※Flash PICを動かしているスクリプトのバグや当サイトの内容を利用したことが原因で発生した、金銭上の損害や逸失利益及び、第三者からのいかなる請求についても、一切その責任を負いませんのであらかじめご了承ください。

 このページの内容は必要な時に随時変更が加えられております。変更部分は【補足】となっています。



【1】何が必要?

 まずはお決まり・・・。PIC 電子工作で最低限必要なものを並べてみました。

半田ゴテ
電子工作には先の細いモノが必要。ワタシは職場・自宅ともに〝HAKKOのマッハ1〟を使っています。コテ先は920-T-Bか920-T-I をおすすめします。(先が汚れたからといって、絶対にやすり等で磨かないでください。あっというまに磨耗して使えなくなります)

半田
良質のものでフラックス入り(ヤニ入り)の巻きタイプ1mmΦが使いやすいです。

ニッパ
電線を切断したり、被覆を剥くのに使います。太い電線はあまり使いませんので、刃先が薄くて軽いエレクトロニッパとか精密ニッパと呼ばれるタイプが使いやすいです。

ラジオペンチ・平ペンチ
小さなネジや部品をはさみますので先の細いラジオペンチをおすすめします。平ペンチはリードペンチとも呼ばれるもので、先が平たい板状の形をしているので、リード線の折り曲げなどに重宝します。部品のリード線がクチャクチャになっていても、この平ペンチを使うと綺麗に伸ばすことができます。あると意外と便利です。

テスター
電圧や電流測定、抵抗値を図るときに使うモノです。抵抗値を計る時はデジタルテスターが重宝しますが、電圧・電流測定では反応が鈍いのであまりおすすめできません。
アナログテスター(針式)は20~30mS(mS=1000分の1秒)のデジタル信号でも僅かに針が動きますので、信号の有り無し程度ならの判別がつきますが、デジタルテスターでは数値が常にパラパラ動いていて判別できません。この違いが意外とおおきいです。
また、電流値を計れるデジタルテスターは高価です。アナログテスターは安価ですのでおすすめです。電流値も5~6Aは計れるものが欲しいです。

PICライター
これはPICを使う上で必ず必要になります。パソコン上で拵えたPICのプログラムをPIC自身に書き込む装置です。自作も可能ですが、PICSTART Plus(3万5~6000円)が有名です。
 秋月電子通商でも、同じような書き込み器がPICプログラマーキットして販売されています。

MPLAB IDE
PIC をプログラムするには、パソコン上でPICのプログラム言語を書いていきます。残念ながらこれは日本語でも英語でもありません。コンピュータ専用の言葉です。これはアセンブル言語という特別なルールの言語を使って、アセンブラというアプリケーションで PIC が直接理解するマシン語という言葉に変換します。Flash PIC上ではBuildボタンを押すことでソースボックスに書かれたアセンブラ言語がマシン語に変換されます。
PICのアセンブル語にはイロイロな流儀があるようですが、やはり本家本元のMPASMがおすすめです。
MPLAB IDEにはMPASMフォーマットで書かれたアセンブラプログラム(以降アセンブラと書きます)をPICのマシン語に変換してくれたり、PICのコアがどのように変化していくかを見せてくれるシミュレーターなどもあり、それも無料でダウンロードできますので、ぜひダウンロードしてください。MPLAB IDEの詳しい使い方などは後閑先生のホームページで説明されていますのでそちらもご覧ください。




お金に余裕のある人はこんなモノもあると便利です。

精密ピンセット
最初は綺麗に配線しているつもりでも、いつの間にかグチャグチャになりだすのが手配線の悲しさです。もっともワタシだけでしょうね・・・。
 グチャグチャになった配線の奥に、極々小さな部品や電線を半田付けするときなどに重宝するのが精密ピンセットです。先が細く固くて力の掛けられるモノを選びましょう。やはり良いものは少々お高いです。

半田吸引器
お金に余裕があればぜひ揃えておきたい道具です。半田付けしたあとでも、半田を溶かして吸い取ってくれる便利なものです。手動ポンプ式の一発勝負の吸い取り器もありますが、やはり電動式のものがいいです。ワタシは〝HAKKO-474〟を使っています。

オシロスコープ
大変高価な計測器ですが、電気信号を目に見える波形というカタチにしてくれますので、テスターとは別格のモノです。欲をいえばデジタルオシロスコープが欲しいですが、とんでもなく高価ですので趣味ではちょっと・・・ですね。秋月電子通商で手ごろなオシロスコープが出ています。25MHz対応ですので、趣味でPICの工作をする程度でしたら使えると思います。(40MHzは欲しかったなぁ)

ロジックアナライザー
単発的な信号をオシロスコープで観測すると、顕微鏡で見ているようなもので見逃したらおしまいです。でもロジックアナライザーはそれを何チャンネルも同時にビデオに撮って見るようなもので、信号波形が一定時間記録されます。ただしアナログ信号には向いていません。あくまでもデジタル信号だけです。次に述べますがICEと併用すると鬼に金棒。天下無敵となります。
ロジックアナライザーは、オシロスコープのように単体の製品もありますが、これもとんでもなく高価ですので、パソコンにデータをダウンロードしてパソコンの画面に表示するものが一般的です。

ICE
PICのプログラムを作成したら、パソコンからPICライターを通してPICに直接書き込みます。そして書き込まれたPICを実機ボードに差し込んで動かして検証します。もし、間違いがあったらパソコン上のプログラムを修正して、またPICライターで書いて・・・の繰り返しです。どんなに慣れた人でも拵えたプログラムが間違い無く一発で動くことは、まぁ~ありません。ワタシの場合なら多分PICライターが壊れるぐらいに繰り返すでしょうね。
 フラッシュタイプのPICなら上書きが出来ますから、この工程を繰り返すことが出来ます。しかし、古いタイプのPICはワンタイムです。1回書けばそれで終わり・・・。これではたまりませんので、紫外線消去タイプの窓付きのPICを使います。これなら間違ったら紫外線に当てて消して、また書き込むということができます。

 ICEはこの作業から開放してくれます。ICEはパソコンと実基板のあいだに接続され、ICEのポッドと呼ばれるユニットから出ているコネクターを実基板のPICを差し込むソケットに突っ込むだけ。パソコン上にPICのコアが入っているような感じで作業ができます。プログラムをいちいちライターへ送らなくても、ボタン1発で転送されて実基板の電源を入れると動き出します。PICが差し込まれている通りにICEは動いてくれます。プログラムを途中で止めると、PIC内部の状況を画面に表示してくれて、PICがどのような状態になっているか一目瞭然になります。プログラムを何度か修正して完全なものが出来てからPICライターへ送って書き込み終了です。おかげでワタシのPICライターは新品同様です。

ちゃんとしたICEにはトリガ機能というのが装備されています。これはプログラムの任意の場所に設定しておき、プログラムがそこを通過すると、外部の機器に対してパルス信号を出します。これをロジックアナライザーの読み取り開始信号として使えば、どんなクリティカルなプログラムでも捕らえることができます。一度使ったらやめられませんね。

【1】何が必要? ----------(ここまで)