たるということ。
当然、パラソルやタープを張るが、それでも滅茶苦茶暑い。あと潮風がベタベタして後味が悪い。お姫様や王子様のレジャーだと、夜は宿へ戻ってシャワーなり、お風呂なりで洗い落とせるが、何せ、バリバリのアウトドア派なので、そんなのは無い。4日間出かけたら、その間身体に水を掛けれるのは、配給制のペットボトル2本分ぐらい。持ち込んだ飲料水だけが命の綱。身体を清めるなんて二の次になる。お米を洗うのも海水ですからね。さすがに炊くときは、なま水を使いますが・・・。
河口は生活水が流れ込むから、よほどのところへ行かないと安心できない。海に面した河口で身体を洗えたり、飲料水になるような綺麗な川はなかなか無い。あったのは隠岐の島と浜小清水(知床)ぐらいだ。
ちなみに北海道では泳いだことが無い。というか、我々南方系の人間(関西人)には、夏でも北海道は寒くて無理。7月に豊富温泉(宗谷・サロベツ原野近く)へ行ったとき、夜はまだストーブ焚いてたモンね。
話が飛んだけど・・・。
あと、海は人が多いのと、有料制の場所が多い。夏休みに集中するので人が多いのはしょうがない。ただ人が多いとゴミが出る。そうなると汚い。テントの中にまでなんかの臭いが漂ってきた日にゃ、げんなりしますからね。
みんなゴミをそのままにして帰るから、当然清掃作業にお金が掛かる。だから自然と有料制になる。で、同じお金を払うのなら便利なところとなる。そうなると、いつのまにかエスカレートして、炊事場有り、水洗トイレ有り、なんなら、ホテル並のお部屋付けますよってなって、最後にはカラオケ有ります、とか、お風呂どうぞとか、テレビ見ます? って、おいおい、何しにキャンプへ行っているか、わかってんの? の状態になる。
海で気軽に無料でテントを張れる場所というのは、意外と場所が無い。山陰地方をグルグル周っていた頃、夜寝る場所を確保するのに海周辺を探してもなかなか無かった。季節は夏でもないのに、簡単にひと晩だけ場所を借りようとしても、キャンプ場以外で探すのは結構苦労した。で、いつのまにか向かう場所は山の中へと進んでしまう。
・・・・・・・・つづく。
おいおい、いつから連載になったんや? ( ̄ヘ ̄;)ウーン
2011年 8月17日(水)
海の話 山の話(2日目)・・・
海でキャンプすると有料で、人が多い・・・とは、昨日の話し。
山は海と逆で、有料の場所もあるが、範囲が広いので管理し切れなくて、ほとんどが無料、と書きたいが、この無料というのには大きな落とし穴がある。
道路を歩いていてお金は取られない。有料道路で無い限りはそう。でもそこを汚したり、穴掘ったり勝手なことをすると、途端に叱られる。山キャンプの無料は、これと同じ。
日本の地形が全部そうかとはいえないが、中国、関西、北陸地方の海側はほとんど崖っぷちか、岩場だらけになっている。かろうじて開けた場所は漁船の港が占領していて、レジャーとして自由に出入りできる広々とした場所は数少なくなる。そんな数少ない土地をごみだられににされては堪らないので有料にする・・・という方程式が成り立つ、かどうかは責任に持てないけどそんなもんでしょ。
山の場合は松茸山か立派な竹林なんかは別だろうけど、いちおう目が行き届かないので、タダで出入りできる。でも、当然私有地もあるので、勝手に山に入ってテントを張ったら、厳密には不法侵入になる。そんなところでゴミを撒き散らして帰ったら、不法投棄という重い枷(かせ)が、もうひとつ付くから注意しないとだめ。
テントを張っていて、「ここは、俺んちの山だから出て行け」と言われたらおとなしく出て行くしかない。それから、勝手に樹木を伐採しても罪になるからね。焚き火の枯れ木を拾うのは・・・これはどうなんでしょ。
そもそも焚き火もどうなのかね。責任が大きいからね。たぶんそのうち禁止になるか、あるいは許可証が必要になるかも。
あまりに都会の人が無秩序に荒らしまくって帰るので、だんだん、監視の目が厳しくなっている。奈良県なんて無許可キャンプ全面禁止だからね。あたしゃ、一度怒られましたからね。
こういうことを知ってしまってから、山キャンプの意識が変わった。現地の人とは努めて明るく接し、コミュニケーションを取り、ゴミは決して置いて帰らない。なんなら、落ちてるゴミも回収して帰る。来たときよりも綺麗にして帰る、これを目標にしてたもんね。
営林署の人たちともよくお話をしたけど、人が山に入ることは良いことだと言っていた。山は放っておくと人を寄せ付けなくなるんだって。
これって何となくわかる気がする。
朽ち果てた林道の最終地点からさらに奥に入ると、なんとも奇妙な気配を感じることがある。"ここはおまえらのような奴が来るところではない" というオーラのような圧迫感。ま、そんなとこでも一晩過ごせば、綺麗さっぱり消えるけどね。たぶん入山を認められたんでしょう。
(実は、オカルト的な話ではなく、人が入らないと草の背が高くなるらしい。人が入って踏みつけたり刈ったりすると、しばらくはおとなしくなるらしい)
・・・・・・・・つづく。
いつまで続くねん!
夏休みは21日までつづくのです・・・。むほほほ
2011年 8月18日(木)
海の話 山の話(3日目)・・・
山のキャンプは無料と思っていたら、それはとんだリスクを負わされるというのが昨日の話し。
まんがいち、山火事を起したらそれはそれはとんでもない賠償問題に発展するかもしれないし、樹木を傷つけたら、何十年と掛かって成長していた命を絶つことにもなるかもしれない。その全責任が入山する人に圧し掛かってくる・・・。なんて書いたら怖くてワラビ採りにも行けなくなるけど、それぐらいの覚悟はいるかも。
そんなにめんどくさかったら有料のキャンプ地へ行けば?と言われそうだが、悪いけどそれはキャンプとは言いたくない。
な~んも無い場所へ出かけて、美しい自然の中で自分の精神力を最大限発揮して生活を営むんすよ。誰からも束縛されずに自由にしたいんすよね。キャンパーは。
そうなると、民家近くの山へゴソゴソ入って、お巡りさんに囲まれたり、地域の人たちに白い目で睨まれたりしたくないので、どうしても奥地、僻地、人跡未踏の地を目指すわけ。
キャンプが好きになるとどうしても陥るのが過剰な道具類の持ち込み。キャンプに快適性を求めた瞬間、それはキャンプじゃ無くなるということに気付かない頃っすね。
最初の頃はこれに犯されていた。テントの中にはエアーベット、テーブルにセットの椅子、ガスランプとガスボンベ、タープの周りに風除けのでっかいシート。病状が最も進んだときは、折り畳みベットとか、ひどいときは雪山キャンプでダウンの寝袋を持っていかずに、いつも家で使っている掛け布団と毛布2枚をテントの中に持ち込んで寝ていた。寝ていると山の中なのか、自宅なのかわからなくなるという間抜けなことになる。
雪山と書いたけど、登山家ではないから誤解の無いように。四駆で入っていける範囲の雪山。けど遭難騒ぎにもなりかねないぐらい山深い場所。
兵庫県の宍粟郡で実際にあったそうだ。我々のチームも一度、ひと晩に45センチの積雪を喰らったことがある。5~60センチを超えると、クルマを捨てて徒歩で下山しなければいけなくなる。
で、大反省をして山キャンプに持ち込む道具はシンプルな方がいいと悟った。スパイの道具みたいなものや、家でも使わんやろという鍋や食器のセットなんて邪魔なだけ。枕なんて持ってきたら、蹴り上げるよほんとに。
最終的にあこがれたのは、シンプルキャンプだった。ようするに少ないツールで長期間に絶えれるっていうやつ。テント以外の道具はランプと小規模なコッヘル(小型の調理器具セット)と刃物一丁ぐらいの最低限にする。調理は焚き火オンリー。あ、夏場はアイスボックスは欲しいか。ぬるいビールは死んだも同然だしね。冬場は必要ない。外が天然冷凍庫になるからね。
もうひとつ言っとくけど、常にひとりでウロウロしているわけではないからね。大勢でわいわいとキャンプに出かけることもあるので、誤解の無いようにお願いする。
当時、ひとりでウロウロしていたのは、仲間を引き連れて行く場所を探しているだけ。いわば先鋒隊となる。ツアーコンダクターっす。ガイドっす。
ガイドがいいから(自分で言うか)ゴミの問題も環境破壊も決して許しませんでしたからね。それ以外はオールフリー。つまり何をやってもいいわけ。といっても公序良俗や風紀を乱すものはひとりとしていなかった。←ここ重要っす。
我々が帰ったあとはキャンプをした跡形を完全に消していた。最初から落ちていたゴミまで綺麗に片付けられていて、人の居た気配を消して帰ってましたからね。まるで逃亡者だった。
次に訪れてもまったくそのままの状態だと、とてもうれしかった。ま、それぐらい奥地だったのかもしれないけど。
ここまで入り込むと、海で心配していた飲料水の問題も簡単に解決。ミネラルウオーターの取水口とおなじレベルだから。それと、だ~れも来ない。5日間テント張っていて一度も訪問者の顔を見ないこともザラ。
そんなところでも、夏の昼間は暑い。木陰はヒンヤリしているが、直射日光がキツイ。それは太陽に近いから余計に強く感じるのか、とは気のせいかも知れないが、それぐらい暑かった。そうなると、水に入りたくなる。だ~れも来ないんだから、水着も要らない。キャンパーには必要ない。
おいおい、公序良俗はどうした。と言われそうだけど、数人の仲間で水に浸かるだけですよ。誰も来ないんだから、すなわち露天風呂と思ってください。
奥地の水は、それはそれは冷たい。正直言って5分も手を浸けていると、腕の付け根から痛みが走り出し、千切れそうに激痛が襲ってくる。そんな冷たい水だから、「キャッホー」なんて叫んで、「ドブン」なんて飛び込んだら、そのまま心臓麻痺を起こしてプカリと浮かび上がってくる可能性もある。
みんな、「うぉ~」とか「むむむっ」とか呻りながら、静かに静かに足から水に沈めていく。そして腰ぐらいまで浸かったら、「ウッ」と息を止めて、一気に首まで浸かる。ね、温泉に浸かっているのと寸分も違わないでしょ。
ただし、温泉と異なるのは、浸かっている時間。ほとんどの野郎が、数秒で「うぁ~」って叫んで飛び出す。これが山キャンプの正しい水泳のカタチ。うん。すごく正しい。
それと、それだけの奥地になると、もう水はザーザーなんて流れてない場所もある。源流近くなので清水が湧き、それが滴った雫が溜まって静かに流れているような感じ。そんなときは、テントの余ったポールを清水の湧く上流の岩の間に突っ込み、それを一段さがったところまで引き込むと、ポールの中を水が流れ水道の垂れ流しのようになる。その下で山伏のごとく頭の上から静かに滴らす。氷水に近い水温の刺すような刺激が全身を貫き、これまた数秒で退却することに。
そのあと、そこは炊事場として利用されることになる。
・・・・・・・・本気でまだつづく。
ご辛抱ください。。。。 (;^_^A アセアセ・・・
2011年 8月19日(金)
海の話 山の話(最終話)・・・
本気の山キャンプは厳しいぜ・・・というのが昨日の話し。
アウトドア派のピークのときは、まだ年齢も若いので昨日書いたような年寄りくさいキャンプじゃなかった。
(悪かったね年寄りで)( ̄・・ ̄) フン
そのころは、たくさんの土地を見たくて、転々と移動するのが主だった。ひとりで2週間ぐらい掛けて山陰地方や北海道をクルマでグルグル周っていた。いまから思えばなんだったんだろうかな、あれは。
観光地へ行くで無し、名所旧跡を訪ねるで無し、ただ、きれいな景色を求めて周っていた。で、旅館や宿に泊まる費用は無いので、海か山のいい感じの場所にクルマ(ワンボックスを改造してキャンピングカー風にしていた)を泊めてひと晩過ごし、また次の日、新たな場所を探して移動するというパターンだった。これがキャンプを始めるきっかけになった。
(車上生活とはちと異なるので、誤解の無いようにお願いします)
日本の景色はどこも綺麗で、美しい場所はいっぱいあった。記憶にあるのは、本州の西の果て特牛(こっとい:地名)の夕日。西へ向かって走って3日目で本州の西の果てに辿りついた。それまで雨続きで、雨に打たれてドロドロになって山ん中を走っていたので、特別綺麗に見えた。ちなみにいまなら中国縦貫自動車道が開通しているので、その日の内にたどり着く。当時はキャンプ(=喰って寝るだけ)しながらの移動なので、寝床を探すのにえらく時間が掛かり、到着まで3日も掛かっている。
この、~の果てとか、~の先端とか、そういうシチュエーションがあると昔から非常に興味をそそられていた。たとえば地図を見ていて道路が山の中で途切れているのを見ると、ここはどうなっているんだろうか? なんて考えた瞬間、見に行かないと気がすまなくなる。こういうのをカニ族っていうんだって。蟹は隅へ隅へと行きたがるからね。
そうなると、北海道はカニ族の聖地だった。~岬とか、~半島とか、日本最北端とか、北海道自体がもう北の果てだからね。萌える萌える。
隠岐の島も美しかった。山の中でいつものように寝床としてキャンプを張っていたら、椎茸の栽培しているオジさんと出会って、トカゲ岩なるものの存在を教えてもらって、クルマを捨てて(←置いといての意味だからね)登山までして見に行ったこともあった。その後だいぶ経ってからもう一度行ったらすぐそばまで舗装道路ができていて、非常に残念に思ったことを覚えている。やっぱり、カニ族はその果てを見るために野を越え山を越えて苦労していくから感激するんすよね。高速道路や舗装道路ができて、ピューっと行けるようになったら、行く気消滅、もう二度と行かない。
そんなこんなで、寝床を探しながら点々としていると、ひとりきりなので、その間、クチから言葉を出す時間が一日トータルで1分も無いときがある、ということに気づいて、さすがに焦ったことがある。そんなときは買出し先のお店の人と無理やり喋って日本語を思い出していた。←これはウソ。ちょっとおおげさ(すこしはホント)
やがてそんなことをしていても収入は得られないので、仕事をするが、そうなると長期の旅はできなくなる。それでいままで行った先でいい場所に短期で重点的に攻めるようになったら、山キャンパーになっていたという話。
山キャンパーのいちばんの悩みは、水の確保や平らな場所を探すだけではない。
性格がひねくれたカニ族のおっさんは、目的は観光でも変な場所を目的地とするので、ここを通ると広くて綺麗で便利ですよ、なんて道路は通りたくない。曲がりくねって細くて未舗装がいい。地図の上で途中から点線になった道路を見つけるたびに現地に赴くという、でたらめな人間。
でも気をつけないといけないのは、奥地へ向かう道路は、逆に言えば文明社会へ戻るためのホットライン。アスファルトで太い道路が何本もあるようなところは、たぶん奥地ではない。たいがいは細くて砂利道で、ところどころ崩れていたりしている。もし奥地へ入ったあとに崩れて途切れたら、元には戻れなくなる。
現地で大雨にでも降られりゃ、もうたいへん。戻って確認したり、クルマだけ安全な場所に移動させたり、川の増水量や濁りを何度も確認したり、テントを叩く雨音の強さでドキドキしながら夜を明かす。
清水のような川が濁りだしたら危険信号
あ~、山キャンプはたいへんだ。
海は広くて、夕景が美しい。ゆっくりと陽がかげり、ゆったりと暗くなっていく様がいいね。青い空が赤く染まって紫色に変わり、そして漆黒に変わるころ、天には銀粒のような星が、遠く水平線には漁火がゆらゆら、ってね、絵になるでしょ。
ところがギッチョンチョッ、(←なんじゃ?)山は怖いよ。
ひねくれたカニ族がテントを張るような山は何度も書くが、だ~れも来ないような山奥。当然大木が覆い茂っている。そうなると空が狭い。へたすると見え無い、雨すら掛からないかも、てな場所。何か食べれるものは無いかと探して(別に飢えているわけではない、これも勉強っす)、時計を持たずに歩いていると命を落とすかも。ん?暗くなってきてないか?と思っているあいだに、夕刻に。あっという間に真っ暗け。テントを張った場所を求めて暗闇を歩くことに・・・。時間を把握していないと、命掛けっすから、ほんと。
あと、前を向いてだけ歩くと危険。へんな文章だけど、これほんと。帰り道は同じ道を通るからしっかりと景色を目に焼き付けて・・・って、それ前向いてやってるでしょ。帰りは反対になるんでっせ。同じような樹木の茂みなんてどこでもある、この大きな木は目立つから覚えておこうぐらいではダメ。逆から見た景色も焼き付けなきゃ。できれば逆から見てポイントになる場所に、不自然な岩の積み上げとか木を組んで目印をつけておかないと、淡路島の山の中で6時間も迷ったことがある。キャンプ地へ戻ったときは精根尽き果てていたからね。
なんまいだぶ・・・。
バリバリのアウトドア派の頃の思い出です。
だから、いまはプリプリのインドア派なんです。┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・
2011年 8月20日(土) (修1)白熱球とLED電球の寿命計算が間違っていました
LED・・・
夏季休暇のラストは、御存知・・・。知っている人は知っている、知らない人は、なんじゃそれ? の、"かずやん" のお店。
奇しくも、その日は "かずやん" の誕生日。
おおぉ。どおりで朝から黒猫が横切ったり、靴紐が切れるわけだ。
午後6時。阪急甲陽園線の、真ん中の駅前に立つ。
もともと、7時に行くつもりで準備していたが、待ち合わせをしているチュンさんから、溜息の出るようなメールが、
「お~い。いま三宮だから、早よ来て呑も」
年齢を疑いたくなるような低レベルな文章。
「オーケ。すぐ行く」とこれまた、小学生でももう少しましな文章を書くだろうに・・・・・・。そのまますぐに家を出る。
パンをくわえて慌てて家を出るアニメのいちシーンのごとく、自宅を飛び出し最寄の駅へ。ほら、急がすから電車のカード忘れたじゃないか。しょうがないので現金で切符を購入。
で、7時が6時になり、"かずやん" のお店のある駅前に立っている。
お店はすぐそば。簡単に書くとお巡りさんのすぐ横。べつに留置所へ向かう気は無いが、『詳しく書くな』との上からの命令がり、あまり詳しくは書けない。
"かずやん" のお店にはいると、ジョギング帰りのおっさんみたいなチュンさんがカウンターの隅に座っていた。たしかこの人、会社から帰宅中のはず。
「おぉ、やっと来たか」と空のビールジョッキを持ち上げる。たぶん会釈のつもりだろう。
聞くと次が三杯目だとか。
"はやっ!"
こっちも急いで追いつかなきゃ。
ガラス張りの小さなテラスっぽいカウンターの隅から見える外は夏の夕暮れ。人や車がせわしなく行き来している。ガラス隔ててこっちは別世界。涼しい風が心地よい。でも、今日誕生日の当の "かずやん" は、しんどそうな顔。カウンターの中は冷蔵庫の熱気とレンジの熱気で地獄の暑さだという。たかだか半メートルほどの距離でそんなに変るみたいだ。お誕生日なのにね。
お誕生日の" お供え " が・・・・・・
ども、●5才、おめでとうございます。(めでたくないか・・・)
「こっちは暑くて地獄やねんぞ」とカウンター内で "ふぅふぅ" 言っている人に向かって、ふたりはフライドポテトと、フライドチキンを注文。"かずやん" が申し立てている苦悶なんて、な~んにも聴いていない。
お店の中は薄暗い。
念のために言っておくが、照明器具を少なくして安上がりにしているのではない。雰囲気を作るためにあえてそうしている。天井にはたくさんの照明器具が設置されていて、全部に明かりが灯っている。なのに暗い。それはレンガ造りの壁へ反射させた間接照明になっているから。
これが意外と電気代が掛かるらしい。
たくさんの照明器具を点けて電気代も掛かっているのに、部屋を暗くしている。なんて矛盾しているのでしょ。ま、そういうお店ですからね。
そこで、最近はほとんどをLED電球に替えたらしい。
どれ? と聞いて、それとあれ、と指してくれるが、見た目は白熱球となんら変らない。オレンジぽい光りは白熱球そのものでいい感じだ。
LEDに替えると消費電力が極端に落ちる。60W(ワット)の白熱球は100Vで光らせているので約0.6Aの電流が流れている。白熱電球だけの話しで、コイルなどの誘導性負荷はこの際関係無しということにしておく。
おぉ、やっとデジタル降魔録ぽい話しになってきた。ここのところとんでもない方向へ暴走していたからね。
100Wの電球なら1A。この "A"(アンペア) 記号、どこかで見たことない?
玄関の天井付近にあるブレーカーのつまみに "15A" とか "20A" と書かれている。これは15Aを越えると危険だから遮断します、という安全器具だからそう書かれている。
どれだけ危険か・・・・・・。
もしブレーカー無しで100Vをショートさせると、配線コードは瞬時に燃え上がる。それはそれはすごい。一瞬でビニールが吹っ飛び、炎が上がる。
何せ実験した馬鹿者が言うのだから間違いない。この辺がデジタル降魔録の偉いところ、実験と称して、間抜けなことをやっていることを世間の皆様に、恥をさらしている甲斐があるというものだ。
ちなみに電源回路に使用されている大き目の電解コンデンサを極性を逆にして通電すると、クリスマスのクラッカー花火の打ち上げを経験できる。
いままでに二度ほど顔の前をコンデンサの中身が通過して行った、という体験者がいうのだから間違いない。
危険なのでよい子は真似しないでね。
で、ブレーカに15Aと書かれていたら1500Wまで使える。100Wの白熱球なら15個まで同時に点灯できるということ。
「そんなに点けるかい」とお思いでしょうが・・・。
確かに電気店じゃないんだから、一般家庭で100W電球を15個も点けるところはない無いかも知れないが、消費電力のことなので家庭には他にも電気を消費するモノがいっぱいあるでしょ。
電子レンジの後ろか側面に貼り付けられているシールに最大消費電力:650Wと書かれていたら、一気に100W電球6個半になる。ホットプレートはもっと大きくて1300W(1.3kW)ほどになる。となると、電子レンジとホットプレートを同時に使うと650+1300=1950となり、19.5Aも流れるのでブレーカーが " バンッ " て落ちる。
ホットプレートの1300Wというのは最大値なので、スイッチオンですぐ最大にならない。だから両方使うと同時に、すぐブレーカーが落ちるとは限らない。だいたいは、少し経ってから、突然どっかで " バチッ " と音がして部屋が暗くなるはず。
で、話がそれたが、白熱電球60WをLED電球に替えると消費電力が極端に落ちる。LED電球は5~9Wほど。計算しやすいように6WのLED電球があったとすると、消費電流はたったの0.06A。10個点けてやっと60Wの電球1個分になる。
LEDのカタログを調べたら・・・。
点けっ放し寿命=4万時間=約1670日=4年半
白熱球1000時間の40倍の長寿命
・・・となっていた。
単純計算で、12時間点灯だと9年になる・・・のはず。まだ9年も経ってないのでなんとも言えない。
想像では国内有名メーカーのものはたぶんその通りか、それ以上だと思うが、どこのとは書けないが・・・ねぇ。もっと短期で壊れるかも。もしかしたらもう壊れて点かなくなっているのがあるかも。
LEDそのものは長寿命なのは確か。我が家にあるLEDデジタル時計(【2010年12月10日:連番ゾロ目好き】を参照。写真有り)は25年故障なし。21万9000時間点灯している。
LEDは熱を出さないというが、LED電球はけっこう熱くなる。放熱フィンが点いているくらいだからね。発光面より放熱フィンが熱くなるそうだ。40~50℃ぐらになるらしい。だからLED電球が壊れるとしたら、熱による点灯回路の部品の劣化や、コンデンサーの容量抜けが原因になると思う。となると、粗悪な部品や適当な回路でLEDを点灯させているメーカーのはやめておくのが妥当でしょう。ね。
"かずやん" のお店の間接照明をLEDに交換したのは大正解。見た目は以前と何も変らない。う~ん。未来なのぢゃ。
と、感心はできない。不可能な部分がある。それはカウンターのうえにズラッと並ぶこれまた薄暗い明かり。けっして電気代をケチっているんではない。"かずやん" に代わり代弁しておく。
カウンタの上にある照明器具は傘が付いており、天井から吊り下げられて、テーブル部分の真上にまで垂れ下がってきている。これは料理を美味しく見せる効果があったり、その部分だけほっこりと、ほんわかに照らして雰囲気を盛り上げるために付けられている。これが " カーッ "とスポットライトのように 真っ白な閃光のような光りが当たったら、まるで警察の取調室に連れ込まれたような気になってすぐに帰りたくなる。(取調べを受けたことは無いので…念のため)
ほんわりと点いているから、「もう一杯頂戴」と長居できるという塩梅。
カウンターの上にも・・・・・・
ここには特別な電球が点いているわけではない。調光器が付いているから明るさを自由に変えられる。しかしこれがLED電球には合わない。LED電球は点灯と消灯しかできないデジタルと同じ。調光器は点灯から消灯までのあいだをアナログ式に電圧を変えて明るさを調節する機械なので、ONとOFFしかできないLED電球には合わない。
残念。
調光器に対応したLED電球もあるが、どうしても段階が目立つ。アナログ式の無限段階をイメージするとがっかりする。でも、なかには昼白色から電球色(オレンジぽい色)まで7段階にできて、さらにそれと同時に明るさを7段階に、トータル49の明るさと色合いにリモコンで変化させることができるのもある。
おぉぉ。デジタル式だけど未来ぽい。
値段は1個5000円ぐらい。
"かずやん" のお店にはそれが5個ほど使われているので、2万5千円也。
ご愁傷様です・・・・・・。 ( ̄十 ̄) アーメン
2011年 8月26日(金)
たしかに毎日パソコンに向かってますが・・・
どうも、組み込み制御という仕事がどのようなものか、まだ伝わっていないようですね。
パソコンに毎日向かっているようだが、何をしているのやら・・・。という話が広まっているような・・・(気)がします。
どうやら、はっきり説明しなければいけない時が来たようです。
いい機会なので今日はひとつ、詳しく説明します。
昔、仕事をしていて、仕事場の若い女子に、"宇宙人みたい" と言われたことがある。同じ仕事場の人間にさえ理解し難い仕事。それが組み込み制御という職業。
わけのわからないものをパソコンに打ち込んで、わけのわからないことをすると、わけの "わかるモノ" が出来上がってくる。それを見て、この子はそう言ったのだと思うが、こっちからすれば、あんたのように全身から発散させている怪しげなフェロモンの方が宇宙人的に見えるんですけど……。
しかし "宇宙人" と呼ばれるとどうしても、白人男性に腕を掴み上げられてダランとうな垂れている小さな生き物を想像してちょっち嫌だな。せめて魔法使いと呼ばれた方がロマンを感じていい。これからは魔法使いと呼んで欲しい。
パソコンでキャドを使って回路図を描いて、それに合ったプログラムをパソコンで行って、そのデバイスを基板に突っ込んで動くようにして・・・って何度言っても伝わらない。のならいっそ魔法使いになりきって説明してみよう。意外とその方が一般の人にわかり易かったりしてね。それとなんどもいうが宇宙人は嫌だ。ほとんどが "ブサイク" だからね。
それなら魔法使いの方がまだいい。ま、男の魔法使いというのもいまいち人気が無いけどね。魔法使いはやはり女子がいいな。でもしょうがない、こんなおっさんで我慢して──。
夏休みが終わった魔法使いは、ちょっとしたものを作り出す要求が起きたので、朝から紙に向かって鉛筆でラフな記号を書き込んでいた。一般には回路図と呼ばれているが、それはまさに魔法円やソロモンの三角形を組み合わせた魔術のシナリオなんです。同じ魔法使いが見るときっと意味が伝わるので、今回は一部をぼかしてお見せしましょう。
紙に書かれる魔法陣(回路記号)は怪しげな記号でいっぱい
最初は要求されたものを形にするために、頭の中に浮かぶ呪文を記号に直して、紙にパラパラと書き、パス(魔術のライン)で繋いでいく。間違いが無いとなったら、これを専用のソフトでパソコンのメモリへ直接書き込んで行く。
これは、最初の試験的に呼び出す魔神喚起に成功すれば、大量生産用の召喚魔術の魔法陣となり、最終的にこの中に入っている魔法陣を利用することになるから。
正式な魔法陣は見せるわけにはいかない
今日は試験的に呼び出す試作回路と呼ばれる喚起儀式の準備をした。準備は一日掛かって夕方ごろ終わり、実際の試験儀式は月曜日となった。
問題はこのあと。
ソロモンの魔石にプログラムをぶち込んで、ただの石(CPU)に命を吹き込む部分。ここの説明が難しい。呪文(プログラム言語)を唱えて(コーディングして)魔神喚起(アセンブル)すると、石に命が宿り思った通りに操れるようになる──。
と、まぁこんな仕事をしています。
何、余計に解らないって?
もう、知らん・・・。
魔道書はトラ技・・・820円也。 ( ̄‥ ̄) フッ
トラ技=トランジスタ技術:CQ出版さん
2011年 8月27日(土)
一気に秋・・・
夜が寒いぐらい。季節が一気に秋になった。
昼はまだ夏のままだが、近くに大きな川が流れる自宅周辺は夜になると一気に気温が下がり、夏のままの寝床ではちょっと寒い。ということを他の地域の人に話しても
信じてもらえず、「え~。まだ暑くて夜中にクーラーが止まると汗だくになっている」と言う。
でも、ここらはほんとうに夏の気配は消え去り涼しい。そしてやかましいぐらいに秋の虫の大合唱が一晩中続く。
下の波形は、いつも枕元の向こうで鳴いている、たぶんコオロギの一種だと思う鳴き声の音声波形。実際の音はスピーカのボタンを押すと流れる。
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上記のサウンドはだいぶ前に効果音CDを拵えたときに掲載した音源で、我が家の庭で鳴いていた虫の音。今年も鳴いている。
実家にいたときは "便所コオロギ" と呼んでいた。
昔のトイレはだいたい庭に面した方の床近くに小さな窓が有り、そこから聞こえて来る虫の音からそう呼んだんだと思うが、実際、この虫にしてみ
たら失礼な話しだ。たまたまトイレの近くに棲んでいたというだけで "便所" と命名されて、失礼極まりない。だいたい、コオロギの種類かどうかもあやしいもんだ
。
"便所" とは関係ないことを祈ってネットで調べると、以下のサイトで鳴き声が聞けた。↓↓
http://hitohaku.jp/wave/wav_korogi.html
聞き比べて、"ツヅレサセコオロギ" がいちばん近いような気がした。
これで "便所コオロギ" ではなく、"ツヅレサセコオロギ" という正式名称がわかった。でも、あだ名の方で呼ばれるのが世の常なのだ。たぶん彼は一生 "便所コオロギ"と呼ばれ続けるのでしょう。あ~めん。
"糞ころがし" はどう思っているんだろ? (; ̄Д ̄) ホンマや
彼は胸を張って "それ" を転がしているので、たぶんそのままでいいのでしょう。
でも "便所コオロギ"は便所とは関係ないはずだ・・・。
2011年 8月29日(月)
秋の夜は長い・・・
エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、便所コオロギ、カネタタキ
秋の虫たちはいまが盛り真っ只中。歳末セールのデパートのような大騒ぎが朝まで続いている。
ここは山の中と違い結構な都会(大阪梅田まで電車で10分圏内)なのでそれほどの種類はいないが、大きな川の土手にはかなりの規模で草原が続いていて、虫たちの天国になっている。
下記のサイトで鳴き声を調べると・・・。
http://hitohaku.jp/wave/wav_korogi.html
● エンマコオロギ
● ツヅレサセコオロギ
● ミツカドコオロギ
● カネタタキ
これぐらいの種類が聞き取れた。
いちばん好きな "カンタン" がいなかったのが残念だ。 この虫もちょっと綺麗な草原へ行くと必ずいる。大きな音量で自己主張をしているコオロギ系と違い、慎ましやかな音量で "ルルルルルルル" と途切れることなく鳴いている可愛い奴。そのくせ結構近づいても臆することなく鳴き続けるので草ッパラを歩いていて、ふと立ち止まっても足元で "ルルルルルルル" と鳴かれると非常に心地よい。
マツムシも好きな虫の音のひとつ。
"チンチロリン" "チンチロリン" とひとつの単語のように区切りながら、金属ぽい音色がいい感じ。これも近所では鳴いていなかった。
ただ、いままで聞いたことの無い音色がひとつだけあって、都会でありながらここらも捨てたモンではないな、と思ったのが "カネタタキ" というやつ。
この虫も "カンタン" と同様に慎ましやかな方で、聞こえ方は人それぞれあるとは思うが、私は "ツン ツン" あるいは "チン チン" という感じに聞こえる。
そう、金属を叩くような音。仏壇の鈴を響かないように手で押さえて、小さく弾いたら近い音になるような気がする。それぐらい小さな音で鳴いている。
虫達の出勤時間と勢いも人間くさいところがある。いちばん聞こえてくる、ということはいちばんたくさん生息している "ツヅレサセコオロギ"(私的別名:便所コオロギ)は夕方、陽が暮れる少し前ぐらいから鳴きだし、午後7時~12時ぐらいまでが絶好調、"リーリーリーリーリーリー" とまったく途切れることなく鳴き続ける。これに関してはデータがあるので、波形を見てもらうとわかるが、このように、驚ろかさない限り永遠と鳴き続ける。
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どっかの人間様と同じ、7時ぐらいから「乾杯~」ってやって12時ぐらいまで大騒ぎしている奴、居るね。いまキーボード叩いて、この文章を打ち込んでいるね。
この "便所コオロギ" も人間様と同じでやっぱり疲れるみたいで、朝方4時ぐらいになると、、"リーリー・・・リー・・・・・・・リーリー" と途切れがちに、そして夕方のあの元気もなくなり、幾分擦れた音色になっている。ひと晩中だもんね、そりゃ疲れるんでしょう。朝方5時ごろになると、それは本当に虫の息に。
"リ・・・・・・・リー・・・・・・・・・・・リ・・・・・・・" てなぐあい。
清楚な "カネタタキ" さんはちと違う。人の気配に敏感なのか、人間様が布団に入ってあたりが静寂になるまで鳴かない。声が小さいので聞こえないという理由もあるかもしれないが、それがまた、遠慮がちで奥ゆかしい性格が心地よい。こちらは永遠と鳴き続けるのではなく、ところどころで休憩が入る。なので、朝方になっても鳴き方に変わりが無いのがまた、育ちの良さを窺わせる。そして陽が登るころになるといつのまにか静かになっている。
そして昼間にたっぷり寝て英気を養った連中は、今夜もまた繰り出すのです。
よし、人間様も虫ケラには負けていられない。
コッチも繰り出すゾ! (^o^)/ オォーッ
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