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2015年 9月19日(土)27.5℃(午後 4時41分)
可憐な花………ですよね……
今年の春も山から拾ってきたスミレが綺麗に花を咲かせまして、結構楽しんでいたのです。
けどなんか、ヤバそうな気配を感じて…………って、
途中から話をすると全然ワケが解からんへんやんか、となりますので初めから順を追っていきます。
さかのぼること、去年の4月も終わりのとある日曜日。
これまたとある野原。まぁ、六●山の裏のほうと言っておきます。
そこでスミレを見つけたのです。日当たりのいい地面に、可憐な花を二輪咲かせていました。

野原に咲く頃の山のスミレ
写真を撮ろうとして、花と目が合うや、「アタシを連れてって」と言われたのです。
あー。変ことばかり書いているから、こいつツイに行きやがったなと思わないでください。ちゃんと正気です。今日も「ワテがギアでおま。」を一本アップしていますから、明日は西宮文学全集の原稿を書き始める予定です(これからかい! 締め切りは10日やぞ!)
どんどん話が逸れて行きますので、元に戻して。
とにかくスミレが新天地を求めているような気がしたので──って、花にとっては大迷惑な話だとは思いますでしょ。ところがまだまだ続くのです。
土ごとスミレを我が家の植木鉢に移植して枯れることも無く、山から引っ越してきたスミレは小さな花を一つだけ咲かせ、私の目を楽しませて、数週間ほどで花びらが落ち、葉っぱだけに。ま、小さな花の命は短いモノで、これで根っこさえ付いてくれれば、運が良ければまた来年花が咲くかも。そうしたら、今回の移植は成功だ、とその年は緑だけになった植木鉢に水だけはやっていました。
そして──。
今年、忘れていた植木鉢が結構賑やかなことに。
ここまでは満足して、まったり観察していました。やがて時が経ち、愛らしい小さな花たちはそれぞれに消え。再び葉っぱだけに。
また来年咲いておくれよ~。なんてのんびり構えていたら、この秋、なんやらおかしなものが………。

今年はこんなに咲き誇り、いい気分でした………が。
スミレの植木鉢の中に大きなツボミが何個も。スミレの花は春が過ぎてとっくに葉っぱだけになっていますから、別の花の種が混ざってそれがツボミを出したのだろうと抜きかけたのですが、なぜかその根元はしっかりスミレの株の奥から出ています。
でネット検索。
可憐な花だと決めていたのは、見た目だけから来る、人間の身勝手な考え。実はしたたかな植物だというのが判明しました。
植物学者ではないので、かなり私的な感情も混ぜつつ書かしていただきますが……………。
花というのは同じ場所に子孫を残そうという保守的なタイプと、どんどん遠くへ広い範囲へと手を広げようとする、革新的なタイプがあるそうで、スミレはこの革新的なほうらしいです。
まず花が萎んだ後にできる種。アサガオでもそうですが、最終的に本体は枯れて地面に種が落ちて同じ場所、あるいはその周辺からまた芽が出るものですが、スミレの場合はもっと凝っていて、二段回のプロセスを経て行きます。
第一段回目。
スミレの種です。これは今日撮影しました。
ツボミの大きさ長さ約一センチ、直径5ミリの尖った筒状の物ですが、良い頃合いになりますと先端から三つに裂けてゆっくりと開きます。

開いて行く閉鎖花のツボミ
中には、茶色い直径約1ミリの小さな種がずらっと並んで、これがちょっとしたショックで大きく弾けます。けっこうな飛距離があり、種ロケット発射、てな感じで数メートルは飛び散ります。
スミレがしたたかなのは、次の二段回目の手段。
この茶色い種には、エライオソームというアリの好きな蜜が付いているらしいです。
アリンコは「やったー今日はご馳走だぁ」と大喜びで自分の巣に持ち帰ります。
美味しい甘い部分は食べて、種はゴミ箱にポイ。スイカの種みたないもんです。アリの巣のゴミの日はいつだか知りませんが、もと咲いていた場所から遠く離れた所から芽を出すというモノです。
この手口をスミレは秋にも行って子孫を遠くまで広げようとしています。それがこの秋口に出てきたもう一つのツボミです。
先の写真は今日の朝の出来事でした。
これは閉鎖花と呼ばれるもので、花は咲かせず自家受粉で結実させるそうで、春に咲かせる花は解放花と言って、昆虫に受粉させて結実させます。つまり春、可憐な花を装って風にユラユラさせながら、野原をホイホイと散歩していたどこかのバカに「うっふん」とウインクをかましておいて、遠くの植木鉢まで運んでもらい、そこでバカバカ実を結んで、子どもをぼこぼこ増やして…………って、わたしゃ、アリかい!
アリと同じことやらされてんじゃん。
どこらへんが可憐なのでしょうか。秋の閉鎖花はまだあと五つも残っています。子だくさんです。

閉鎖花三つでこのざまです
せっせと種を集めて来年はベランダ一面をスミレにしてやろうと、まんまと策略に嵌まっているバカ者です。
ちなみに春に落ちた種からはきっちり芽が出ていました。やれやれです。
五年もしたらスミレで埋まっとるで・・・ (-ω-;)ウーン
2015年 9月20日(日)28.0℃(午後 2時16分)
力尽きました…………
10年近く使って来ていた外部ハードディスクが、一昨日、他界しました。
このようなことは想定内のことですので慌てませんが、やはり薄ら寂しいものです。10年間文句も言わずにワタシのくだらないファイルを読み書きしてくれていた、言わばパートナーみたいなものですから……。
今日、所定の位置から外されて、部屋の隅に移されました。安らかに眠り給え………ち~~ん。
それにしても昔はハードディスクがコト切れたら大慌てでした。何しろワタシの人生の大半が詰まっているのですから。(ちっこぉ)
ですのでその時のショックは大きいもので、しばらく放心状態。精も根も尽き果てるという感じで、まるで生きる屍状態が続いていたものです。
それを教訓に、CD-R等へマメにバックアップしていましたが、ワタシの場合、修正されたりするモノが多いので、すぐにCD-Rは古いものになっていき、部屋を埋め尽くしていきます。実際えらいことになっています。(このへん、知っている人はその有様を目の当たりにしています)
で、外部ハードディスクにしたわけですが、それでもバックアップ漏れというのがあるもので、だいぶ経ってから、
「どぉあぁぁ! あのファイル、飛んだディスクの中にあったんだ!」
と頭を抱えても後の祭りです。
ですので神経質なワタシはバックアップの鬼と化しています。今回死亡届を出したディスクくんに入っていたファイルは、主にWin7で使われていたものです。この中には小説だとか、西宮文学───あ。途中ですみません。
本日、西宮文学全集9月号がアップされました。よろしければご訪問ください。
………………コマーシャルは先にしておかないと。
ようするに文書ファイルとホームページ関係のファイルばかりが詰まっています。それが昇天したのですが。なぜにこのように落ち着いていられるか………。
まずメインのWin7に、ちゃんとそのまま残っている。さらにはネットワーク接続されているWin8.1にも同じものがバックアップされている。さらにさらに、Win8.1に接続された外部ハードディスクにもバックアップされ、もういっちょう。サーバーをクラウド代わりにもしていますので、全体で5ブロックに分かれてバックアップされているからです。
ちなみにWin7には歴代のPCのファイルが受け継がれています。1995年ごろのWin95で作ったファイルが残っています。たぶん探せばWin3.1のも出てくるかもです。
まだWin7がメインなのはWin8.1がとても使いにくいからで、気が付けばWin10に……って。マイクロソフトさん。どうにかしてくださいよ。
Win8.1は64ビット機種ですので、主に画像、動画関係の仕事ファイルが詰まっています。そのファイルも外部ハードディスクとWin7へとバックアップしています。
早い話がファイルを4台のディスク+サーバーにバックアップしているため、どれかが飛んでもそれほど慌てません。
ここまで神経質になるのには理由があるからです。これまでどれだけ痛い目に遭ってきたか、ご察しください。
仕事で使うアプリは安定したモノばかりでなく、出たばかりのヤツはよくやらかしてくれます。
Win8.1マシンのディスプレイドライバーとAdobe Premiere Pro CCの相性の悪いこと。結局 Pro CCはPro CS6で落ち着きましたが、その間、数週間仕事にならずです。
他にも、数時間掛けて作った画像を突然フリーズさせてしまったオーサリングソフト(編集支援ソフト)のおかげで、画面には映っているのに、どうしようもなく、泣く泣く電源を落とすことや、1週間分の仕事が一瞬で消えたこともありました。
ですので、ワタシの左手は常にCTRL+Sキーの形になっています。←知っている人は、ここ笑うところです。
で、欠員が出たので急に不安になり次のディスクを購入することに。
早速、昨日の朝4時24分にヨドバシさんに注文して、その日の夕方には商品が届きました。
朝の4時半に注文するのもなんですが、それが午前6時16分の時点で出荷されるというのも驚きです。
大容量の物は使用しないのがワタシのスタンスです。ハードディスクは飛ぶものだと考えていますので、少量を小分けにすれば被害は少なく済みます。ですので5ブロックに渡ってバックアップしています。3T(テラ)ぎっしり詰まったデータが飛んだ日には目も当てられませんね。
かと言っても500GBではちょっと苦しいので、今回は1Tで8,800円でした。
ひとまず、今日は朝から原稿を書き書き、ついでに新品の外部ハードディスクにバックアップをコツコツやっていますが、内心は………。
あ~~~~でも、もしかしたらまだバックアップ忘れのファイルがあるかも知れ~~~ん。と思っており、動かなくなったディスクが捨て切れません。
未練たらたらの彼岸の入りでした。 ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレダゼ・・・
2015年 9月27日(日)28.0℃(午後 3時24分)
一時的に降臨していただきました…………
ちょうど一週間前の続きです。
そうです。外付けハードディスクが御臨終したという話を書きました。
その後、バックアップ漏れは無いと踏んでいたのですが、個人的に撮影をした写真データがバックアップされていないことに気付きました。
まぁ。墓参り行った時とか、友人と飲みに行った時とか、ここの記事を書くために写してきたパソコンの写真や、スクリーンショットが詰まったファイルの、2009年から2011年の範囲が漏れていました。
それほど重要ではないにしろ、もう二度と見られないかと思うと、無性に悔しくなるものです。そこで、ダメ元で壊れたハードディスクのフタを開けてみました。
電源をオン、オフさせても、うんともすんとも言いませんので、たぶん電源回りだと思い、テスターでまずはAC100Vを測りました。問題無く商用電源はユニットに供給されていますが、出力がまったく出ません。つまり電源ユニットの故障だと考えられます。
えらい詳しいやんか、ですか?
はい。おかしな話ばかりを書いているのは仮の姿で、こっちが本職です。
で、まぁ。そんな自慢できるほどのもんではありませんが、電源ユニットが故障しているかどうかぐらいは、テスター一丁あれば誰でもわかります。
んで、考えました。今さら電源ユニットを修理しても、もう新しいディスクが手元に届いていますから、する気はありません。欲しいのは中のデータだけです。一時的にはハードディスクが動いてくれればデータの移動が可能です。
そこでもう一台あるバッファローのディスク、こちらもそろそろ7年ほどになりますが現役バリバリです。そいつをバラしたところ、電源ユニットは残念ながら形が異なり、明らかに改良された新しいタイプの物でした。でもよく見るとコネクターの形状が同じで、テスターで計ると出力電圧の配置もまったく同じでした。

電源は故障していないほうから取ります
シメシメですね。
さっそく故障していないほうの電源ユニットを使って、故障しているほうのディスクユニットを起動させました。案の定、問題無く、小さなモーター音と共にパソコンに接続された、との画面表示がでましたので、データの移動をすませて、こんどこそ旧のディスクはお休みいただくことに。
もしまだバックアップ漏れがあれば、この方法で復旧できるとほくそ笑みつつ、箱に仕舞い込んだのでした。
むふふふふ……………。
やれやれでした。 (;^ω^A テレテレ


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