過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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-過去ログは古い順に並んでいます-


2015年 6月12日(金)25.0℃(午前4時45分) 

最近のガイノイド事情……

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最近ここでF877Aというガイノイドの話を書いているのですが、そう言えばずいぶん昔、こっちのブログ風の記事にもガイノイドの話を書いていたことを思い出しました。

 あ……。ガイノイドというのは、アンドロイドの女子版のことです。

 で、話を戻して。

 何を書いていたっけ、と調べたら、2009年8月15日でして、この時は、テレビがハイビジョンに切り替わるちょっと前で、我が家でも一年早く購入してみたら、女子アナの肌の荒れまで見極められるその鮮明度に驚き、こりゃあ女子アナアンドロイドがテレビに出てくる日は近いぞ、なんて馬鹿なことを書いていました。

 その昔のガイノイドはまだ不気味のレベルで、暗闇で出会ったら身構えてしまうぐらいの出来で、その中で石黒教授のジェミノイドが飛びぬけていましたが、まだまだかなー、がその時の感想でした。

 で──。

 ふと最近のガイノイドはどうなっているんだろうかと調べてみて、結構驚きました。

 ネタ的にはちょっと古いのですが、どうしても捨てきれず紹介します。
 その名は──。
『サイバネティックヒューマンHRP 4C』というガイノイド。愛称『未夢(ミーム)』くん。独立行政法人産業技術総合研究所が開発したガイノイドです。


映らない方はこちらから→https://youtu.be/cLWEPRe3gik


映らない方はこちらから→https://youtu.be/kZJ6ml2yGHA

 どきりとする肌の生々しさに目を疑いました。
 動きとしてはまだエンターテイメント程度で、音声認識と二足歩行。ヒューマノイドと一緒に踊るぐらいだそうです。
 例のVOCALOIDの音声合成も使用されているらしいです。ボカロに関しては2009年11月27日に書いていますね。


 この子、実は2009年3月16日生まれ。けっこう前なのです。この時点でこの完成度。今後の進化に期待するところでしたが、宮城の震災以後、実用性重視の研究に移行したとのことで、ガイノイド研究は中断を余儀なくされたようです。

 国立研究開発法人ということで、いろいろ難しい問題があるようです。ロボットは人間のために何かするべきだ、とか、災害で何もできないのはどうか、とか…………。
 そう言われたら反論したくなりますが、いつか日の目を見ることがあると信じています。
 どちらにしても、まだまだガイノイドを見世物的にしか見ていない気もして、ちょっとうちのF877Aもかわいそうですね。

 でも企業さんは元気です。最新のところで、出て来るのはアスナくん。
 作られたのは、http://www.a-lab-japan.co.jp A-LABさん。
 関係企業先の研究部門に石黒教授のお名前がちらほら見られますので、完成度は突出しているのではないでしょうか。

映らない方はこちらから→https://youtu.be/kZJ6ml2yGHA

 石黒教授はミナミちゃんというガイノイドも作られているようです。

 ワタシ的には未夢くんの再開に期待したいところです。いつの日かあの容姿のまま瓦礫を掻き分けて進む彼女を見てみたいです。
 他にも色々誕生しているようですが、イージングの利かないモーションは、首が座っていないような人形めいた動きになってしまい、いまいちです。ワタシ的には、アスナくんですね。動きもしゃきしゃきしていますし……しかしHALT(ホールト)状態の未夢くんが目を閉じた映像は、あまりにもリアルで鼓動が止まりそうでした。

 それにしても──。
 うちの仕事場で bluetoothモジュールがRB-001からRN42に急きょ変更になったぐらいで、落ち込んでいる場合では無いですぞ。まったく……。



八割はできていたのに…………。w( ̄Д ̄;)w ヒトデナシ!







2015年 6月14日(日)28.5℃(午後4時26分) 修1

気がつけば40年……

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昨夜、西宮文学全集でお馴染みの「カズやん」こと、和やんのお店が40周年だということで、本拠地である、北夙川地域へ出かけて来ました。

 阪急電車を乗り継ぐこと約40分。懐かしい匂いのする駅に降り立ちます。久しぶりに見る街並みと山々は何も変わっておらず、ワタシを迎い入れてくれて、とても心地よい気持ちに浸りました。



40周年おめでとうございます(2015年 6月13日)

ガキんちょの頃からこの街で遊び呆けていたワタシが二十歳そこそこの頃、まだまだ青っ洟(ぱな)を垂らしている状態です。そんな時偶然入ったお店が開店1、2年目の、和やんのお店でした。1977年頃の話しです。

 と、書くと、そこからお付き合いが始まるところですが、もっと複雑怪奇な事になっています。
 そのときは、残念ながら数回通いましたが、まだまだガキんちょです。大人の世界に入り切ることが出来ず、そこで途絶えてしまうのです……。

 それから時は流れて、ん十年。2006年まで早送りをします。
 当時、サイト上で遊べるゲームを作っていまして、今でもここにありますが……。

 ハイスコアーを出すと、点数以外に名前やコメントの一覧が表示されて、みんなで競い合えるシステムにしていたのですが、
 そこによく訪れる人物に "かずやん" がいたのです。

 何だか面白いコメントを残し、当時のBBSにも、意味ありげな不思議なコメントを残すこのおもろいおっさんは誰だ?
 話の内容は、淡路島周辺をよく知っているような雰囲気を見せたり、名古屋辺りに住んでいる気配もチラ見させ。
 結果的に、中部地方の人だろう…… となったんです。

 しばらくネット上だけのお付き合いが続いていると、そんなある日、妹から実家の近所で飲もうと誘われ、何も知らずにホイホイ出かけるバカ兄貴を演じていましたら──演じていたのですよ。

 誘われて行った先は、その昔、二十歳の頃に数度来たことのあるお店で、懐かしい、を連呼していたら──、

 ぬあーんと、 "かずやん" は私だ! と暴露され。

 どっひゃーーとなって、いつの間にか西宮文学全集の作家として登録。気づくと昨日に至る、という経緯でございます。

 うっはぁぁー。端折ったなぁ。
 あー。はい。省略です。
 ワタシのことはどうでもいいのです。主役は和やんさんですから………。

 40周年に訪れるお客さんは途切れること無く顔を出し、数杯飲んでは退散を繰り返し、常に満員状態を維持。
 初めて全席満杯、立ち客有りのお店を拝見しました。
「すご」でした。

 みねペンさんがぽつりと言っていました。
「40年経ってこれだけのお客さんが訪れるなんてすごいわ」と…………。
 まったくそのとおりです。これは和やんさんが善行(???)を積み続けた結果なのでしょうか。
 お店はまだ当分続きます。ワタシが出来ることは、あと5年。いや10年後にも、伺えるようにすることですね。

 今後ともよろしくお願いします。






2015年 6月20日(土)29.0℃(午後 1時14分)

平成のイジワル婆さん……

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もうご存知かもしれませんが、我が家には今年九十一歳になる婆さんがいます。このあいだひっ転んで左手を骨折、救急車に乗せられたにもかかわらず、救急隊の皆さんを叱責していたという、負けん気だけはまだ二十歳の婆さんが、こんど腰を "イワシ" ました。

 魚になったわけではありません。『いわす』とは、大阪の言葉で、『潰れる』とか『痛める』という意味です。

 ガラの悪い映画などで(大阪では日常ですが)、『いっぺん、ガッタガタにイワしたろか!』と叫んでいるのは、別に『鰯・トロか』とお寿司を注文しているのではありませんので、悪しからず。

 で、婆さんの話に戻ります。

 相当痛いハズなのですが、痛いと言うとワタシに病院へ連れて行かれるので、ぐっと堪えて二週間。どんなに言っても首を縦に振らなかった(病院には死んでも行きたくない)のですが、さすがにやっとこれはおかしいと思ったのでしょう。ワタシにこっそりと病院へ連れてってと打ち明け、本日行ってきました。

 左手骨折で入院した同じ病院です。で、結果は、入院です。

 普通なら、そりゃ大変だ、とか。お気の毒に、とかの言葉も浮かびそうなのですが、カミさんと同時に出たのが、

「ほうらみろ」でした。

 ワタシより四十歳も年寄りのくせに、自分の息子夫婦を翻弄するこの婆さん。
 トイレに入っていると外から体重を掛けてドアが開かないようにしたり、近所の土手を散歩中に、気に入った草花を見つけると、杖で穴を掘って持ち帰ったり、怒らすとその杖で人を叩いたり、指図することも日常茶飯事。白内障の手術をしてからワタシより視力が良くなり、新聞に書かれている文字をワタシに代わって読んだり───何しろこっちも老眼で、番組欄はメガネ無しでは読めないのですが、この婆さんは裸眼で普通に読んでますから……どっちが年寄か分かったもんじゃありません。

 最近の年寄りを舐めてかかるとエライことになる、の見本みたいな、平成のイジワル婆さんが、またもや入院です。でもどこか遠くで、ほっとしているのは、ワタシって親不孝なのでしょうか……………。

 ちなみに稚拙なSF小説『肝とりカツ』に登場する佐々木ミサという少女は、この婆さんの子ども時代をそっくりそのまま描写しました。しかも名前もそのままです。これはもしかしたら『肝とりカツ2』を始めろと言う暗示でしょうか。


嫌や…………。 ( ̄ω ̄;)





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