過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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2015年 3月 6日(金)13.5℃(午前8時5分) 

救急車に乗る婆さん……

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 昨日、仕事場の帰りのことです。自宅近くまで戻って来ると、救急車が赤色灯をグリングリン回して道の端に止まっていました。
 こんな寒い時にどうしたんやろ………と思いながら家に着くと、家の者が急いで出かけようとしているところでした。
 どこ行くのかと訊ねると、ぬぁーんと。90歳になる我が家の婆さんが散歩の途中で倒れて救急車に運び込まれたとのことです。

 うぉぉぉーい。あの赤色回転灯はオレんちかい!
 とそのまま自転車をUターン。全力疾走で飛んで行くと、近所の顔見知りの人が、えらいこっちゃ、と手招き。あれよあれよという間に、救急車の後部ハッチが開き、関係を訊ねられ、家族の者だと報告すると、すぐに中に連れ込まれました。

 救急車に乗るのはこれで三回目です。一度目はワタシが二十歳の頃、腸炎を起こし、あまりの痛みに耐えかねて運んでもらいました。二度目は今目の前でベッドに横たわっている婆さんが、五年ほど前に高血圧でぶっ倒れた時、そして今日です。

 車内にはベッドが一列、それに並行して長椅子ぐらいの腰掛けがあり、運転席を前にして左側のスライドドア側にも一人駆けの椅子がありました。運転席のすぐ後ろには天井までの3ドア冷蔵庫みたいなものがあって、そのすぐ後ろ窓側に、血圧、体温、脈拍など映し出す、お馴染みのバイタルモニターが、そして天井付近はフタのついた物入れがずらりと並び、色は全部白で統一されており、病院色になっていました。

 こんなに落ち着いて、中を観察できたのには理由があります。

 運び込まれた当の本人は、顔をしかめてはいるものの、ペラペラくだらん話を救急隊員の人たちに喋りかけているからです。

 隊員の方は3名。一人は電話をかけて受け入れ先の病院を探しています。一人は運転の担当らしく助手席のすぐ後ろに座っていますが、とりあえず待機している感じ、もう一人の人はワタシと同じ後部の長椅子座席に腰掛けて患者のバイタルをじっと観察しているのですが、その三人へ向かってくだらない話をペラペラペラペラ。皆さん、苦笑いで相槌打っています。迷惑きわまりない婆さんは、元気元気。

 隊員の方が言うには、散歩中に転んで腕と臀部を地面に打ち付けたらしく、うんうん唸っているところをご近所の方が電話してくれたそうです。


 婆さんは、自慢げに救急車に乗るのが二回目だとか、前回は大きく揺れてベッドから落ちそうになったとか、あーー。スミマセン業務の邪魔ばかりして。

 挙げ句の果てには、いつもの訪問していただいている病院の先生から、あんたは風邪もひかず元気だから訪問の甲斐が無いと言われている、何てことをこんなところで打ち明けられても、隊員の方は元気でいいですねー、って答えるしかないっす。

 運転担当の方が、僕なんか昨日風邪で病院行ってきたばかりだよ。とかお忙しいのに返事をしてくださり、それに対して、あんたも気をつけないと風邪は万病のもとだよ。
 ってぇぇ。救急車に乗せられてベッドに寝ている者のセリフじゃないっすよ。重ね重ね、救急隊員の皆様、どうもすみません。こんな婆さんで。

 えー。ここでご報告です。
 この婆さん。前回救急車で運び込まれた時、高血圧と書きましたが、実ははっきりとした原因が解っておらず、お医者さんが言うには、たぶん血圧が上がってぶっ倒れたのだろうと。何しろ病院に担ぎ込まれての第一声が、「便所に行かせてくれ」ですから。

 トイレに籠った婆さんは出て出て止まらないオシッコがようやく収まり(どんだけ我慢しとってん)、診察室に戻ったときは、正常血圧に戻っており、診察料150円を払って帰って来た、という経緯の持ち主だということを、ここで告っておきます。

 結局、婆さんは手首の軽い骨折だと診断されました。
 これでちったぁ静かになってくれるでしょう。

 そんなこんなで、ワタシはこんな婆さんと暮らしております。
 おーじょーしまっせ。






2015年 3月22日(日)21.0℃(午後6時12分) 

『iE坊や』には、ほとほと手を焼いております……

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もともとここでは電子工作の話、その中でもデジタルに関することをメインに書いてきましたが、それがいつのまにか、デジタルなら何でもいいんじゃね? と気を許したら、PCの話が前に出てきて、それなら仕事で手を出しているFlashコンテンツもいいじゃん。となったものですから、それがエスカレートして、Webサイトで動くPICのシミュレーターをFlashで作ったり、3Dに手を出したりと、もはや、もうムチャクチャ。

 今じゃ、デジタルなんか全く関係の無い、ワケのわからない物語まで書き出して、いったいお前はどこへ行く気なんだぁ~。とお嘆きの諸兄姉さま。
 別に嘆いてねえよ。勝手にどこへでも行けよ──と言われた日には、ちょっち焦って舞い戻ってきたりして。

 で、今回は掲載頻度の高い話題です。

 iE坊や についてです。
 出たよ。iEだよ。

 iE、ご存じのインターネットエクスプローラです。Windowsでお馴染みのマイクロソフトさんが無料提供してくれている、インターネット上を流れる情報を見るためのモノで、ブラウザとも呼ばれています。

 数々あるブラウザの中で、行儀の悪さからいくと、もしかするとトップに出るのではないかという代物です。でもその圧倒的普及率から誰も文句が言えない状況です。

 このサイトでもいろいろつぶやいていますが、iE11になって、何とか他の秀逸なブラウザに追いついてきた感、濃厚です。
 まだまだ言いたいことがたくさんある方もおられると思いますが、ワタシ的にはiE11になる前に、グーグルのクロームに乗り換えてもう相手にしてませんのでどうでもいいや、となっているのです。でも仕事で離れることができず、iE8~iE11のを利用したコンテンツを拵えることがまだまだ続いています。

 iE11からエミュレーション機能というのが付いて、F12のキーを押すと、iE5~iE11までをエミュレーションして映し出すことが可能ですので、まぁ作業は幾分楽に。ただし、このエミュレーション機能にも、あの悪名高きiE6が外されているのは、本家の方も捨てたのでしょうか? この辺りのお家事情は知りませんが。

 で、本題です。
 iE11で何とか落ち着いてきたなと思って、のんびり構えていたら、いつもお手伝いしているガネーシャの会社の部長さんから連絡が入り、Win8のiE11で見ると変な黒線が出ると言われているんですが、とのこと。

 で、早速。
 Win Xp、Win7,Win8.1、iMacのSafari、Chrome、Firefox、iPad、XperiaTabletZ、htcのChrome、ありとあらゆる機器を介して見ましたが、そんな変な現象は見られずでした。

 で、詳しく聞くと、windowsRT8.1とのこと。
 アップルのiPhoneに焦って急きょ作った、タブレット型PC用のOSです。ノートPCよりさらに薄く、かつ小型にしたタブレット型で、ディスプレイとキーボードが外せられる、コマーシャルでもお馴染みの物ですね。

 スマホから派生しているAndroidで動くものではなく、PCのWindows8.1ベースになっているので、普通のPCのソフトがそのまま走るという、とてもすごいものです。だったらそれでアフターエフェクトとか、プレミア、フォトショップが走るので、トイレにこもってバリバリ仕事ができるますね。
 なぜかすぐにトイレに籠りたがるのは、ワタシの悪い癖ですが……そんなところでも仕事ができるという、素晴らしいモノです…………。


(補足:フォトショップやプレミアが走るというは憶測ですので、本気にしないでください)

で、話の内容は、windowsRT8.1のiE11で見ると、マウスがボタンに載った途端、怪しげな黒い線が出るとのことです。

 ピンときますね。
 これまでどれだけiE坊や に泣かされてきたコトか──。

 まーた。中途半端な状態でRTに載せたのでしょうか。詳しいことはまだ定かではありませんので一概に決めつけられませんし、ガネーシャの会社のお客さまは、大きな出版社さんのエライ方ですので、
「またいつものiE坊やの悪戯ですよ」
 とは結論が出せず、一度電話を切り、さっそくソースファイルを覗きましたが、どこにも間違っているところは無く。だからどのPCで見ても黒い線など出ません。

 なにしろ、現象の出るコンテンツは超シンプル。
 背景画像が入ったボックス内に、オンマウスで画像が変わるリンクボタンを配置。
 これだけです。文字列も何もありません。メニュー画面ですから。
 で、そのボックスのぐるりにボーダーで陰影を付けるというごく当たり前の飾りをしてあるだけ。それらはすべてCSSで処置しているので、htmlの部分はすっかすかの空っぽに近い状態です。

 な、の、にぃ~~。
 ボタンにマウスが載った瞬間、黒い線が画面の右と下方向いっぱいに走ります。

 数時間悩んだ結果、陰影を付けているボーダーを消すと正常になる事が分かりました。

 どうですか。CSSを使ってボーダーで縁取るなんて普通のことでしょ。それをすると変な線が出ます。
 さて、これはiEのバグでしょうか。それともそのRTのどこかがおかしいのでしょうか。

 とりあえず、ボーダーを取っ払うことで対処しましたが、まーた、iE坊や が暴れそうです。今度はWindowsRTですよ。

 気ぃーつけなはれや、奥さん。



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