【2】複雑怪奇なマネージャ構成

アンダーラインが引かれた文字にマウスを乗せると補足が出ます。戻る   デジタル降魔録へ   次へ


まずは C4D Lの作業画面に散らばるアイコン類です。カッコよく書けばグラフィック・ユーザー・インターフェースです。長いな……。


色付きの枠で囲ってあるパネルすべてが、マネージャと呼ばれるウインドウです。

 このマネージャは個々に独立したマルチスレッド処理になっていますので、データが連携しているそうです。

 と C4D L歴 4か月の新米ペーペーが断言できるのは、R9の pdf取説を見つけたからです。そこに書かれていました。

「じゃあこの文章は丸写しか?」

 と~んでもございません。R9ですよ。目の前にあるのは R21です。 取り返しのつかない ほど過去の物です。インターフェースの絵が全然違うし、そこに書かれていない機能が R21には山ほどあります。つまり基本的なところは同じだけど、使い方は大きく変化しているのです。大げさに書けば MS-DOSと Windows10ぐらいの 差があります


 さて……、写真に戻ります。

 しかしマネージャさんの多いこと。それに上のフチだけでなく、左右のフチまで所狭しとツールアイコンやタブが並んでいます。R9の取説では右縦のタブ類はありませんので相当に機能が増えたことが窺えます。

 ちなみにこの取説ですが、なんと1129ページもありました。

「まじっすか!」
 マジです。pdfのページ数がそうなっています。

 ちょっと絶句してもらったところで……。
 1000ページ超えの取説を漁っていたら時間が掛かって仕方ありませので、4か月触ってきて分かったことを吟味して、よく理解している AEと比較してみます。

 もう一度写真を……。


[桃色枠] エディタビュー
[緑色枠] オブジェクトマネージャ(OM)
[青色枠] 属性マネージャ
[橙色枠] マテリアルマネージャ

よく見てください。マネージャごとにウインドウメニューが並んでいます。いかに複雑なのかが、如実に出ていますね。

[桃色枠] エディタビュー

AEでいうところのコンポジションウインドウです。3D特有の4面ビューにもなります。ピンク枠のウインドウメニューの最も右端のアイコンがそれです。

 その左側 3つのアイコンはビューの向きを変えるアイコンです。いろいろ動かして慣れてください。
 ただビューの方向を変えるのにアイコンへマウスを持って行くぐらいなら、ショートカットキーで動かしたほうがはるかに効率が上がります。実務ではショートカットキーを使いましょう。次回【混乱するショートカット】で説明します。

 またこのエディタビューも【ウインドウ】→【新規ビューパネル】でいくつでも出せますが、AEへ送ってレンダリングするのはどれか一つのビューです。そのあたりは【AEとの連携】をご覧ください。


[緑色枠] オブジェクトマネージャ(OM)

AEでいうところのプロジェクトウインドウとレイヤーを混ぜたような感じです。AEと同じように親子関係にするなら階層にするだけです。子が下層になり、階層から外せば親子関係のない別のオブジェクトとして扱われます。

 またレイヤーという言葉もここで目にすることがありますが、AEと違うものですので、詳細は【【9】ヌルはヌルなのに。レイヤーはなぜ?】にて掲載します。
C4D Lでもヌルが出てきます。AEと同じで映像には現れませんが重要な役割をするだけでなく、AEより多用するかもしれません。


[青色枠] 属性マネージャ

AEでいえばレイヤーパネルのトランスフォームパネル周辺とよく似ています。


[橙色枠] マテリアルマネージャ

製作したオブジェクトに色付けをしたり質感を作るマテリアルが並びます。AEのマテリアルオプションの比ではないです。

すべての機能を使う必要はないので、初めは簡単なところから行きました。マテリアルエディタなんか、カラーチャンネルぐらいは解りますが他のチャンネルは意味不明の魔法みたいです。どこをどうしたって反映されないものもありますし、とんでもなくサイケデリックな物体が登場したりします。

 それにしても各マネージャ内にはタブがいくつもありますね。使い方なんか解らないですが、中が細かく分かれています。
 初めのうちは二度と出せない設定パネルがあるかもしれませんので、重要なマネージャとその中の構造を簡単に記載しておきます。

 もう一度写真を――。


[桃色枠] エディタビュー
[緑色枠] オブジェクトマネージャ(OM)
[青色枠] 属性マネージャ
[橙色枠] マテリアルマネージャ

[桃色枠] エディタビュー

ここでよく使うウインドウメニューは【カメラ】と【フィルタ】ぐらいです。
【カメラ】はカメラを使いだすとたまに開いてカメラの確認をするぐらいです。カメラを使うのはもっと先です。

【フィルタ】はエディタビュー内で補助的に描かれる絵などを出したり消したりできます。補助的な絵というのはレンダリングしても出てきませんが、作成中には必要なもので、カメラの絵なんかはその典型です。カメラがどっちを向くかが瞭然となります。

 これはAEにもあります。光りを当てるライトがどっちを向いているかなどが描かれています。それと同じでものです。またオブジェクトの邪魔になるようなときは消すこともできます。それが【フィルタ】です。ガイドやグリッドなども出したり消したりできます。

 ちなみにガイドは AEと同じ目的なのですが、出し方がまったく異なっていてすごく戸惑います。やってみてください。ガイドを出しても何も表示されないときは【フィルタ】内で【ガイド】のチェックが外れています。


[緑色枠] オブジェクトマネージャ(OM)

作成したオブジェクトをここで管理します。

 規模が大きくなると混乱しますので、オブジェクトは名前を付けるように心がけています。名前欄をWクリックすると入力フィールドが開きますのでキーボードから好きな名前を入れます。一つ残念なのは C4D Lの R21ではバグがあるようで、全角文字が一つずつしか入らなくなるときがあります。何をきっかけにそうなるかは不明です。C4D Lを再起動すると直ってますが、気がつくと再びバグります。

 AEのように親子関係を作るなら階層にします。下層が子になり、動きが親に従います。
 OMの右側にある広い空間は、タグと呼ばれるものを張り付ける場所で、使用するマテリアルの小さいなアイコンなどもここに並びます。

 イラストレーター(以降 Ai)で作ったパスを AEに取り込むことをよくやりますが、C4D Lでもできるとは知りませんでした。そんなときに使うのが、【オブジェクトマネージャ】のウインドウメニュー【ファイル】→【オブジェクトをマージする】です。ここからAiファイルを選んで、出てきたダイアログの【スプラインを一体化】にチェック入れて読み込むと、スプラインとして取り込まれます。

 スプラインというのは AEでいえばベジェ曲線みたいなもの、でよいのではないでしょか。厳密には違うと思いますが自由曲線です。つまりパスです。線。

 それより重要な注意が……。
 読み込めるAiファイルはバージョン 8という大昔のでないとダメみたいです。色々試しましたが、それ以外のバージョンでは完全無視をかまされ ます。Adobeさんバージョン 8を消さないでお願いします。


[青色枠] 属性マネージャ

ここはとても重要で、またややこしい部類のマネージャかもしれません。OMやエディタビューのオブジェクトをクリックすると、ここの内容がパラパラ替わりますし、OMのタグをクリックしてもここが大きく変わります。
 困るのはその変化が激しくて、最初のうちはとってもついていけません。お馴染みのモノもあるのですが、初めて見る項目や、めったに出てこないものもあり「いったいここはどこ? ワタシはだぁれ?」てなことになります。そんな迷子たちには【迷い人への燈し火】を準備してあります。迷宮の魔回廊に迷い込んだワタシが作ったC4D Lマップです。

「いま迷ってんだよ」という方のために。
 【属性マネージャ】の【モード】→【オブジェクト】にしてください。たぶんほっとすると思います。

 また、 オブジェクトの属性マネージャでよく使うのは【座標】ボタンですが、他にも【基本】【オブジェクト】はよく使用します。

 やがて気づくと思いますが、AEにあったアンカーポイントが出てきません。まだペーペーで詳しく述べることができませんが、どうもC4D Lではそれを『軸』と呼んでいてその軸のある位置が座標の X、Y、Zになっているようです。そしてその軸を動かすとオブジェクトも一緒に動いてしまって軸は常にオブジェクトの中心にある状態になります。

「うそっ!?」
 となった人がおられるでしょう。そうです、回転のときに困るのです。回転軸がオブジェクトの中心だととても困ったことが起きます。これに関しては【 回転は迷宮への路 】で詳しく報告します。ここではとてもじゃありませんが書き尽くせません。


[橙色枠] マテリアルマネージャ

このマネージャは難しくありませんので安心してください。難しいのは、ここでマテリアルアイコンをWクリックした先に出てくるマテリアルエディタです。ここはもう4次元世界とだけ表記しておきましょう。意味不明の異世界が広がっていました。


 次回。ワタシが崇拝するキーボードショートカットはどうなっているのか、まとめてあります。




【2】複雑怪奇なマネージャ構成   お疲れ様でした

戻る   トップへ   次へ