- 時代の幕開け
- そのころアメリカでは
- それから、それから……?
- CPUの進化
- 1980年代……目覚め
- そして、そして……?
- ステップアップ
- やっと、スタートライン
- 日々戦い
- 第3次パソコンブーム到来
- クソゲー後日談(2020年 5月掲載)
レトロマシン・フォトコレクション(著作権の問題が解決するまで掲載中止しております)
CPUの進化
1978年ごろのインテルの8080CPUと
ザイログのZ80CPU
写真の一番上に写っている白いICが、TK-80に搭載されていた8080と呼ばれるクロック2~4MHzCPUです。下の黒いICが当時では最新のザイログ社の開発したZ-80というクロック2~8MHzのCPUです。白い小さなICは2708と呼ばれるROMです。約1Kバイトの容量を持っています。
1980年代から1992年ごろのインテルのCPU
インテル社は8080から8086、80286、80386、80486と進化して行き、そして1992年ごろ現代のパソコンに搭載されているペンティアムの登場です(写真右)。現在のインテル社のパソコン用のCPUはおもにペンティアム4になっていますが、XeonやItanium-2という高級パソコン用のCPUも登場しています。クロックも3.6GHzのものが登場。
『げぇ~。かんにんしてください。お代官様ぁ……』
次の写真は68000CPUです。オリジナルメーカーはモトローラ社です。
68000CPU
(筆者撮影)
【上】ピッチの狭いシュリンクタイプの68000CPU(幅:57mm 実測)
【下】通常の2.54mmピッチの68000CPU(幅:81mm 実測)
モトローラ社もインテル社と同じようにCPUメーカーとしての歴史を持っています。6800から始まり6809、68000、68020、68030、68040、PowerPCへと進化していきます。(途中かなり枝分かれがありますが一応パソコン用ということで……。)
インテル社のCPUはおもにWindows系のパソコンに、モトローラ社のCPUはおもにマックのパソコンに使用されていたのは有名です。
1984年当時の各種CPU/メモリの値段
(月刊トランジスタ技術 1984年2月号より)
しかし、最近になってIBMがPowerPCをさらに進化させたPowerPC G5(PowerPC-970)というクロック2.5GHzのCPUを発表しています。これはペンティアム4のクロック2.8GHzの約4倍の能力があります。
インテルが古い時代のCPUの互換性ばかりを考え続けているあいだに、あっというまに追い越したという感じです。
『がんばれインテル。過去のことは忘れろ!』
CPUは1978年当時からみると使われる分野別に数多く枝分かれしていて、筆者はとってもついていけません。これ以外にシングルチップCPUという1個の部品でコンピューターを構成する世界もあります。
『も、もういいです。ごめんなさ~い。説明を求めた私が悪ぅ~ございました。ご主人さまぁ~』
マイクロチップ社のPICというCPUは……・・。
『もうエエっちゅうとるやろ! あほ!!』
……………………。