過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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2016年 7月16日(土)27.0℃(午前 8時52分)

染み入る鳴き声……

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セミがうるさい季節になってきました。
 と言っても、クマゼミオンリーなのです。これって大阪地域特有のことなのでしょうか。他の地域ではいかがでしょう?
 いつから……という記憶を探るのは難しいのですが、気付くと、クマゼミしか聞かなくなっていました。

 昔?

 はい。昔は時期によって移り変わっていく、バラエティに富んだセミ族を追って遊びほうけたもんです。

 セミが鳴きだす六月後半。まずはニイニイゼミです。小型のセミで「ジィィィ……」ですね。
 続いて、アブラゼミが鳴きだす頃には夏休み目前になっていて、子供たちはそわそわ。

 鳴き声は「ジリジリジリ」とか「ジジジジジジ」とか。ニイニイゼミよりひと回り大きくて、茶色い羽と黒い胴体に白のワンポイントがあります。

 子供頃は松の木の多い地域に住んでいましたので、木の色と同化しており、見つけにくいセミでした。ただし数が多く。「一本の木にナンボおるねん」と言いたくなりそうなほどでした。

 そして、やっとクマゼミが出没する頃。夏休み全盛期。宿題なんかそっちのけで朝から夕刻まで、セミ捕りか魚捕りに明け暮れている頃です。

 クマゼミは大型で、透明な羽が珍しく(当時は)そしてなにより高い木の上のほうにいることが多く、採取も難しく、鳴き声を聞くと全員一目散でした。そしてミンミンゼミの声に夏空の爽快感を抱き、夕刻になって鳴きだ出すヒグラシの声で涼んだものでした。

 やがてツクツクボウシの声を聴く頃、じわじわとやって来る秋の気配に恐怖するのです。宿題が真っ白ですから。


 今や…………。

 七月にもなると、朝、夜明けと共にクマゼミが「ジワジワジワ」「ワシャワシャワシャ」と鳴きだし。日中、40℃に迫ろうが容赦なく鳴き続け、そのまんま秋へ突入。そのあいだ他のセミの声を聞くことなく、岩に染み入るどころか、脳髄を侵す勢いで鳴き続けます。情緒もへったくれもなく、気付くと断ち切ったように鳴かなくなり、辺りがしーんと静かになります。

 はれ? 昨日まで鳴いていたやんか…………。
 となって、気温は夏のままなのに、秋に入ったことが知らされるのです。

「な~~~や、それ」




 やれやれ。まだ夏突入したばかりでした・・・。 ( ̄ヘ ̄;)ウーン







2016年 7月31日(日)29.0℃(午後 11時52分)

タイムリミット……

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カズやんさんのパソコンが壊れて、西宮文学全集の挿絵が届かないというアクシデントがあり、ギリギリまで待っていたのですが、ついに時間切れ。本日イラスト抜きでアップいたしました。

 すこしさびしいですが、ご了承ください。
 西宮文学全集 7月号です。
 よろしければご訪問ください。