過去の恥ずかしい記録をまとめました。

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-過去ログは古い順に並んでいます-

2009年12月4日(金)

落ちると怖い・・・

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デジタル回路のいいところは、はっきり云って、いい加減な数値でも〝たいがいは動く〟というところ。

 例えば、デジタル回路で使われる抵抗値はかなりアバウトでもちゃんと動く。で、もっとすごいのは、誤作動対策のために取り付けるコンデンサーという部品(パスコンと呼ばれてますが…)は、1個や2個外れたからといって、すぐに動かなくなるというものではない。ぢゃ、無くてもいいじゃんか、と思って全部取ってしまうと誤作動しっぱなしの出来損ないが完成する。
この辺りが私の超アバウトな性格にマッチするのか、デジタル機器とは非常に馬が合う。

 ところがここ二~三日、悩まされているのがデジタル値の狭間・・・。こいつに今週は苦しめられた。

 なぜデジタル機器はアバウトなことをしても動くのかというと、連続した変化を必要とするアナログ装置と異なり、デジタルの場合は二つの状態があれば動くからだ。
二つの状態とは、一度は訊いたことがあるでしょ、電圧の高い状態と低い状態のこと。この二つの状態があればデジタルとして機能する。

 ようは、通常より高い電圧だとか、低いと判断されればそれでいいのであって、絶対にぴったりこの電圧でないといけないというシビアーなことは無く、昔のデジタルICだと1.2~1.4V以上あれば高いと判断され、それ以下だと低いと判断される。

だから回路電圧が5Vだとすると1.4Vから5Vまでが高い状態になるので、3.6Vも融通が利くことになる。でも低い方向は0Vからなので、その差の1.4Vしかない。
(実際は1Vほどと思っていた方がいい)

最近の部品(CMOS)はもっと改良されており、回路電圧の1/2以上が高い。それ以下が低いと判断されて動いているので、低い方向、高い方向に2.5Vほどの融通が利くようになっているのでさらに誤作動が少なくなる。

 と、ま、だいたいの話ですので、難しいことは云わないでね。ちなみに、この難しいお話のおかげで今週は悩んでいたのですが・・・。

 先に書いたように、デジタル部品はこの辺りを考慮して電圧が変化するようになっていれば動くので、少しぐらいの抵抗値が違っていても、その範囲に入りゃちゃんと動く。

 ところが、そんな気のいいデジタル君も目くじらを立てるときがある。

 そうです。高いのか低いのか分りにくい、ちゅ~と半端な電圧の時です。この時、デジタル君は怒りだす。 「高いのか、低いのかどっちや!」てな感じで無茶苦茶な計算結果を出したり、動かなければいけないときに黙りこくったりする。ひどい時には頭から煙を吐いて(過電流で)燃えてしまうこともある。

くわばらくわばら・・・。

実は、今週そのような状況になっていたんす。


実際にあった怖い話・・・

 機械制御のボードを拵えるのが本業な私はいつものように、制御する相手に合わせて回路を組んでいました。
 機械制御と訊くと、モーターを廻したり電球を点けたり消したりと思われがちですが、今は21世紀です。コンピュータ制御されている機械を人間が操作する部分から、人間ではなく別のコンピュータシステムがその機械を操作する・・・。なんていう、機械が機械をコントロールするという、訳分らないことをやることがあります。
ま、詳しいことは書けませんが・・・。うふふ。秘密です。

 で、自信満々で回路を拵え、基板もアートワークも済み、すでに量産基板となって私の机の上に山積みにされていたときの話です・・・。

 量産基板の何枚かには部品が載せられ、いくつかのマザーボードを制御しており、すべて正常に動いていました。取り説をそろそろ作ろうかと会議の題にも出た頃でした。

 ある日の朝・・・。

 ちょっと古いけどこのマザーボードでも制御テストをしておこうと、私はそれを接続して起動させました。

ところが・・・。
それは動きませんでした・・・。

 計測機器には、正しく動いている結果が出ていましたので、接続間違いか接触不良だと思って再度確認しましたが、間違っていませんでした。
何度かやっていると、正常に動く時とそうでないときがあるようです。どうもどこか間違っているようです。でも、基板はもう回路設計も終わり、さらには量産基板として机の上に山となって積み上げられてます。

 恐ろしい言葉が脳裏を突き抜けてました。
 「設計ミス?」

 私の背中を冷たいモノが走ります。ゴクリと生唾を呑み込む音が部屋を響きました。

 絶体絶命の状況に追い込まれたのです。目の前が暗くなっていくのが分かりました。
あぁぁ~。私の組込み制御屋としての経歴が・・・。


 と、おおげさに書くとこうですね。ほんとに、このまま穴を掘りに裏庭へ出ようかと思ったけど、そうもいかないのでとりあえず原因を探らなきゃと、このあいだ支給されたばかりのLeCroyのデジタルオシロスコープで探りましたね。そら、必死でしたよ。
わぁ~い。今までのオンボロオシロスコープから最新式のデジタルオシロだぁ~。なんて喜んでいる場合ではないですからね。

ちなみに支給品なので、そんなに高性能ぢゃないっす。(100MHz 2chっす。でも最高サンプリング速度 2GS/s あります)

 それを使うと簡単に原因が分かった。(さすが・・・最新式)
 フォトカプラの飽和電圧の違いによるものでした。

 このあたりは当然設計時にも考慮していたが、相手が古いデジタルICを使用したモノで、さらにノイズ対策や過電圧保護の回路が何重にもなっていると、信号の低い状態(L)を送っても、さっき書いた1.4V(実測1.2Vでした)以上になってしまい低い状態が伝わらず、高い状態のままを維持するというデジタル野郎の嫌味な性格が・・・というか、こんな古臭い回路をもつマザーボードなんて知らんがな・・・。

 と云いたいが、社長に向かっては絶対に云えない。せっかくの最新式のデジタルオシロが、もとの旧式オンボロ オシロに換えられてしまう・・・。

 悲しい宮使いの身です。男は黙ってフォトカプラをとっかえひっかえ、一応、NEC製のものに交換して事無きを得ました。まだパーツが量産体制に入っていなくてよかったっす。ほんと、冷や汗モノでした。



 今回の問題点は、信号を〝L〟にしたときに、フォトカプラの種類によって下限の電圧にバラつきがあり、そのバラつきがイロイロな回路を通って、その先にあるICの反応値にまで達しなかったということ。

 下の写真は出力をLにした時の電圧を部品別に重ねたものです。何かの参考になさってください。

 
 支給品のオシロなら波形のハードコピーも取れる


 写真の通り、どのフォトカプラもL電圧は0.3V以下なので、しきい値の1V以下になっている。でも、IF=10mAでTLP521を駆動させて、その古臭い回路を通すと、その先端では1Vを越えてしまい不具合が発生したということですね。

 IFを20mAに上げると、不具合が止まることも分かったが、念のためPS2701を使用することで、回路の変更はしなくてもよくなり、なんとかクビがくっ付いたという一週間でした。

教訓・・・フォトカプラのLEDは思いっきり光らせろ、ですね。


TLP521のIF=10mAと20mAの波形を見てちょうだい。差はたったの50mVっす・・・。
信号波形の行き着いたところが思ったより遠かったというのか、想定外の障壁がICのしきい値を越えてしまったということですね。


 本当はデジタルオシロを貰った事を書きたかったのでは・・・?

むふふふ。  (v^-^v)♪ ブイ






2009年12月11日(金)

ネギのジャバ煮・・・

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掛け持ちで仕事をしているおかげで、自由時間が皆無になってしまった。
ちなみに休日が少なくなった、という生やさしい状態ではない。休日なんてと~~の昔から無い。西宮文学全集の原稿を書く間も無くなったが、これはちゃんと半年分のストックがあるので投稿は続いています。ファンの方はご安心ください。

ファンなんていませんが・・・。(⌒・⌒)ゞ ぷぷっ


若けりゃ、寝る間を削ってその分を遊び時間に・・・ってな具合になるだろうけど、もうそんなパワーは残っていない。あははは。

 寝る間を削らないようにしているので、しわ寄せはテレビを見たり、のんびりしたりする自由時間を削ることになり、気がつくと、喰う、寝る、風呂、トイレ、以外に使える時間がなくなっていた。ま、良く眠むれるので健康的でいいのだが・・・。

こうなると楽しみにしているのが寝ている時に見る夢・・・。

楽しみがこれだけっていうのも、なんかむなしいっすね。

当然だけど、そう簡単にここのネタになるような夢は見ない。代わりに意味不明の訳のわからないような夢はよく見る。
 まぁ。夢なんて意味不明、支離滅裂でいいんだけどね。でも私はなぜか自分の見る夢にまでストーリー性を期待してしまうんす。きっと筋書き通りのものを拵えなければいけないという職業病なんすね。

 そんな中で先日見た夢はわりとしっかりとした内容だった。

 私が見た夢・・・ん~っと…パート… 何番目だっけ?
13番目? へ~。そんなになるのか・・・。人ごとみたいですね。
詳しくは〝サイトマップ〟で・・・。

夢の話に入りますが・・・。

 友人から珍しい食べ物をいただく所から記憶が残っている。
夢の中で小皿に少し盛ってくれたその食べ物は、白く少しごちゃごちゃとした感じの豆腐の和え物のような感じだった。箸に少しつまんで口に入れると、なんともいえないネギの香りと豆腐の風味が口に広がった。
これは何だと訊いてみると、豆腐を作る段階で、まだ豆腐が固まらない直前に細かく輪切りにした大量のネギを〝ジャバ〟っと放り込んで作るので、〝ネギのジャバ煮〟だという。

 豆腐を潰してネギを混ぜたのではないのか、と訊ねると、友人は、そうするとこんな風にネギと豆腐が綺麗に混ざり合うことは無いんだと答えた。
なるほど、確かにネギの中まできっちり豆腐が染み込んでおり、とても歯ざわりも良く美味しかった。

 食べ方は、ポン酢、わさび醤油で日本酒に良く合うという。私は根っからのネギ好き人間なのでこのうまさがよくわかる。
 あっ、この部分は夢の中ではなく、目が覚めてから思ったことですからね。

 夢だということを思わせないような、現実感を持った夢から目覚めたその瞬間、私は〝ネギのジャバ煮〟を食べてみたくなった。豆腐を作る段階でネギを入れるので、素人ではチト無理というもの。どこかのお豆腐屋さんで作ってくれないかな?

 でも、煮てもいないのに、なぜ〝ジャバ煮〟なのだろう?
と、自分の見た夢に真剣に問いかけるのもなんだかね~。(むふふふ・・・)

ところで。。。
まだ、見た夢をネタに書くという自由時間が残ってましたね。

でもこれ、自由時間に書いてないんですよ。

これは仕事中に書いているのでね・・・  (≧∇≦) ぶははは。






2009年12月13日(日)

かずやんさん、どうもすみません・・・

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やってしまった・・・。

 ほんの瞬間のことでした。ワンクリックの恐ろしさを改めて知りました。

かずやんのウダウダ帳」のデータを消し去ったのは私です。
改めてお詫び申し上げます。m(_ _)m

 こういう関係の仕事をしている以上、やってはいけないミスだけに非常にココロが痛いです。
ファイル操作をする時は慎重に行うようにと、常日頃から若い人にも教えている人間がですよ・・・。

はぁ~。溜息が出ますね。

 言い訳がましくなりますが、原因は・・・。

別に管理をしているサイトのBBSに迷惑書き込みが多く入っており、それを削除しようとしていたんですね。

 本来ならバックアップを取ってから、マスター側を操作するんですが、ファイル全部に迷惑書き込みがギッシリ入っていたモンで、サーバー上のファイルをその場で削除したんです。ご存知の方はお分りのように、サーバー上のファイルの削除は、ゴミ箱に移動して削除の取り消しができるなんて、安全処置は入ってないんです。削除すればそのまま世の中から消えるんです。

でも、消そうとしているファイルは迷惑書き込みで満杯の、いわばゴミのようなもんで・・・。
昨日の疲れも残っていたのか、ほとんど無意識に削除のクリックを〝えいっ〟とばかりに実行した、その瞬間脳裏に・・・〝あれ、今のファイル名は??〟

そうです。消すはずのファイルはそのままリストに残っており、ご臨終したのは・・・〝かずやん〟さんの方でした。

目の前真っ暗です。手が震えました。

〝かずやん〟さんがコツコツと書き溜めた文章3ヶ月分が一瞬で蒸発してしまったのです。

そのことを〝かずやん〟さんへ恐々伝えると、優しいメールが返ってきたのがせめてもの慰めとなりました。
〝かずやん〟さん。まことに申し訳ありませんでいた。

以後、このようなことが二度と起こらないように、まぎらわしいファイル名は一掃しました。また、数ヶ月に一度はバックアップを取ることをお約束します。


 はぁ~。
しい」という文字は〝〟を〝くす〟んだと、妹に口が酸っぱくなるほど言われているのにねぇ・・・。

実家に帰省するのが怖いっす。 ( ̄∇ ̄!)






2009年12月22日(火)

師走の我が家・・・

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とうとう、ここへの書き込みが10日に1回程度になってしまった。
原因は、掛け持ちでやっているCD-ROM制作の追い込みが本格的になってきたのと、本業が年末進行に切り替わり、ついに仕事中に、ここへの記事を書く暇すら無くなったからだ。

仕事中は仕事をせぇ~よ。

暇が無くなった主な原因になっているCD-ROMの制作の仕事は、ガネーシャが持ち込んで来たのだが、彼は掛け持ちでやっているということを知っているので、気を使ってあれやこれやと段取りを調整してくれている。先週の土曜日も手土産持参で訪れてくれた。

 あっ、〝ガネーシャ〟って誰?と思われた方は、ここのサイト内検索で〝ガネーシャ〟と入れて検索してみてください。一杯出てきます。

サイト内検索は「サイトマップ」のページの左上端においてあります。


 ガネーシャが我が家を訪ねる時は作業の出来具合を確認しに来るということになる。で、本来なら依頼主が覗きに来るのだから、えらく緊張するもんだが、私の場合は旧友が訪れるのと同じ感覚で迎えてしまう。
 ちゃんと切り替えなきゃとは思っているが、ヤツの顔を見た瞬間ほころんでしまう。向こうも同じ感じのようで、仕事の進行具合よりバカ話に夢中になってくる。

 仕事もしなきゃ・・・。
 てなわけで、彼は出来上がっているコンテンツをサラサラっと見たあと、バグがある部分と色の修正をひとしきり指示したあと、今日はこれぐらいにして呑み行こうと・・・。

え? やること一杯ですけど・・・ いいんすか?

まぁ。総責任者が云っているので、これでいいのかな? てな軽いノリで、ホイホイ誘われるまま、夜の街へ向かう二人でした・・・ あははは。

 ところが、甘い蜜の罠にまんまと引っかかった私は、次の週に襲ってくるノルマの嵐に、まったく気がつかない、おバカでした。

あぁぁ~。あの時の時間を返せぇ~。  ヽ( ̄Д ̄ヽ) ガ~ン…






2009年12月30日(水)

迫ったよぉ~・・・

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さぁ~。押し迫ってきたよ、お・お・みそか・・・。

 世間では、迫った迫ったと大騒ぎでしょうね。私から見たらいまさら何が?ですけどね。
だって、私ゃ先月からずっと迫った迫ったと、おお騒ぎしてましたでしょ。そしてこのままお正月を迎えても、まだ迫った迫ったと騒いでいることでしょう。(うははは)

 そうなんです。私にとって大晦日もお正月も、すべてCD-ROM制作が終わる、3月納期の彼方の向こう側なんです。ちょうど、ブラックホールに近づき過ぎた宇宙船が事象の地平線(イベントフォライゾン)に飛び込む寸前の状態で、時の流れが止まってしまったようなモノっす。

また意味わからんコトを書き出しましたことをお許しください。
今年最後ですから・・・。(うふふ)

光も飛び出せない星、ブラックホール。その強大な重力に呑みこまれると、落下速度が光の速度に達するという。そしてその瞬間、その物体は凍り付いたように止る。時の流れが極端に遅くなるんだとか。最近読んだ本(THE ASTRONOMY CAFE  by Sten F. Odenwald)に詳しく書いてあった。

事象の地平線に10億キロメートルまで近づくと、遠くはなれた観測者と比べて、時間の流れが2日ほど遅れるらしい。1000キロメートルになるとそれが5年になる。そして、1メートルまで近づくと遠く離れた観測者と比べて4260年も遅くなるらしい。

 ようするに向こうの1日がこちらでは4260年になる。逆算すると、1時間経過するのに178年も掛かることになる。だから凍りついたように止まって見える。
 さらに1センチメートルになると、ぬわんと、4万3600年にもなるんだと。
 ということはブラックホールに落ちていく瞬間に、まわりの世界では何千年、何万年も経過してしまうということになる。

 そいうワケで・・・。(何が…やねん)

 我が家のお正月はまだ3ヶ月先なんです。
 事象の地平線に近づき過ぎたプログラマーは時の流れが遅くなるのでした。

ほんとは、お尻に火が付いているのでしっ!  ( ̄人 ̄)ちーん 


みなさまへ・・・。
 今年もこんなマニアックな話ばかりにお付き合い頂きまして、まことにありがとうございました。来年もたぶん同じだと思われますが、なにとぞよろしくお願いします。

 
 


> 関係各所さまへ・・・。
 そんなあんなで、超バタバタしております。ということで、年賀状・・・遅れます。
 申し訳ありません・・・です。 m(_ _)m