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デジタル降魔録は パソコンと日々を暮らす私が綴ったお馬鹿な日記風のホームページです。



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販売:(株)アートグローブ

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当ホームページはリンクフリーです。

リンク後メールを頂けましたら、相互リンクさせていただきます。

ご感想などもございましたらこちらからお寄せください。

なお迷惑メールが大変多くて困っております。できましたら件名に『デジタル降魔録を見た』とお書き添えください。よろしくお願い申し上げます。


バナーは下記の物をご自由にお持ち帰りください



 




アンダーラインが引かれた文字にマウスを合わせると本音が出ます。



2022年 11月18日(金)15℃(午前 9時33分)

こまったもんだ……。

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最近ひじょーに迷惑メールが多いです。しかも巧妙で精細。思わずリンク先に飛びかけたことが何度あったことでしょう。
 飛んだが最後、生きて帰れない……かもしれない罠に陥ることもあります。事実、病院の電子カルテが使えなくなったりとかして大問題を起こしています。

 ますます高性能になっていくパソコンですが、正しい使い方をすれば明るい未来がやって来るはずなのですが、どうも歪んだ使い方をする方々もいるようで、パソコンがさらなる進化を遂げて、技術的特異点を超えるまでにこの問題を何とかしないと、悪人の味方をするアトムが誕生するかも、なんてのは現実に起きえることで、軽視できない事態だと思うのですが、まあ今は日々送られてくるこの巧妙な迷惑メールを何とかするほうが重要でして……。

 ワタシの場合、クレジットカードは特定の業者さんの特定のカードを一つしか持たない主義でして、そこ以外からやって来るカード関係のメールはすべて破棄。無視を貫き通しています。
 どうしてもメール登録をする必要のあるストックサイトさんなどには異なるメールアドレスを作って、そのアドレスで登録しています。そうするとどこの事業者さんから漏れて迷惑メールとなったかが一目瞭然となって、そのサイトさんとは縁を切るようにしています。

 それでも迷惑メールがやってきます。
 そこでワタシは、メールに記載されたリンクアドレス、添付ファイル、添付画像を開く前にひと呼吸する癖をつけるようにしています。

 本文欄に貼りついた画像をクリックするのもダメですよ。相手にメールアドレスが実在することを送られることがあります。ウイルスに感染しなくてもアドレスが実在することが分かると、山ほど迷惑メールが送られてくることになります。

 まず送り主は誰からか、
 意味不明のアルファベットの羅列からなるメールアドレスは即削除。
 送り主が自分のアドレスになっている場合はあり得ないことなので即削除。

 実在する、かつお付き合いのある送り主さんの名をかたる場合はつい信用しかけるのですが、内容をよく見ておかしな日本語が書かれていないか、リンクアドレスに意味不明なアルファベットが並んでいないかチェックしています。あればこれもゴミ箱行きです。
 文字列とリンクしているときは、文字列の上にマウスを載せると画面左下にアドレスが表示されますので、そのアドレスをよく見てください。
 正式な企業さんが使うアドレスとは微妙に異なっているときがあります。単語どうしをその都度『-(ハイフン)』で区切っていたり、一文字だけ字が違っていたり、いろいろあります。
 このサイトでいえば、『digikohma.com』が、『digi-kohma.com』だったり、『digikooma.com』"h"が "o"になっています。


 そんな中でも巧妙なのは、お付き合いのあるサーバーさんの名をかたってやって来るメール。
 ワタシの場合、ドメイン所持のため情報ダダ洩れなので、契約しているサーバーさんの名をかたって送られてくるメールがたくさんあります。
 これは困りました。内容が専門的で緊急的な文面が書かれていると、自分のサイトがいまだに SSL化されていないせいもあるので、つい内容に従ってサーバー内を覗いたり、対策方法を書かれたリンクへ飛ぼうとしたり。すんでのところで制止したことが幾度とありました。

 なにしろ書かれている文面は完璧な日本語。かつ理路整然たる内容になっていますのでつい信用しかけます。
 このあたりを担当者さんに聞くと、送り主となっているサーバーさんのサイトに書かれている内容の丸写しらしいです。そりゃあきれいな文章のはずです。

 かといって、ここでリンクをクリックすれば『アウト!』

 こういう時は、メールのヘッダを見ます。
 メールも裏を返せばコンピュータで扱うデータの一種です。簡単に言えば 2進数が連続した長ーいデータです。その頭にはヘッダと呼ばれる部分があり、そのあとに数字化されたメールの内容がずらずらと並んでます。
 このヘッダ部分には『送り主』『送り先』『送り先にまで通った経路』『そのた各種のID番号』などが詰まっています。使っているメールアプリにはこのヘッダを表示する機能が必ずあるはずです。もしなければそのメールアプリは使わないほうがいいですね。

 その中のトップに『Return-path』という項目があります。ここは送信エラーとなった場合に送り返す先を書く約束になっています。ここをおろそかにするとメールとして扱ってもらえませんので。悪の送信者もここを書かざるを得ないのです。でもまさか自分のアドレスを書く、おまぬけオッサンはいないでしょうから、送り先と同じメールを書くのがほとんどで、これがよく送られてくる送り主も自分のメールになっている迷惑メールが発生する原因の一つだと思います。ようは送り主と送り先が同じアドレスのメールは何らかのエラーが起きたということですね。大体は迷惑メールフィルターで弾かれたものだと思います。

 しかし『Return-path』にまで実在するアドレスを書いてくる悪の送信者もいます。
 参りましたね。そこまでやる努力を良いほうに使えないのでしょうかね。

 この場合は次の項目『Received』欄を見ます。

 ここは送られてきた経路が書かれています。
 悪の送信者が送ってきたメールはいろいろな経路を通して送り元がバレないように巧妙な手を使いますので、ものすごく経路が複雑で途中のデータに関係ないものが混ざっていたりしますので識別できます。
 実際に正しいサイトさんからいただいたメールを見てみると、簡素で経路が短い物ばかりでした。どうもそのあたりが特徴ですので判別の材料になりそうですね。

 どちらにしても巧妙な迷惑メールを作る努力を良い方向に向けてほしいものですね。

 サギの手口はメールだけではありません。
 以前、Microsoftを語る警告ダイアログの日本語に混じる半角英語の頭と後ろに、半角のスペースがついていないのは正式な物ではないという情報は、まだ生きているのでしょうか。Microsoftが公表する文字列に使われる半角英語などの単語には、頭と後ろに必ず半角スペースを付けることになっているらしいです。でも、こんな情報が広まれば偽ダイアログも手を打ってくると思いますので、もうあてにはならないと思いますが、参考までに……。


 まだありますよ。いろいろなサイトを渡り歩いているうちに通り過ぎたコマーシャルに貼り付いていたスクリプトが、その後時間がたってから起動して、まったく関係ないサイトで、警告回避をうたう何らかの入力を求めるダイアログが突然出ることがあります。これは絶対に無視してください。すぐさまブラウザを閉じましょう。
 閉じる『×』アイコンが機能しない、設置されていないときは キーボードの "alt"キーを押しつつ "F4"を同時に押します。これはアプリ終了のショートカットです。

 もし閉じても勝手に開くようでしたら、タスクマネージャを起動します。
 やかましく警告音が出るときはまず慌てず音量をオフにします。それからタスクマネージャはタスクバーを右クリックで出ます。
 出たら、『プロセス』タブにして開いているブラウザアプリの上で右クリックして『タスクの終了』を押します。
 これでだいたいのスクリプトは止まります。それでもダメのもあるそうですが、決してメッセージに従わないことです。最悪はパソコンの初期化をすれば元に戻りますが、そのためには重要なファイルやデータをバックアップしていないとアウトです。賢明なのは、常にバックアップを取るクセをつける、そして怪しげなサイトへ近づかないことですね。


 このように、メールだけでなくネット上にも様々な罠が仕掛けられていますので、皆さんご注意くださいませ。

 当サイト、デジタル降魔録では情報入力欄は一切設置していませんので、もしそんな画面が出たらどこかで "う○こ" を踏んできたのだと思われます。すぐさま閉じてください。



 お食事中のかた すみません……。 f(^_^;) スンマヘン…







2022年 10月11日(火)23℃(午後 5時33分)

お宝発掘……。

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先に謝罪からさせてください。

「 Kさん。遅くなって誠に申し訳ございませんでした」

 次に言い訳をお聞きください。

「いただいた動画はヘッダ部分が壊れていたのか、フォーマットが異なるのか、ネットブラウザの mp4プレイヤーだけ認識してくれず、サイトに載せることができませんでしたので、時間のあるときに原因を探る予定でした」

 という経緯なのですが……。

 突然こんなところでそんな告白をされても、だーれも何のことだか意味不明だと思います。


 では時を戻しましょう。

 ――― 今から一年前。

 あ、まだ戻します。

 ――― 今から二年前。

 あ、まだ戻します。

 ――― 今から……。え? いつの話?


 実は今から 3年前の話になります。
 その昔、ワタクシの作ったクソゲーが巷で話題になっていますよ、とお知らせいただいた、横浜在住の Kさん。


  この話は『クソゲー後日談 』でやっております。よろしければご一読ください。


 その方が、ご友人を通して探していただいたのが『妖怪転生Ⅱ』というレトロゲーセンゲームなのです。これは大昔ワタシの作ったゲームでして、その後のファミ通で話題になった世界クソゲー大会で上位の成績をおさめたというとても恥ずかしい作品の一つです。

 ちなみに話題にしていただいたマニアさんのブログがここにあります。https://twitter.com/ZAVIGA84/status/807535815706353664

 その『妖怪転生Ⅱ』のゲーム基板を復活させただけでなく、プレイ画面までをキャプチャしていただいて送ってもらったのに、ネットに載せることができない原因を探るつもりが、あれやこれや。あれしてこれして、こうなってあーなって、といろいろやっているうちにハードディスクの奥底に埋まってしまいました。

 が――。
 本日、実に 3年ぶりにフォーマットの修復を完了しました。

 えっへん。
 と、ふんぞり返っている場合ではございませんでして、まことに遅くなって申し訳ありません。改めて、ここに展示させていただきます。


 言葉をなくすひどい作りです。いちおう二人同時プレイが可能で、上下するエレベータに乗って別の階へ移動することもできるのですが、いかんせんゲームの "内容" がまさに "無いよう"でして、一度やれば二度目は無いという評価を得た、すばらしい出来栄えのゲーセンゲームでした。

 書いてて超恥ずいんですけど……。

 恥のついでにもう一つ。
https://tcrf.net/Bikkuri_Card
 これもワタシが 1987年に作ったゲーセンゲームですが、その ROMデータを解析した外国の方が、ROMの内容を晒してくれているサイトです。
 まさか 35年後に世界の晒し物になるとは思いもしていない内容はとても恥ずかしいメッセージでした。
 よくこんなものを ROMの中に残したものです。ご丁寧に英訳までついて……。




 ひとまず 3年ぶりのご報告をさせていただきました。
 Kさん。Sさん。どうもありがとうございました。






2022年 9月29日(木)28℃(午後 4時33分)

まだまだ続きます……。

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C4d Lを利用した 3D映像を作りだして 3年が過ぎました。そりゃぁもういろんなものを作ってきました。最初に作った鳩時計のアニメーションは、どういういきさつなのかよく分からないのですが、YouTubeで 3万7千視聴を超えていて、こんなものにコマーシャルまでついてしまって……。本人が一番驚いています。
https://www.youtube.com/watch?v=lUd-zQNW_TQ


 さて本題。

 ようやくパソコンの放熱が収まりだす秋到来です。(まだ言うとるんかい)少々こき使ってもいいころだと思いましたので、次の仕事が入ってくる前に、動画を一本、やっちゃいました。

 題して『ファンタジーな世界を作ろう』です。
 頭の中が常にファンタジーなワタシですが、オモチャぽいものを扱ってみました。もちろん3D化してくれるのは C4d Lです。
 C4d Lの『L』は『Lite』の意味で、正式には『Cinema 4D Lite』と呼ばれる 3Dモデリングソフト『Cinema 4D』の廉価版ですが、After Effectsにバンドルされています。AE遣いの皆さんでC4d Lを使ったことがない型はぜひ挑戦してみてください。こんなこともできます。

この映像の詳しい説明は【CINEMA 4D Lite やってます 】に掲載しています。






2022年 9月16日(金)30℃(午前 7時31分)

パソコンの熱中症が心配です

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暑い……。
 もう秋ですよね。
 なのになんでしょう、この猛暑日続き。9月になって、一日、二日は涼しい日があったので、やれやれやっと収まってくれたなと思いきや。連日、35℃近くのカンカン照り。

 この 35℃あたりがワタシのデッドラインで、仕事場にクーラーを点けるか点けないかのギリギリの線です。

 暑さにはめっぽう強いのです
 ――なんてことを自慢する人ほど、熱中症にかかるらしいですが、今のところ無事に生きています。
 ま、以前マジで熱中症になっていますのでその怖さは身をもって経験しています。何しろ室温 36℃超えなのに扇風機の風を寒く感じて、これはおかしいと思い病院へ急行しました。点滴で回復しましたが、先生に怒られた怒られた。それ以来 35℃超えたらクーラーを点けるようにしています。

 それ以下の温度の時は、ベランダや窓を全開にして軒下から斜め前に広げ降ろしたスダレが心地よい日陰を作ってくれますので、外から入る風と扇風機で平気です。
 ここ数日もクーラーを点けるか点けないか悩んでいるうちに、陽も陰り、やっぱり季節は秋なのか、夕刻になると 33℃。窓から入ってくる秋風が……秋の夕方で 33℃もどうかと思いますが。まあ心地よいかな。

 そんなこんなで、6月ころから怒涛の如く流れ込んできた仕事もようやく 一段落 。久しぶりにストック素材をつくりましたので、3Dのレンダリングをすることになったのですが、メインで使っている 12コアのパソコンを使うには大げさすぎると思い、ワンランク下の 8コア i7-7820にまかせることにして、別の作業は12コアのマシンを使いました。こうすることでレンダリングにパソコンを占領されることが無くなるので効率が上がります。

 ワンランク下ですので、グラフィックボードは GTX-1080で RAM 32GBです。メインのパソコンと比べて少し遅いですが、3Dのレンダリングぐらいは十分こなせます。
 ところがレンダリングをやり始めてびっくり仰天。室温がうなぎのぼり。あっという間に温度計が 35℃を突破しました。2D動画のエンコードとこんなに違うのかと驚かされましたが、窓もベランダも全開で扇風機も回っていますので、自分的にはまだ辛抱できる室温です。

 ――にしても。
 この急激な室温上昇の原因は、CPU使用率全コア 100%でうなっている目の前のパソコンです。
 3Dのレンダリングをするだけで室温を 2℃も上げるなんて、なのに冬は暖房器具の代わりにならない……中途半端なこと。
 とも言ってられません。

 こうなると気になるのは熱中症。あ、いや人間ではなくてパソコンの。ワタシは 36℃度だって平気ですから(というバカがもっとも危険)。

 マウスもなかった昔のマシンは、夏になると熱暴走と呼ばれる現象をしょちゅう引き起こしていました。なんか部屋が暑いな、と思っているといきなりモニターが消えたり意味不明の文字で埋め尽くされたり、症状はいろいろですがとにかくこうなったら電源を切って内部温度が下がるまで待つしかなかったのです。もちろん作業内容は 飛散 、煙となって消えます。

 対処としては大型のファンを買ってきて、キャビネットを開けてぶんぶん回しておくとか、ひどい時は目玉焼きが焼けそうなほどに熱くなるICの表面に水で湿らせた布を当ててファンを向ける(よい子は真似をしないでね)とか。まるで熱でうなされる人の看病と大差ない状況でした。

 最近のパソコンはもともとファンがついており、内部温度が上昇するとファンの回転数が上がったり、処理速度を極端に落として熱暴走を防ぐ機能があります。
 ファンがいつもよりうるさい時は、きっと悲鳴を上げながらも懸命に仕事を続けているのですね。ちょっと休ませてあげてください。

 とはいってもやっぱり気になります。そこでCPUの温度を調べてみました。

 見ると、8コアのうち 3つのコア温度が 98℃~100℃。残りのコアも 87℃~ 95℃になっていて、Tj.Max(コアの限界温度)の 100℃を超えていると、警告を示すオレンジ文字が点灯。後ろの排気口から猛烈な熱風を吹き出していました。
 いま、この記事を書くだけなら、全コアは 35℃~36℃と安定しています。こんなにも違うのです。

 このパソコンは水冷式ですが、ここでこいつ(パソコン)に倒れられたらえらいことになるので、急きょ、部屋のクーラーをオン。室温が 33℃にまで下がり、CPU温度も 2つほどのコアで 91℃~94℃。残りのコアは 75℃~83℃にまで落ち着き、グラフィックボードは 62℃から 58℃まで下がりました。レンダリングが終わったら CPUもグラフィックボードも 40℃台まで下がりましたので、クーラーを止めて窓を開けました。

 って、人間よりパソコンかい!


 そうですよ。
 これでご飯を頂いておりますので、我が家はこれでふつうです。


 パソコン命!    ( ̄ω ̄;) アホヤ~




 ちなみに。GTX-1080では 1920×1080pxサイズで、17秒の 3Dアニメーションを 45分でレンダリング完了しました。メインで使用している RTX-2080Sだとたぶん 30分ほどだと思います。

 それと、CPUの内部温度が測れるアプリは Core Tempをインストールさせてもらいました。最近の CPUの内部にはコアごとに温度センサーがついているそうで、それを読みだして数値化して一覧表示してくれます。マシン筐体内にあるオンボードセンサーよりより正確な値を示すそうです。これも JTAG(半導体内部とのインタフェース)の一種ともいえるのでしょうかね。
《ご注意》
Core Tempをインストールするときは、わけのわからないソフトも一緒にインストールされないように、Core Temp以外はチェックを外すことをお勧めします。ウイルス付きのソフトに注意してください。

 グラフィックボードの温度は【タスクバー】を右クリック→【タスクマネージャ】→【パフォーマンス】→【GPU】で表示されます。

 おまけ……。
 冬なのにパソコンのファンがうるさい人はパソコンの内部を掃除してあげてください。きっとホコリで詰まっていると思います。




2022年 8月20日(土)30℃(午前 6時 5分)

夏の思い出(その3)最終話

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一度ならずも二度までもガラクタを見せつけられて怒り心頭なのはもっともです。

 ですが、今度のはすごいです。








 ジャジャーン。


メーカー不明のポケットナイフ。



「…………………………」

 ただのポケットナイフではありません。アーミーナイフ、別名十徳ナイフですよ。

 でもご注意ください。刃渡り 6センチ以上あるナイフの所持は法令違反になる恐れがあります。ワタシも所持する理由はあくまでもキャンプで使用するだけです。たとえ多忙のためにインドア派となったとしても、キャンプで使用するためです。


 ちなみに、この十徳ナイフを全部開くとこうなります。


全部で 12種のツールが折りたたまれています。缶切りからノコギリ、ハサミ、プラスドライバー、栓抜き、ワインオープナー、あとは用途不明の道具に交じってナイフがついています。

 ナイフの刃渡りは 5センチ未満でしたので、法令違反にはならないと思われますが、所持する理由が不適当だと、しょっ引かれますので皆さんご注意ください。ワタシはあくまでもキャンプで使用するだけの物で、それまでは厳重なる保管をしていますのでご容赦ください。

「……?」

 え? これがなんだと言いたいのですか?

 はい。お察しのとおり、これはワタシの物ではありません。

「――っ!」

 めっそうもない。盗難品でもありませんし、ワタシ的にはあまり興味もありません。

 なぜなら、この手の小さな十徳ナイフが重宝するのは、ハイキングや登山など、道具を最小限にしたいときで、不慮のビバークなどに陥ったときに命をつなぎとめるツールになったりするものですが、ワタシはこういう細々(こまごま)としたツールを持たない主義でして、目的地まではクルマで移動しますので、道具類のサイズは気にしません。ただめったやたらと積み込んで、現地でフリーマーケットでも始めるのかよ、と言いたくなるほど広げるのも性に合わず、また移動手段が四駆に変わったこともあり、最低限のものしか積んでいません。そのあたりのこともいつか書かせていただきます。

 そういう理由から、道具は常に実用的なサイズの物を持って行きます。
 ナイフだけでなく斧や鎌、ナタなどすべて業務サイズ(?)です。くどいようですが、キャンプで使うときだけ車に積んで運んでいます。それ以外は専用の入れ物で保管して押し入れの奥にしまってあります。


 そうそう。余談ですが、一度、山に入る直前で交通検問に引っかかったことがありました。ヤバいです。四駆の荷台にはナイフや包丁だけでなく、ナタに鎌に斧がありました。これでチェンソーが出てきた日には、映画『13日の金曜日』です。
 しかし寝袋やらテント、ガソリンランタン、コンロなども積んでいましたので、一目見て警官はキャンプだと悟ってくれて無罪放免となったのですが、今の時代なら草刈り用の鎌や薪割り用の斧やナタをむき出しで運んでいたら、問答無用でしょっ引かれたか没収されたかもしれません。昭和でよかったです。


 そんな理由ですので、小さな十徳ナイフは持っていません。
 これは鳥取県三朝(みささ)温泉で有名な三徳川(みとくがわ)の支流の一つ、小鹿川(おしかがわ)の上流へ延びる林道の奥深く。いくつも枝分かれした道の最も奥でキャンプをしていたときに偶然拾ったものです。

 問題なのは見つけた場所。
 キャンプを張った所からさらに数キロ川をさかのぼった先にある岩の上です。

 キャンプ地でさえ三朝温泉からかなりの上流で、最後の村落から離れること十数キロ、険しい林道の最先端で人が入ってくるような気配が全く無い山奥です。ポツンと一軒家の主(あるじ)でさえも行ったことが無いと言いそうな奥地でありながら、その川の源流近くまでさかのぼった場所で見つけたのです。

 しかも土に埋まってとかではなく、無色透明に輝く流れが、真っ平らな岩棚の上をせせらいでいる脇にポツンと残されていたのです。

 それを見た瞬間、運命的なめぐり合わせを強く感じました。
 人の気配が消え去って、ゴミ一つ無い場所で見つけた真っ赤な人工物。どれぐらいの年月ここに残されていたのでしょう。でも持ち主が置き忘れてここを離れてから、誰もここに近づいていないと思います。

 そう言い切れるのは、辺りから明らかにシカト感が漂うのです。人の存在を無視するような。なんだかアウェイ的な気分で、言葉では説明できない気配です。野鳥の声が多いだけでなく妙に近くまで来るし、湿度の高い茂みの奥からのぞかれている感です。この気配は福井で野猿に囲まれて一晩過ごした時にも感じました。ニホンカモシカの親子連れと遭遇したのもこんな場所でした。

 警戒心の強い川魚が簡単に釣れたのも人をあまり知らないからかもしれません。それよりも決定的だったのは、鍋を持って水を汲みに川へ下りた時のこと、ひょこっと隣に現れたタヌキと目が合いました。距離にして約 1メートルちょっと。数秒ほど見つめ合っていましたが互いに無視。こちらも気にせず鍋に水を入れ、向こうも何事もなかったみたいにして対面の茂みへと消えて行きました。

 その時に強く思いました。もしかして来てはいけない場所に入り込んだのかもしれないと。

 その晩に深い夜霧に包まれて抱いていた不安が色濃くなるのですが、幸い霧はすぐに消え去りました。そして晴れたかと思ったら満月が顔を出し、夜露に濡れた辺り一面が光の渦。そこへ山々をこだまする鹿の甲高い鳴き声。それはもうとんでもなく幻想的な光景を目の当たりにできたのでした。


 今はその場所はありません。その後何度か足を運んで楽しませてもらったのですが、ある日、突然工事が始まり、最後に行った時は太い舗装路がど真ん中を縦断していて、ワタシの記憶する景色は木端微塵でした。

 そんな異次元のような場所から持ち帰った十徳ナイフです。
 どうです。すごいでしょ?

「…………………………」

 ダメ?
 しょうがない。最後の切り札はこれだ!





今まで書いていた内容を綴った日記。
 人それぞれ価値観が違いますが、これこそ正真正銘のワタシの思い出の品です。


 これにはいろいろなところを転々とした経緯が書かれています。隠岐の島の西郷港から島内を一周した時のこと、森林の中でシイタケを栽培していたおじさんから『トカゲ岩』なる奇岩を紹介してもらったことも書かれています。その後、隠岐の島も数回訪れていますが、初めてトカゲ岩へ近づいたときはまだ未舗装の砂利道で、ハンドルは取られるわ、クルマは跳ねるわ、そりゃあ怖い経験をしたのですが、次に訪れた時はここも舗装路になっていました。

 よく考えると地元の人との交流がいくつも思い出されるのは、ワタシが単独で行動するので警戒されることが少なくフレンドリーに接していただくのかもしれません。これも北海道をソロで回った経験も付加されて、あえてこちらから言葉をかける癖がついているからかもしれません。


 20年間かけて日本の最北端から最西端までを点々としたときのことを克明に綴った日記です。稚拙な文章は今読むと意味不明な部分が多数あります。これらをちゃんとした日本語に翻訳してどこかで発表する機会をじっと待っているのですが、これはその原版ですよ。


 問題はその作業をする時間を作れるのか……。


先に 『ゼロの支配者』の続き書けよ……。f(^_^;) スンマヘン






2022年 8月18日(木)29℃(午前 8時 4分)

夏の思い出(その2)

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ただの石ころを Web上にさらけ出してケロリとしていられるほど神経が太くないワタシですので、怒られる前にとっとと次の品(もの)を掲載してこの場を取り繕うことにします。



 夏の思い出、その2はこれです。





 ジャジャーン。


「…………………………」

 え? すごいでしょ。直径 7センチの丸太ですよ?
 しかも杉の木だし……。

「…………………………」

 あ、あのぉ。この木は福井営林署のおじさんたちが樹木を伐採後、ゴミとなった部分を捨てて行こうとしたので、お願いしてもらってきたものですよ?

「……っ!」

 あ。暴れないでください。今事情を説明しますから。そうすればその怒りもすぐに収まることでしょう。

 これは、福井県今庄町の山林の奥深くにある広野ダムのさらに奥へ数キロ入った場所でキャンプをしていた時の思い出の品です。と書いても場所がぴんと来ない方のために説明しますと、近所には夜叉ヶ池(やしゃがいけ)と呼ばれる池があります。知りませんか? 龍神伝説があるあの場所です。ほかにも泉鏡花の戯曲『夜叉ケ池』の舞台となった場所です。

 最初はそこでテントを張ろうとしたのですが、平地が見当たらないのと何やら名勝を説明する看板が立っており、よくわからないけどここでキャンプをするのはまずいと思い――この時点では、龍神伝説も泉鏡花のことも何もわかっていません――という経緯で、道を逸れて広野ダムの上流へと目指したのです。

 そこはダムから 10キロ近く山の奥に入った廃村跡で、家屋は茂みに覆われて完全に腐朽。田畑は草原となっていました。その中にある一つの平たい場所です。ただの平地だと思っていた所はすべて田畑の跡だとあとで分かるのですが、その話はいつかまた……。

 普通は一日おきにキャンプ場所を点々と替えるのですが、ここは四日間も滞在しました。それはこの場所から離れがたい理由があってのことです。

 その年はオニクルミが豊作のようでして、いたるところに落ちていました。おかげで鼻血が出るほど焼いて食べた記憶があります。

「……?」

 あ。それはですね。
 クルミといっても普段食べているものとちがい、オニグルミと呼ばれるもので、とっても殻が硬いのです。ペンチや金づちぐらいでは絶対に開かないので、焼いて殻をはじかせて中身をほじくり出します。それと山の木の実は豊作と不作を繰り返して増え過ぎないように自然と調節しているそうです。

 また、川沿いの茂みにはアケビがたわわに実り、片手にずしりと重い身が数珠なりに木からぶら下がっているのを見つけたときは、お盆と正月と、ゴールデンウィークが同時にやってきたほどに喜びました。

 この場所で知り合った福井営林署のおじさんたちにはいろいろと昔話を聞いています。このあたりにまだ村があったころの話や、昔山火事があったからここらは茂みが少なく低木しかないんだとか。たしかに山の中にあるわりに、やけに開けた場所だなとは思っていたのです。

 他にも営林署の職員さんたちにあることを手伝ってもらったことや、林道にあったお地蔵さんの話、キャンプ地の上流に大きな砂防ダムと広い河原を発見したこと。その山中に石の鳥居を見つけたりしたのですが、それはまたいつかするとして、どうですこんな思い出が詰まった木の丸太です。現在は仕事場のデスクの下に置いて足の裏で転がしています。結構刺激があって健康グッズに最適となっています。

 どうです。

「…………………………」

 あ、ダメ?

 ところで気づきました?
 最初が『オレンジ色の石』で、次が『夜叉が池』のさらに奥地。そこで不思議な体験をする……。

 これだけ書いたら、ピンっときたでしょ。
 コロナ前にワタシが書き綴っていた SF小説の題材になっているのですよ。

(コロナ騒ぎが原因だとは言えませんが、現在は多忙につき執筆活動を一時休止しています。『ゼロの支配者』は途中で凍結したままで多大なるご迷惑をおかけしておりますが、必ずや復帰しますのでお許しください)

「…………………………」

 あふぅ。



 なら、これはすごいですよ。


巨大な松ぼっくり。長さ 15センチ、直径 7センチ。さっきの丸太と同じ太さを誇る大きな松ぼっくりです。

 普通のサイズの 3倍近くある大王松(ダイオウショウ)の松ぼっくりだと思われます。日本ではクロマツやアカマツが一般的で、この松ぼっくりがダイオウショウであったとすれば、北アメリカ東南部を原産とする松ですので、山奥の山林で拾うことはあまり無いと推測できます。

 そのとおり。これは自宅から数キロ離れた場所にある大きな公園で見つけたものです。
 と自分で推測しておいてさらに肯定するなんて(恥)。

「…………………………」


 ネット上ではクリスマスの飾りに使うということで、一個 三百円ぐらいから販売されていますよ。

「…………………………」


 今は亡き母親をよく連れて行った公園なんですけどね……。

「…………………………」

 泣き落としもダメですか……。



 それならこれでしょ。




 夏の思い出(その3)へ続きます。


 重ね重ねどもスミマセン……。 (;^_^A アセアセ…






2022年 8月17日(水)30.5℃(午前 11時39分)

夏の思い出(その1)

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前回は夏の思い出を書き綴ろうと始めておきながら、そういえばこの数年はとんと何もないなぁ、という本音がポロリと漏れてから大きくずれまくり、最後はとんでもない方向へ暴走してしまいまし た。
 ま、このサイトではよくあることで、本日軌道修正をすることにしました。


 仕事部屋には、夏と限定しなければいろいろと思い出のあるブツがあります。PC8001しかり、X68000XVIしかり……。
 このあいだネットで調べてみたら、X68000XVIが 21万円で売っていました。我が家で保管してあるのは CZ-644C-TNで、キーボードとアプリケーションディスク、そしてシステムディスクの 5インチフロッピー付きです。しかも SHARP社が出していた分厚いプログラマーズマニュアルとアセンブラマニュアルもセットで置いてあります。



ああぁぁ懐かしい。68K CPUのアセンブラ。知る人ぞ知る、まだ Windowsが定着していないころにあった SX-Window。

 おーっと。またもや脱線事故発生です。話を戻しましょう。

 今回はこれです。

 山や野原で拾った思い出の品。

(しょぼ……)
(昔のパソコンのほうが面白いのでは?)

 そちらに興味のある方は『私的なパソコン史』をご覧いただくとして、ワタシ的には夏の思い出といえば『アウトドア』になりますので、無理やりそちらに線路を引き直します。

【山や野原で拾った思い出の品】
 趣味と仕事がごっちゃになってしまった我が家の仕事場は、その言葉を絵に描いたようなものがたくさん置いてあります。

 その昔、プロデューサーの会社が手掛けた『さっぽろ雪まつり』の特大ポスターが壁に貼られ、これまで作ってきた『しゃべる×××』(大人の事情で商品名が書けません)の販促用に作ったのぼり旗が天井付近を横断。そしてデジタル教科書の販促ポスターがずらりとそれを囲み、中央にでんと構えるパソコンラックの裏棚には、先ほどの X68000XVIや PC8001、他にももう使わないけど Windows史の節目に当たる数種のパソコンが並び、それを埋め尽くすように関係書籍が密林のごとく並んでいます。

 早い話が思い出の品に囲まれて仕事をしている、いやもっと簡素で的確な表現をすれば、子供の部屋です。その中の一部のエリアに『アウトドア』のコーナーがあります。それをここでさらけ出そうというのです。






 まずはこれ。



  ゴミ ……。
 先に子供部屋と書きましたが改めます。
 ゴミ屋敷……。

 人の価値観は千差万別だといわれますが、冷静に考えたら確かにハズい物体です。でもこれを見つけたときは小躍りしたのを覚えています。
 あれは雨上がりの川でした。場所は宍粟郡(兵庫県中央あたり)の山奥にある小さな流れです。
 山でキャンプをしているとだいたいは雨に降られます。といってもシトシトと降り続く雨ではなく、朝方や深夜にさぁーと降られて、けろっと上がる。こんな感じです。そして雨上がりに散策すると、濡れた森林から不思議なパワーが湧き上がるのを感じて、それがとても気持ちがいいのです。カラカラに乾いていたあらゆるものが濡れて艶を出し、生き生きと見えた経験はないですか?

 そんなときに水辺の砂利に混ざって光り輝いていたのがこの石。
「すごい輝き。もしかしてピンクダイヤの原石かもしれない!」
 真剣にそう思いました。

 この時、おそらく自然の織り成す魔法にでもかかっていたのでしょう。だいたい研磨もカッティングもされていない原石が輝くはずがないのです。

 でも雨に濡れた『ただの石』の輝きに心を奪われたワタシはそっとポケット入れて持ち帰ったのです。
 それがあの写真。どう見ても小石。確かにオレンジ色はしていますが、乾燥して傷が浮き出た表面は光の反射を消し去り、ほぼ筆箱の隅に転がる『消しゴム』と化したのでした。

「…………………………」

 す、すみません。
 あまりに陳腐な物を見せられてお怒りはもっともです。
 きっと、あれです。そう、そうに違いありません。あの石はあそこから持ち出してはいけない魔石だったのかもしれません。それが結界を離れて魔力を失いただの石に……。

「…………………………」

 あー。怒らないでください。この写真は序章に過ぎません。
 仕事部屋にはまだまだ貴重なものがあります。サンダーバード 2号とジェットモグラはマニア必見の逸品ですよ。
 どれどれ? といわれる方は2009年4月24の記事をご覧ください。現在は数年前の 大阪北部地震 の影響でジェットモグラは大けが、2号はかろうじて無傷でしたが復旧作業が滞うっています。


 まだ先は長くなります。ひとまずお怒りを鎮めていただきますよう切に願いつつ、次回、夏の思い出(その2)へ続きます。


 ガラクタ見せられても……。 f(^_^;) スンマヘン…






2022年 8月16日(火)33℃(午前 7時56分)

暑い……

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暑い……。
 ひたすら暑い。もう熱いと書きたい。

「何がエンドレスサマーぢゃっ!」
「Hurry up, Autumn!」
「Hurry up!! Hurry up!!」

 いま叫んでおきましたので、あと数週間もすれば気温が下がってくるでしょう。(叫ぶ必要もなく、もう夏休み後半ですが……)

 ということで……。
 過ぎゆく夏を思い出してみるのもいいもので。ましてや人生の秋に突入した者にとっては(冬に突入しとると言われそうです)なおさら趣のあるものです。

 しかし……。
 思い出がない……。
 ここ数年来夏の思い出は皆無です。世間様がサマーだ、バケーションだと大騒ぎをするあいだ、ずっとコツコツスキルアップを目指してやってきた結果、さらに自由時間が無くなってしまったという負のスパイラル。
 あ、いや。負と書いてはいかんですね。お仕事がいただけるようになったのですから、これはこれで正解だったのです。

 それにしても。
 毎度お世話になっているプロデューサーが経営するデザイン会社さんからの依頼がとまりません。全部デジタル教科書で使用する教材アニメーション映像を製作するもので、内容は英語、理科、算数です。

 英語は音楽に合わせて英単語を発音学習するジングル系(全39話)やチャンツ系(全36話)が目立ちます。他にも子供たちが活躍する英会話アニメーション(全18話)があるのですが、今年はワンランクアップしてやけにドラマチックになっています。

 印象深かったのは 6年生の後半での話。
 子供たちの通う学校に、ファッションデザイナーが講演をするためにタクシーでやってくるところから始まるシーン。

 絵コンテをもらった瞬間、いったいどんなシチュエーションやねんと考え込んだのですが。ちゃんとした一連のストーリーが組まれており、いろいろなところに伏線が張られています。初回から全部を通してやっとなるほどね。と納得する物語に構成されています。もちろん全部英語です。

 これが現在の小学校の英語です。5年生から始まるのですが、自分の子供時代と比べてとんでもない格差を感じます。ワタシが英語を習い始めたのは中学からで、小学校 5年生の頃なんか自転車乗って野原を走り回ることが日課だと思っていましたからね。

 算数は、数をかぞえるところから始まって、次に計算方法を習います。2年生後半ぐらいから筆算の順序や繰り上げ、繰り下げの意味や方法。すべてアニメーションです。これなら自宅学習も可能ではないでしょうか。理科や算数、とくに数学で扱う図形は 3D化して説明しますから、黒板に書いた立体図を見せられて、一体なんの絵を描いているのか、まずはその分析から始めないと肝心の図形が思い浮かばないというのは過去のこと。三角錐の内部に接する球体の中心がどこを通るか、なんて黒板に絵で描かれたってそれが正しいのか間違っているのかまずはそこから? てな状況ですが、これを 3DCGで拵えると説得力百パーセント。目の前で水平に回転させられた日には、三角錐の中に鎮座する球体の中心がどこにあるのか一目瞭然になります。

 となって、私の夏の思い出はこれらを拵えることばかりでした。

 あ……。
 一つあります。
 今年の夏、やっと何となく理解しつつあるもの。
 量子力学の二重スリット実験から得たとんでもない事実です。

 ワタシたちが習ってきた理科や物理がひっくり返るようなことが現実に起きつつあります。量子粒子の世界(電子だとか光子とか)では人間が認識するという意識が影響しているそうです。そんなアホな。あり得ないですよね。人間の思考が素粒子の挙動を変えるって……。でもそれが事実らしくて、シュレーディンガーの猫が有名です。

 もう何年も前から理解しようと、何度も読み返し、簡単に説明しているものを探していたのですが、ずっと意味不明で理解不能でした。ですがこのあいだ、『時間』とは何かを説明した番組を見ていて(こっちの話も脳みそが爆発します)ふっと霧が晴れる思いがしました。つまり原子は観測されるまで実体がない。それを比喩したのがシュレーディンガーの猫でした。

 この猫の話を始めると全員から総スカンをくらいますので、好きな人だけ調べてみてください。恐ろしいことにたどりつきます。

 原子は認識するまで実体がないという話の先は、この世界、コロナ騒ぎや大雨で困っている人が大勢いる現実のこの世界は、みんなが意識するから存在することになります。こう書くと眉毛のあたりがぴくぴくするかもしれませんが、宗教ぽい話にはなりません。もっと意味不明な話で、もし意識を持つ生物が皆無になると跡形もなく消えてしまうことになりうる……ようなことがささやかれています。

 そうなるとワタシの考えはさらに飛躍していき。つまり、宇宙は意識を持つ生物のためにあるのではないかと。
 実験室の中で作られた現実の世界、という SFが物語ではなくなるかもしれないのです。

 この話。
 信じるか信じないかはあなた次第です……。



 おいおい。夏の思い出はどしたん? 

 やっぱ。熱波にやられとるな……。 ( ̄ω ̄;) アホヤ~






2022年 8月 1日(月)33.5℃(午前 8時53分)

思いはエンドレスサマーなのです……

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外はピーカンの夏空。
 あ、ところで青空をなぜピーカンというか、以前にも書きましたね。調べてみると2018年 7月10日でした。

 ま、タバコのピースの缶が青いからとか、鳥が空で『ピーピー』お陽様が『カンカン』だからとかはいいのです。とにかく血湧き肉躍るそんな季節です。
 でもずっとパソコンの呪縛に操られたシンデレラ(ワタシは男です)は泣く泣く仕事をすること……すでに 2か月を経過。

 なに書いてんだか意味不明になっていますが、だんだん思考力が無くなりつつありますね。

 これではいかん、と大昔ソロキャンパーで全国の山々を点々としていた記憶を消さないようにと続けているウォーキングに、俄然と力がこもるというものです。

 ちなみに当時のようなキャンパーはもう死滅したのかもしれません。ワタシも野原のウォーキングが精一杯ですし、ガソリンランタンも空っぽのままです。だいたい昔のように気軽に山に入ることはできません。かといってシャワー設備やウォシュレット付きのトイレがあるキャンプ場って、もはやキャンプとは言えないし……。
 ソロキャンパーが集まったキャンプ場はまるで趣味の集会場。こうなるとソロじゃないし。

 食う、寝る、出すをすべて自然の中で営み、1週間風呂に入れず、せめてと河原で洗髪をして悲鳴をあげていたころが懐かしいです。なにしろ季節が真冬ですから。
 二日間、野生の猿に石を投げつけられつつ、それを遠望して通り去るニホンカモシカの親子連れにビビっていたあの福井県の山中は今どうなっているのでしょうか。
 まきを割っていて指を大怪我。山から下りることができずに一晩止血をして朝を迎えたときの生命力のありがたみ。


 ……てなことを思い出しつつ、デザイナーさんからのメールとプロデューサーの監視の目をくぐって、今日も炎天下の中を歩いています。


気温35度 ピーカン状態です。ブルーライト軽減フィルター無しの青空です。




基本アスファルトの道は嫌いです。こんな場所ばかりを探しています。




完全に日陰無し。

カエルなら 半時でミイラになる天気ですが、ご安心ください。日よけの帽子と水を滴らせたタオルを被っています。それとリュックには凍らせたペットボトルと冷えたスポーツ飲料が入っています。



灼熱地獄に見つけたひんやりした陽陰。このコントラストがたまりまへん。




まさにオアシス。天然のクーラーです。


 このあと、残りの仕事を片付けて夕刻にはビールをグイっと。

 あ~。エンドレスサマ~ ぢゃ。



 熱波にやられとるな……。 ( ̄ω ̄;) アホヤ~




2022年 6月18日(土)27.5℃(午前 9時13分)

またまた難儀な案件です……

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前回の掲載からまたもや日にちが経過してしまいました。
 だいたいにおいて、掲載が滞っているときは何かごそごそやっているときで、今回はピクスタさんへ 3D画像の投稿(素材番号:89732266:90665357 など)をするのにあれやこれや。はたまた教材用の動画作りが再開しててんやわんやで過ごしていました。

 てんやわんやといえば。
 またもや After Effects(以降AE)で不具合が出て、にっちもさっちもいかなくなり、少々あせったりもしていました。

 どうも、最近の AEはワタシと相性が悪くてここんところ振り回され気味ですが。いかがなもんでしょ。
 ちなみに、AEにインポートした画像のリンクが突然切れるという不具合は、AEのバージョンを 22.4にあげてから発生しなくなりました。

 ほっとする間もなく、こんどは AEから Media Encoder(以降 ME)へキューを追加しなくなるという不具合です。MEにキューが追加されなくなるとどうなるか。それは納品するデータに変換できなくなります。つまり明日から路頭に迷うわけですね。

 焦ります。そりゃもう。
「おいおい、どーすんだよ。職安行く?」てな感じです。

 しかも理由はわかりませんが、制作中の 19本の作業ファイル(AEPと呼びます)のうち 2本だけ。
 なぜこの 2本だけ MEへキューが送れなくなったのか、まったくもって不明です。どのファイルも内容こそ違いますが、全体の構成や使用している各種ファイルの種類は同じものです。Aiファイル、psdファイル、mov、png、jpg、wav、mp3などが大量に使用されています。

 一つはっきりしていることは AEを去年のバージョン(AE2021)に戻すと正常になるということ。
「またか……」
 てな気分ですね。

 でも、仕事に差し支えますので、放っておくことはできません。対策案をひねり出さなくてはと、あれこれやっていましたら AEから MEを介さなければうまくいくというのが分かりました。

 具体的に書きますと、AEの中で QickTimeの movにエンコードして、それを MEにもちこめば、納品用の h264ができます。通常は AEから直接 MEへ送って h264に変換しているのですがそのルートを通らなければ可能でした。

「仲間割れか……?」と思いたいところです。

 こうなると自力解決に至りませんので、フォーラムに救済を求めたり、Adobeのサポートさんへもお願いしました。
 サポートセンターの担当者さんには、リモートで我が PCの恥部を念入りに調べてもらいましたが、その専門家さんでも首をかしげるだけで終了。
 フォーラムの助言もすべて効果無し。

「AEのバージョンを落とすか……」
 と半ばあきらめムードです。でもバージョンを落とすと 3D処理が極端に効率が悪くなるので、できれば今のバージョンで続行したいところです。

 現時点ではおかしな挙動になるファイルは 2本。ふつうなら目をつむるところですが、万が一このファイルが壊れてしまって、初めから組み立てなおすのは至難の業。それより不具合の出るファイルが増えていけばもっと悲惨なことになります。でも 3Dが……。

 と、 そんな状態で 1週間が過ぎたころで急展開が。

 問題の AEPファイルで C4d Lのデータを MEへ送るとすんなりキューが追加されたのです。最初は気づかず作業を続行していて、ふと。
「あれ、このファイルって 直接 MEに送れなかったはず……」
 習慣化している作業なので、すっかり問題のファイルだったことを忘れていました。
 もしや。と思い、そのままファイル全体を MEに送ったところ、何事もなくキューが追加されて h264に変換されたのです。


 結論です。
 原因は不明ですが、MEへキューが追加されなくなった AEPの中から MEへ C4d Lの書き出しをすると正常になることが判明。その後その AEPは他のと同じで問題なくキューが追加されます。
 しかし、一度でもその AEPのキャッシュを消すと、再びキューは追加されなくなります。そこでまた C4d Lの書き出しをすると正常に戻ります。

 これで AEPファイルが壊れていないことが確定しましたので、ひとまずこれでめでたしめでたしと……。

「だれがこんな特殊な案件読むねん!」

 と独り突っ込みをしつつ、また作業に戻るのでした。

  ( ̄ω ̄;) アホヤ~







2022年 5月 5日(木)26.5℃(午後 5時 1分)

青い溶岩……

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まるで青い溶岩のうねりのようなこの写真は、鏡遊びのなかで見つけた摩訶不思議な世界の一部分です。


クリックすると拡大されます

全貌を明かすとこうなります。


クリックすると拡大されます

まだなんだかわかりませんね。


 この写真は円柱状の物体の内部を鏡張りにして、ヘビの蛇行みたいに横向きにうねらせた中に球体を置いて動かしたときの静止画です。実際に蛇行する円柱状の鏡を作ることはほぼ不可能かと思いますが、3DCGを使えばそれが可能になります。しかも鏡に映しているはずの肝心の球体が写真に映っていません。こんなのは現実にはあり得ないことですが、これも3DCGのなせる業です。

 ここまで精細に見るためには写真の大きさを 11589×8186pxまで拡大しています。この映像をネットに載せるサイズまで圧縮して動画にしたのがこれ。
 かなり重たいので、通信環境が良くない場所からご覧になるにはダウンロードしていただくか、画質は落ちますが YouTubeからご覧ください。



画質が落ちますがユーチューブでもご覧いただけます。https://youtu.be/DGdVf-yqj-Y

前半には球体の姿が出ていますが、途中から消してうごめく模様だけが見られるようにしてあります。

 先に掲載した写真のように、緻密で精細な動画も不可能ではないのですが、そうするととてつもなく巨大なファイルになってしまい、ネットでの閲覧には向いていません。だいたいスタートから 20秒あたりのうねりの強さがギリギリ見られる範囲かなと感じています。

 ほかにもいろいろネタを探して実験を続けています。詳しくは 【27】もしも鏡がうねったら をご覧ください。






2022年 5月 2日(月)22.5℃(午後 12時55分)

球体鏡の内部へ……

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ずいぶん前の話になりますが、江戸川乱歩の短編小説にも出てくる球体の内部が鏡になった入れ物に入って明かりをつけたらどんな世界が待っているか。という話を実際に再現したテレビ番組を見たことがあります。

 うすら覚えの記憶ですみませんが、入った人の立体映像が反対になって浮かんでいるはずだということで実験が進められていくのです。でも球体の鏡が完全でなく、なんとなくそれらしいのが映った……で終わっていたような気がします。

 昔から鏡は特別な意味を含んだ物で、映しだされたモノは左右が反対になっているのはご存じのとおり。中でも合わせ鏡の奇妙さは、物理的な説明とは違った神秘性を帯びた何かを感じます。無限に続く自分の姿の奥深くにもしかしたら違うものが映っているのではないかとか、最も奥の顔が死ぬときの顔だとか。午前 0時に合わせ鏡をすると悪魔が通過するとか。いろいろと語られているのは身近で見ることができる不思議な現象だからでしょう。

 そんな鏡を球体にして空間を閉じ込めてしまうのです。光が入らなくなった内部は当然ですが真っ暗になります。なのでライト点けますが、その光はどう反射するのでしょう。そして鏡はそこに置いた物体をどう映し出すのか、360度ぐるり全面が合わせ鏡になるわけで、想像だにできないと思います。そしてそれを実際にやった番組があったのですが、記憶に残ったのは逆さになった立体鏡像が浮かんでいるという説明だけでした。

 鏡を球体にするなんて、さすがに合わせ鏡のようにお手軽に実験はできませんね。
 しかしです。しかーし! 進化したコンピュータグラフィックスはそれをいとも簡単に再現してくれるのです。

 少々大げさになりました。すみません。
 では、遠慮がちに小声で説明いたします。

 C4d Lを使えば、鏡面の球体が簡単に作れます。もちろんその中にカメラをセッティングしてライトを照らすこともできます。すると中の映像をパソコンの画面に出してくれます。
 どうですか?
 見れますよ。お手軽にです。

 ただーし!!

 ここで急激に声の音量を上げさせてください。

 C4d Lの物理シミュレーションが正しく機能しているのなら……。
 と付け加えておきます。

 あ、いや。正しいと思いますよ。これまで見てきた映像では目を見張るようなリアルな世界が繰り広げられていました。影の位置、濃さ。光の反射、拡散。まさに現実の世界のようでした。
 だったら、球体鏡のシミュレーションだって完璧のはずです。

 と何度も念を押すのは、奇妙な世界が映し出されたからです。ですので先に球体鏡内部の状況を説明させてください。そうでないと何がなんだかよくわからないものが映ります。見て理解するまでに時間が掛かるからです。

 まず、内部に置くのはピラミッド型の物体です。それ以外は何もありません。カメラは球体鏡の外から中に飛び込みます。フタを開けることもなくそのまますり抜けます。これも現実の世界ではできない芸当です。

 中に入るとピラミッド型の物体が球体鏡の中心でゆっくり反時計回りに回転しながら浮かんでいます。そういう状態だと素早く空間を認知してください。
 その後、カメラは目の前に浮かぶ鏡像をいろんな角度から見ようと少し動いた後、ピラミッドの物体を球体鏡の底に下ろします。

 たったこれだけの映像ですが、頭の中に疑問符がいっぱい出ると思います。それではどうぞ。

 画質が落ちますがユーチューブでもご覧いただけます。https://youtu.be/mYLvGz-gWR0

物体が球体鏡の中心にあるときはテレビのとおり、逆さになった立体の鏡像ができていますが、それ以外にまるで万華鏡みたいな世界が広がっているとは思ってもみませんでした。
 そして球体の底に降りていくピラミッドを映し出す鏡像の不思議な姿から妖気を感じたのはワタシだけでしょうか。

 本当にこう見えるのかどうかは、実際に大枚をはたいて球体鏡を作らないと実証できません。
 たぶんこうなるだろうな、と参考までに、あるいは酒の席でのネタにどうぞお使いください。

 ところが……。

「う~ん」

 まだ信じられないのは、疑り深い性格がおちゃめなワタシです。
 本当にあのように映し出されるのか?
 さっきから疑念でいっぱいです。

 ということで、急遽(きゅうきょ) C4d Lで合わせ鏡を作ってみました。興味がある方は【26】球体鏡の内部へ にお立ち寄りください。いろいろな鏡を作って実験しています。






2022年 4月30日(土)17℃(午前 6時25分)

エラーが止まらない……

Error no current context, Unknown BIB Error.invalid container,,0(83,3) が出る

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作業環境が改善したんだかしてないんだか、よくわからない状況で仕事をしていたつい先週のことです。身の毛のよだつ出来事に遭遇しました。

 水曜日の朝。依頼されていたアニメーションによる製品紹介映像をクライアントさんにプレビューする日でした。4社協賛の製品ですので、金曜日の午後には 4社の担当さんが集まるそうです。それまでに昨夜の修正を行わなければいけないスケージュールでしたが、金曜日までまだ 2日もある 余裕のよっちゃん でした。

 鼻歌交じりで AE(After Effects:映像編集ソフト)で作業していると、突然のエラーメッセージが。


ちなみに KEYOSSでのオーサリングソフト使用率は AEが60%、C4d_Lが25%、Ai(イラストレーター)が14%、Ps(フォトショップ)が1%ほどです。実写動画の編集があまりありませんので Pr(プレミア)はめったに使わなくなってしまいました。

 このように使用率の大半を占める AEで見たことのないエラーが出ると、一瞬心臓が止まりそうになるのは経験者の方ならお分かりいただけると思います。

 ひとまず、応急的処置として『映像キャッシュ』の削除を行いました。もちろん RAMからキャッシュディスクまですべてを掃除。で、作業再開。

 しばらくすると、


ぬあんだこれ?


 とりあえず『OK』を押し、ふたたび再生すると、またもや同じエラー。
 今度は数回『OK』を押さないと消えない状況に。
 プレビューのキャッシュを捨てて、映像内の別の場所で再生をしても、初めは問題なく再生されるのですが、途中から、またこれ。


オーマイガっ!?

キャッシュを捨てると動くのですが、エラーが出た場所とは違うところを再生中にもかかわらず。同じエラーが連発。

「こういうときは、あれだ」
 そうです、あれです。

 AE遣いの人々が信じてやまない、環境設定ファイルの初期化です。これを実行すれば大体の不具合は直るという、万能薬みたいなものです。

 パソコンを再起動してから、処置を施して作業開始。
 そして、エラーが出たあたりに再生バーを移動させてから再生。

 問題なくその場所を通過。ホッと胸をなでおろしつつ、
「やっぱ万能薬はよく効くね~」などとつぶやいていいる矢先。


お~の~

そして、ふたたび、このエラーの連発。



死んだね……。

 はい。死にました。
 あ、いや。まだ死にません。こちらにはもう一つの救世主様がいます。

 もう一台のパソコンに作業フォルダを移動させて、とにかくこの数日はそっちで乗り切ろう。

 この考えは、エラーを出す原因はついこの間実行した、AEのバージョンアップで何らかの不具合が起きたのだと推測したからです。
 なぜなら、After Effects 2022(以降 AE2022)にバージョンアップした直後の AEは C4d Lのファイルをメディアエンコーダーに接続した後ハングアップするという、結構痛いバグがあって、しばらくバージョンを落として使用していた経緯があります。

 もう一台のパソコンは一代旧式で、グラフィックカードが GTX-1080、RAM32GBですが、まだまだ現役で仕事ができます。ただ 3Dのレンダリングを考えると少々力不足です。

 作業フォルダをこっちに移動、作業開始。
 無事に進行し、一旦エンコードして、プロデューサーからもオーケーが入って一段落。

 次の作業に入ったところで、


ガビィ~~ン

これで決定しました。原因はパソコンではなく、作業データのほうです。

 まるで死刑宣告を喰らったようです。
 金曜日まで残り二日。ここまでひと月掛かったものを最初から作り直すのはもはや不可能。

 昨夜までのバックアップがありますので、今日一日をやり直せばいいだけだと気を取り直し。とりあえず原因を探ることに。

 どこかにエラーとなる原因があるはずです。だいたいにおいてバグの原因はくだらないことが多いもので、バグを見つけてン十年。こういうときはパニックにならずに落ち着いて、理論的に頭を働かせればいいのです。

 経緯をこれ以上説明しますと長くなりますので、ここからは結果だけを記載します。

 エラーが出る場所が不定のように思えたのは、前回エラーが出た場所なのに、次にやるとエラーが出なくなったりするからです。エラーを出しているのはコンポジション(動かす画像のパーツが組まれたもの)ではないのか? ならなんだろ?
 という混乱を招く結果になりました。

 しかしエラーを出すコンポジションを見つけてから、この理由が理解できました。再生バーが通過したコンポジションではなくて、 RAMプレビューが進んでいった先にあるコンポジションにエラーがあったからでした。


 AEの作業画面には再生バーが通過する場所が映し出されるため、そのあたりばかりを探ってしまいますが、RAMプレビューはもっと先に延びています。しかもキャッシュを消すとしばらくエラーが出なくなるのも同じ理由で、RAMプレビューが再生バーの位置から始まるために、しばらくエラーが出なかったのです。


 エラーを出すコンポジションをどうやって見つけたか。

 これはプログラムのデバッグと同じで、いっぺんに複数の処理を動かさずに、一つずつ調べていくという基本に戻って、レイヤーパネルの表示ボタンをすべて非表示にしてから、一つずつオンにして調べます。表示にした途端エラーが出たら、そのコンポジションにエラーが含まれていますので、その下の階層に入り、再び同じことを繰り返していくと、最終的にあるフッテージに行き着きました。

 それは一つの Aiデータでした。プロジェクトパネルを開くと、その Aiデータだけがプレビューされずに透明状態になっています。しかしデータとのリンク切れの警告も出ていないし、画像のサイズだって正しく表示されていますので、まるで存在しているようですが、画面は真っ黒のままです。
 そこで、その Aiデータをもう一度『フッテージの置き換え』で上書きしたところ、エラーが止まりました。
 エラーを出していたフッテージは全部で 3つありました。すべてを元のデータで書き換えてからはエラーが出なくなりました。

 制作中の映像は、デザイナーさんが描いた大量の Aiデータとリンクをしていますので、リンク切れは致命的ですが、リンクの場所までのパスさえつないでやれば不具合は解消されるのがいつものことです。しかし、今回のエラーは、リンク切れを起こしたのではなく、何らかの原因で、リンク先のパスは存在するのに、他の重要なデータが消えてしまったのだと推測されます。だから"no current context(コンテキストがありません)"、だから "invalid container(無効な容器)"と出ていたわけでした。

 ではなぜ、リンク先を示すデータはあるのに中身が消えてしまったのか。これに関しては原因は不明ですが、AE2022を使っていると、いまでも何かの拍子にこのエラーが出ます。ただ対処の仕方が解りましたので、エラー元のフッテージを見つけて、つぶれたデータをよみがえらせると直ります。

 どちらにしても、こんな爆弾ソフトは使えませんので、今は AE2021で作業をしています。AE2021ではこのエラーが出たことがありません。
 もし不運にも遭遇してしまった方は、お試しください。復帰をお祈り申し上げます。
 ほかにもトラブル対策案をまとめてあります。こちらもよろしければご覧ください。 AE_TroubleShooting.html


とても心臓に悪いのです……。  ( ̄ヘ ̄;)



【補足】
 環境設定→メディア&ディスクキャッシュ→データーベースとキャッシュをクリーン にある、クリーンボタンを押しましたが、やはりエラーが時々出ます。リンクが消えるフッテージに規則はなく、どれが消えるかは今のところランダムです。

 解っているのは、
・AE2022で作業していると発生します。
・AEの再起動でリンクが戻ることもありますが、最悪はパソコンの再起動でも戻らないときがあります。
 その時は、エラーが出たフッテージを探して、『フッテージの置き換え』で上書きするしかないです。

 何が原因でそうなるのか、AE2022のバグなのかは現在調査中です。


2022_04_30_am10現在。
下記の設定を行ってから今のところエラーが出ていません


 環境設定→プレビュー→アイドル時にフレームをキャッシュ→キャッシュフレーム を『現在の時間から』に。
 環境設定→メモリとパフォーマンス→パフォーマンス→マルチフレームレンダリングを有効にする のチェックを外す。







2022年 4月29日(金)23.5℃(午前 10時19分)

横倒しのディスプレイを使ってみて……

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ディスプレイを横倒しにして、デスクの上に置く話を前回させてもらいましが、その状態で仕事を続けてきて 10日が過ぎました。

 すこぶる調子がいいです。

 下を向いて仕事ができますので、目も肩も楽でキーボードも打ち込みやすく感じます。
 視点の移動が少なくなりましたので、目が疲れにくいのはもちろんですが、作業画面をグイっとのぞき込めますので大きく見えます。おかげでウィンドウズのディスプレイ設定を 100%に戻しても問題なく見られて、作業で使うソフトが妙に身近に感じます。以前の 175%設定がうそのようです。


 いいことずくめなのですが、最大の欠点があります。照明を点けるとまともに反射して画面が見えなくなることです。

 それなら陽が沈む前に仕事を終えれば、目の疲れもひどくならず理想的なのですが、朝活 20年でズレた生活周期は簡単にもとに戻せず、午前 4時に仕事開始が普通の身ですので、世間はまだ真っ暗。照明を点けないわけにはいかないので、点けると画面が見えない。この矛盾を解消するためにやった苦渋の選択は、デスクに LEDスタンドを置くこと。手元だけは明るく部屋は薄暗い、まるで受験生の勉強部屋みたいな状況で夜明けを待っています。



 やっぱり昭和で止まっとるな……。 ( ̄ω ̄;) アホヤ~





2022年 4月18日(月)21℃(午前 7時49分)

作業スタイルを変えてみました……

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最近目の疲れがひどく、夜になると目の奥が痛くなるほどです。これはヤバい症状かも、とビビりだすお年頃ですので、対策案をひねり出していました。

 どうするか……。

 パソコンから離れるのが手っ取り早いのですが、そうするとゴハンを食べる手段をなくします。箸と茶碗だけでは生きていけないのです。

 作業時間は減らさず目が疲れないようにするには……。

 作業以外のときは目をつむる。
 トイレや入浴時間は極力目を使わず閉じておく。無駄にテレビを見ないでさっさと寝る。
 こんなのはとっくにやっています。

「やっとんのかい!」

 ウォーキングの最中でも一直線で障害物のない土手の上なんかでは目をつむって歩いてやろうかしらとさえ思っている次第です。

 とまあ、いろいろ考えていたら、最近気づきました。

 仕事場では 3台のディスプレイを使って作業をしているのですが、そのうちの1台がプロデューサーとリモートでつながっています。
 早い話が作業中の画面を共有しつつ仕事を進めようというものです。これは思ったよりも好評でして、作業が進むほどに制作方針と内容がズレてしまい、やり直しとか修正を受けるのがほとんどですが、このような方法で作業を進めると、ズレはじめる前に指示が飛んできますので、効率がとてもよくなります。

 問題はその画面がメイン画面の上の段に置かれているため、いつの間にか上の段のディスプレイで作業するようになり、常に上目遣いで仕事をしてしまいがちです。これが疲れやすい原因だと突き止めました。

 そこでディスプレイの大胆な配置替えをしてみました。
 手元に置いたキーボードから上へ向かって反りあがるように3台のディスプレイを置いてみたのです。


キーボードから最上段まで一直線

いろいろと版権の問題になる画面が映ってますので少々見にくいですが、メインディスプレイの左横に置いてあったサブディスプレイをデスクの上に斜めに置き、そこを作業画面にしたのです。こうすると作業中の画面を上から覗き込むようになり、左右を見ることもなく上に視線を移動するだけで全体が見えますので、とても目が楽になります。そして 3Dアニメーションなどで置き場に困っていたタイムライン画面や描画作業をど真ん中に鎮座するメインディスプレイに映します。

 プロデューサーとリモートでつながった画面にはこれまでどおり、新たなビューを作って、そこへ最新の状態をプレビューするようにしたところ、これが好結果。作業は下を向いて没頭できますし、拡大して大きく見たいときは正面。プロデューサーにはいつものように上の段のディスプレイを見てもらっています。


 何か不都合が出るか、しばらくこれで仕事をしてみます。



 前しか見ないって、競走馬の目かくしかっ……。 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン







2022年 4月11日(月)23℃(午前 7時56分)

へたくそな絵を立体にしたらどうなるか……

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山菜の話の次にするのも心苦しいのですが、このとりとめのない無茶苦茶な内容で七変化するのが、ここのサイトの特徴でして……。

 またまたデジタルな話に戻ります。



 パースのついた 2Dの絵を強制的に 3Dにするという仕事がやってきました。簡単に説明しますと、アナモルフィック的な絵の解析から本物の 3D画像を作るモノです。

「よけいに解らんくなったゾ」
 そうです。チーム全員が煙(けむ)を吐きました。


 アナモルフィック(アナモフィック)の例をあげますと、実際は平面の物なのに、ある角度から見ると完璧な立体物に見える現象です。錯視とか歪像とか言われるモノです。
 ただ今回のはその逆で、立体物に見える絵から本当の姿を作る試みです。試みと書かせていただいたのは、実物の図面(設計図)を見て作るのではなく、平面に描かれた絵だけを見て立体物を作るのですから、奥行きの情報がありません。つまり奥行きは想像にお任せでいいので、なるべくそれらしい形になればオーケーという超アバウトな仕様でした。

 なにそれ……。
 と吐息されたかもしれませんが、勘のいい方ならピンときたと思います。
 各面が平たくて凸多面体なら何でもよし。問題はその辺、面、頂点の数であるというと……。
 そうです。オイラーの多面体定理です。それに関するものでしたが、それをさらに推し進めて考えてみたのが、今回のアナモルフィックな絵から立体物を作る、という試みです。


 具体的にやってみます。
 まず立体を絵に描いた平面画像を準備します。
 Adobe Illustrator(Ai)で描いたへたくそな立体図です。


クリックすると拡大されます

パースが歪んでいるように見えるこの平面図と同じ立体物が実際にあったとしたら、どのような物が目の前に展開するのか、を探るものです。


クリックすると拡大されます

素直に肉付けをしたらこうなりました。ここまでは Aiでも数分で完成です。
これが目の前に現れて、見る角度を変えていったらどうなるか。


こうなりました。



物体が変形しているように錯覚しますが、変化しているのは視点だけです。
 興味のある方は【24】3Dショートショート その1 をご覧ください。


 アナモルフィックの面白いところは、まともな絵に見えた瞬間でシャッターを切った写真(平面図)が実はとんでもない形のものだったよ、と種明かしをするところですが、今回のはまともな絵になる下絵が陳腐すぎて、なんの感動も生みませんでした。



 正面から見たときだけ『根性』という立体文字が浮き出る出るような置物を作れば土産物屋さんで売れるかも……。


 時代が昭和で止まっとるな……。 ( ̄ω ̄;) アホヤ~





2022年 4月 8日(金)20.5℃(午前 8時56分)

世間は春……

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このあいだプロデューサーと打ち合わせをするために、久しぶりに駅まで出かけたら桜が満開でびっくりしました。
 長いあいだ缶詰状態で仕事をしてたとはいえ、サクラが咲いたことすら気づかないなんて、これはちょっとまずいかもと思い、天気もいいのでようやく意識を外に向けることにしました。


 つい最近まで近くの土手は枯れ果てた荒涼たる景色でしたが、気づくとツクシもそろそろ終わり、白や黄色のチョウチョが乱舞する季節です。
 そうなると気になるのは草むらの中。『止まったら死ぬのだ病』患者はじっとしていることができません。ツクシの次は野蒜(ノビル)です。ワタシ的には『ネビロ』と呼んでいます。

 何かというと、山菜の一種で、ほぼニラとラッキョウの中間みたいな植物です。日当たりのいい土手や田んぼのあぜ道に群生しているので知っている人も多いと思います。近所の土手にもいくらでも生えているのですが、ほとんどの人が採らないために伸び放題になっています。ツクシを採っている人は見かけるのですが、野蒜を採っている人はあまり見かけません。個人的にはツクシより野蒜のほうが美味しいと思います。

 天気のいい日にウォーキングがてら、野蒜の群生場所を記録した脳内マップを更新しながら、春になったら採りに行くぞと思いつつもなかなか実行しないのは、誰も採らないため、そこら中に生えてしまった野蒜は希少的な価値がどんどん下がってしまったわけです。
 それに加えて地面が固く素手で力任せに抜くとちぎれてしまうのも、採る人が少ない理由の一つかもしれません。以前住んでいた土地では田んぼのあぜ道に生えていましたので、簡単に抜くことができて、よく採りに行きました。

 今日もそんな気分でてくてく土手を歩いていると、いくつかの群生地が目に留まりました。
 ところで、普通の雑草と野蒜の見極めですが、まず、雑草は濃い緑ですが、野蒜は色が鮮やかな黄緑。次に雑草は厚みのない平たい葉なのに対して野蒜はネギと同じように肉厚のしゅっと伸びた葉です。そして決定的なのはその匂い。まるでニラ、あるいはネギ、ラッキョウ、そんな香りが漂います。
 蕨(ワラビ)も慣れると草の中で光って見えてきますが、野蒜も同じで、雑草の中に埋もれていても光り輝いて見えますので遠くからでも解ります。

 ところでなんでそんなに詳しいのかと思われる方にご説明します。
 何度も書いているのですが、いまでこそインドアの王者みたいなことをほざいていますが、皆さんが普通に使っている、キャンパーだとかソロキャンプという言葉を 40年以上も前から使っていた人間だと自負しております。季節問わず常に山の中を闊歩してました。
 その話はいずれ西宮文学全集でまとめたいと思っていますが、今は多忙すぎて手が出せずです。すみません。


 話がそれました。戻します……。

 パソコンのディスプレイを見る目とは異なる眼力で見つけた野蒜の群生地で足を止め、なんとなく太そうなヤツの根元を持って引き抜こうと力をかけましたがびくともしません。さらに力を加えると引きちぎれて無駄になりますので途中で断念。今度スコップを持ってこよう、と思い立ちあがります。いつもこのパターンで季節が過ぎてしまうのですが、今日は違いました。

 そこから 1キロほど上流へ。土手ではなく河原のほうへ目を向けると、濃い緑の中にひときわ大きな黄緑色の草むら。もしあれが野蒜だとしたら、ここらで見るものより数倍大きいぞ、と。小躍りする衝動を抑えつつ河原に広がる雑草地帯を前進。夏は背丈を大きく超える草に覆われていて、人が入り込めない河原には道なんてなくて足元が超不安定です。冬から春までの短い期間だけ侵入が許される、そんな空間が広がっていました。

「太っと!」
 思わずもれた独り言。


ピンボケですみませんが、太さは親指ほどもあり、立派なネギともいえる野蒜でした。

 河原なので、土手とは違ってたくさんの枯草の堆肥に植わっていためとても土が柔らかくて素手で何本も抜けました。


 土がついているので川で軽く洗います。


土手に生えている野蒜なら指の爪ほどの球根=鱗茎(りんけい)がついていますが、ここらは土地が肥えているのでしょう、小さな玉ねぎほどの大きさでした。



帰って来てもう一度水洗い。泥のついた皮をはぎましたのでだいぶ小振りになっていますが、茎なんかは何度見てもネギにしか見えない貫禄のあるお姿です。


 本来なら酢味噌和えが似合うのですが、何しろ太くて大きいので硬い可能性がありましたので、少し変わったところで、根っこはから揚げにして、緑の柔らかい部分は朝のみそ汁の具材に利用しました。


食感と味ですが、茎はネギ、鱗茎はタマネギでした。柔らかくてほんのり甘くて、ポテトやシシトウのから揚げとあわせるといいかもしれません。



 季節と言えば……。
 ワラビ採りもいいのですが、思い出すのはやはりタラの芽。
 お店に売っているのは芽の部分です。『タラの芽』なので当然ですが、本当に美味しいのは、この芽が吹いてひと葉、ふた葉が出たあたりを『ぽきっ』と折ってその場で天ぷら。
 たまらないっすね。
 あ~。タラの芽を採りに行きたくなってきた。


 久しぶりに深山に潜り込みますか……。

 あ? ダメ?
 納期が迫ってきている?

 はぁぁぁ……。   ( ̄ω ̄;)...仕事せーよ